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集会報告、読書記録、観劇記録などの「ときどき日記」

8.27都教委包囲アクションに参加

2007年08月28日 | 集会報告
都教委包囲首都圏ネットワークの8.27 都教委包囲アクションに夜の部のみ参加した。少し道に迷い、大内裕和氏(松山大学)のミニ講演が終わったところからだったので、一部のみの集会報告である(この日のアクション全体はこちらを参照)。


都教委包囲ネットの見城樹さんから次のような呼びかけがあった。
教員以外の労働者から学校批判・教職員批判を受けることがある。そういう方に自分の置かれている立場をきちんと説明することが重要だ。そこから本当の連帯感が生まれる。そのためには労働者に通じる言葉で語りかける必要がある。そうしなければ、この教育介入は止められない。

地方からの発言では、大分、石川、神奈川の方がスピーチされた。
大分のMさんは大正12年生まれで今年84歳の女性。「憲法9条を変えるな」の百万人署名運動で街角に立ち続けて2年になる。

周囲に人がいないとき、そっと寄ってきて話かける人がいる。
60年間、家族にもだれにもできなかった話だと断って「中国にいたとき、朝起きると中国人の生首がずらっと並んでいた」と言う。語り終えると、ほっとしたような顔で帰っていく。しかし、自分が殺したとは言わない。
わたしも戦時中、大分で「行ってらっしゃい」と多くの兵士を送り出した。送り出されたほうは、もっとつらいだろうが、送り出したほうも60年たって苦い思い出になっている。これが戦争を体験したということだ。
戦争は人間が人間を殺すこと。戦争はやらない、9条を守ることが大切だ。

石川のIさんは北陸三県の7月参議院選の状況を報告、神奈川のSさんは「根津さん、河原井さんらを解雇させない闘い」はアメリカの教職員組合でも支持され、「日の君処分反対」に99%の人が署名してくれたと報告された。

その他、障害児を普通学校に通わせる運動をしているSさん、7月の都立中高一貫校の教科書採択を傍聴された杉並のOさん、7月に区教委により組合事務所の玄関に「立入禁止」の貼り紙を掲示された杉教組のHさん、辺野古の現状を報告された沖縄・一坪反戦地主会のYさん、不当解雇撤回闘争を20年続けておられる国労闘争団のSさんのスピーチがあった。

行動提起として、憲法改悪反対、10.23通達撤回、改悪教育基本法を実体化させないこと、具体的には裁判傍聴、再発防止研修抗議・支援行動、集会参加、来春の卒入学式への取組みなどの呼びかけがあった。
最後に「団結がんばろう」のシュプレヒコールで集会を終えた。

☆場所は、西新宿小学校と同じ敷地内にある西新宿子ども館。体育館の床に座る方式だったが、スペースが広いからか、意外なことに楽だった。
駅を目指して歩く帰り道、連日の猛暑で体は夏バテ気味だが、心は高揚していた。
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