多面体F

集会報告、読書記録、観劇記録などの「ときどき日記」

練馬高校で、卒業の朝のビラまき

2010年03月16日 | 日記
4日前に雪が降ったとは信じられないような春めいて暖かい土曜の朝、練馬高校校門前でチラシをまいた。到着したのは8時半ごろだった。
練馬高校は、有楽町線平和台から20分、大江戸線練馬春日町から15分の場所にある。生徒の三分の一から半分くらいは自転車通学で、保護者のなかにはタクシーで乗り付ける人もいた。1963年創立なのでもうすぐ50周年で、民主党・長妻昭大臣の出身校である。

わたしはメンバーではないが、区内では練馬教育問題交流会が熱心にビラまき行動に取り組んでいる。井草、石神井、光が丘に続きこれで4校目になり、この日は保谷で、16日には大泉でももビラまきをするそうだ。
まいたのは、都教委包囲・首都圏ネットワークのピンクのビラと練馬教育問題交流会の黄色のビラの2種類を1セットにしたものである。都教委包囲のビラは、表面で「ご卒業おめでとうございます。あなたにも私にも、立たない、歌わない自由があります」と、起立をうながすことは憲法違反であることを述べ、裏面で03年の10.23通達をはじめ「職員会議での挙手・採決禁止」通達、処分、強制異動で学校が変わったことを説明している。一方、練馬教育問題交流会のほうは「良心の自由ってなんだろう?」と、生徒や保護者に「自由な都立」「都立の自由」をいっしょに考えようと呼びかけるビラだった。

袴や着飾った生徒はいない。卒業生か在校生か見分けがつかないので「お早うございます」と声をかけながらビラを渡した。生徒は「なんのチラシ?」などと言いながらもだいたい受け取ってくれた。風が強いので自転車通学の生徒には渡しにくい。できるだけ前のカゴに投げ入れるようにした。自転車を停車して「ありがとうございます」と言ってくれる生徒もいた。練馬高校の生徒は、礼儀正しく素直な生徒が多い。受付開始が9時、卒業生入場が9時45分だったので、生徒の入門のピークは8時50分ごろだった。7割くらいの生徒に手渡すことができた。
保護者には「ご卒業おめでとうございます」と言いながら渡すと、こちらがスーツ姿だったせいもあるのだろうが、ほとんど受け取ってくれる。ピークは9時20分ごろだった。
校門警備の教職員は3人だったが、お決まりの「敷地に立ち入らないでください、生徒には配らないでください」というようなことは何も言わなかった。教職員でもずいぶん若い人もいて、はじめは生徒かと思ったほどだった(たんに、こちらが年をとっただけかもしれない)。
6人で撒いたビラは260セット合計520枚だった。門柱には、昨年の光が丘高校ほど派手ではないが、日の丸がはためていた。生徒や保護者がどのように読んでくれるのかはわからないが、国旗掲揚や君が代斉唱が当たり前のことではないということは認識してもらえたと思う。卒業式の校門前ビラまきに参加して3年になるが、今日もビラまきをしてよかったと思った
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