多面体F

集会報告、読書記録、観劇記録などの「ときどき日記」

小津安二郎の「お早よう」

2008年09月19日 | 観劇など
小津のカラー第2作「お早よう」(1959年)をみた。ちょうど皇太子成婚でテレビが一般家庭に普及し始めたころの作品だ。重役と平社員の社内での「身分」格差を子どもの視点からとらえた「生れてはみたけれど」(1932年)の戦後版ともいわれる。しかし大人の世界も重層的に描いた作品だった。まとまりという点ではいまひとつだが、佳作だった。 . . . 本文を読む
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