チュイリー公園にあるオランジュリー美術館が、長年の工事を経て2006年5月に
リニューアルオープン。1927年、モネの指示の元に「自然光の入る場所に睡蓮の展示を」と
内装を施して開館したが、60年代の改装で睡蓮の間は外光が遮断されてしまう。
そこでモネの遺志を再現するために2000年から工事をスタート。
5年間のクローズ期間を経て、柔らかい光が作品に降り注ぐ美しい展示室が誕生した。
長い間、観れなかったのだからせっかく観れるようになったのだから
是非、観ておいた方がいいというおじ様のお勧めで、来館。
オランジュリーは元々ナポレオン3世の命で作られた場所。冬の間、オレンジなどの
果実を保護しておくための温室だった。1927年にモネの『睡蓮』を寄贈され、
国立美術館としての歴史が始まった。
写真左:「The Musee I'Orangerie」というガイドブック。展示されている絵画の他に
建物の歴史などにも触れられており、建築に興味のある私にとっては、絵画と建築が
楽しめるなかなか良い趣向のガイドブック。英語なのがたまにキズ。
写真右:ガイドブックの中で紹介されている、建物の変遷。オレンジの温室だったから
「オランジュリー」という名称であることが興味深い。
オランジュリー美術館のチケットはモネの「睡蓮」がデザインされている。
1階 モネの連作「睡蓮」
1914~1918年にパリ北部にあるノルマンディ地方ジヴェルニーのモネのアトリエで
描かれた大作。時の首相クレマンソーの提案により、画家本人の意思で美術館に
寄贈された。1階はこの作品のみの展示で、楕円形の2つの部屋にそれぞれ4枚に
区切られた、合計8枚の睡蓮の絵が展示されている。
モネの絵の「睡蓮」を初めて観たのは確かNYだったと思う。
何とも言えぬ独特の色使いと、ぼんやりした柔らかさは眠りをそそる。
イタリア同様、冬場はフランスの美術館も空いているようで、右の写真の左端に
見えているイスに座って、何と30分近くも昼寝してしまった。
「睡蓮」に囲まれて、居眠りとはなんとも贅沢な時間の過ごし方である。
やっぱり、美術館めぐりは冬に限るね。写真も楽々撮れるし。
ルノワール『ピアノを弾く少女たち』
ルノワールの得意としたブルジョワの子供たちがテーマ。
描き込まれていない背景をみてわかるとおり未完だが、オルセー美術館にある
同じテーマの絵などと比べて、少女たちがピアノに集中している姿が
よく描かれている。1892年ごろの作品。
ピアノの先生のレッスン室に飾ってあったのを思い出します。
地下1階 ポール・ギヨームのコレクション
正式にはギヨームの妻の再婚相手の名前を足して
「ジャン・ワルターとポール・ギヨームのコレクション」と呼ばれる。
1959年と1963年に国に寄贈された個人コレクションだ。
印象派から20世紀初頭のパリ派までの傑作が集う。
今回の改装で新たに3100㎡の展示スペースが誕生した。
常設か企画展示か分からないが、ポール・ギヨームのコレクションが、寄贈前には
どのように個人宅で飾られていたのかが、ミニュチアで再現されていた。
写真を通して観ると、本物ぽっく見える。こんなに沢山のものを普段、どうやって
鑑賞してたんだろうと思うが、実際にこうしてミニチュアで見ると違和感なく
しっくりとして見える。
ピカソやマティスの他に、アンリー・ルソー、モディリアーニ、ユトリロ、ローランサンなど、いわゆる「パリ派」と呼ばれる、20世紀初頭のパリに集い、この街を舞台に
活動した画家たちの作品が充実している。
地下1階は、スーティン/ユトリロの部屋、ドラン/マティス/ピカソの部屋、ルソー/モディリアーニの部屋、セザンヌ/ルノワールの部屋という組合せで構成されている。
オランジュリー美術館はこじんまりしていますが、その割には有名な作品が多く
所蔵されているので、のんびり観るのにはいいかも。
1階で、日本語のイヤホンガイドが有料で借りれるので、併せて作品を楽しめば
作品への理解が深まっていいかもしれない。
美術館の外に出た頃には、すっかり日が翳っていた。
以前は夏に来たので、21時頃まで明るかったなぁ。
一人でふらふらしているとなかなか自分の写真を撮れないが、
たまたま人がいたので、綺麗な夕焼けをバックに撮ってもらいました。
そういえば、このブログのタイトルは「広報邂逅記」。最近、旅の話ばかりで
マスコミの話しをしていませんでしたね。。。。
たまたま、コンコルド広場で撮影をしてる人達を見つけたので撮ってみました。
ニュースって感じではないですね。ドキュメンタリーとかかな???
この後は、イズミちゃんとお食事なんだけど、あまりに寒いので
ホテルに手袋を取りに帰ることにした。。。((((((((ヘ( ^^)ノ
リニューアルオープン。1927年、モネの指示の元に「自然光の入る場所に睡蓮の展示を」と
内装を施して開館したが、60年代の改装で睡蓮の間は外光が遮断されてしまう。
そこでモネの遺志を再現するために2000年から工事をスタート。
5年間のクローズ期間を経て、柔らかい光が作品に降り注ぐ美しい展示室が誕生した。
長い間、観れなかったのだからせっかく観れるようになったのだから
是非、観ておいた方がいいというおじ様のお勧めで、来館。
オランジュリーは元々ナポレオン3世の命で作られた場所。冬の間、オレンジなどの
果実を保護しておくための温室だった。1927年にモネの『睡蓮』を寄贈され、
国立美術館としての歴史が始まった。
写真左:「The Musee I'Orangerie」というガイドブック。展示されている絵画の他に
建物の歴史などにも触れられており、建築に興味のある私にとっては、絵画と建築が
楽しめるなかなか良い趣向のガイドブック。英語なのがたまにキズ。
写真右:ガイドブックの中で紹介されている、建物の変遷。オレンジの温室だったから
「オランジュリー」という名称であることが興味深い。
オランジュリー美術館のチケットはモネの「睡蓮」がデザインされている。
1階 モネの連作「睡蓮」
1914~1918年にパリ北部にあるノルマンディ地方ジヴェルニーのモネのアトリエで
描かれた大作。時の首相クレマンソーの提案により、画家本人の意思で美術館に
寄贈された。1階はこの作品のみの展示で、楕円形の2つの部屋にそれぞれ4枚に
区切られた、合計8枚の睡蓮の絵が展示されている。
モネの絵の「睡蓮」を初めて観たのは確かNYだったと思う。
何とも言えぬ独特の色使いと、ぼんやりした柔らかさは眠りをそそる。
イタリア同様、冬場はフランスの美術館も空いているようで、右の写真の左端に
見えているイスに座って、何と30分近くも昼寝してしまった。
「睡蓮」に囲まれて、居眠りとはなんとも贅沢な時間の過ごし方である。
やっぱり、美術館めぐりは冬に限るね。写真も楽々撮れるし。
ルノワール『ピアノを弾く少女たち』
ルノワールの得意としたブルジョワの子供たちがテーマ。
描き込まれていない背景をみてわかるとおり未完だが、オルセー美術館にある
同じテーマの絵などと比べて、少女たちがピアノに集中している姿が
よく描かれている。1892年ごろの作品。
ピアノの先生のレッスン室に飾ってあったのを思い出します。
地下1階 ポール・ギヨームのコレクション
正式にはギヨームの妻の再婚相手の名前を足して
「ジャン・ワルターとポール・ギヨームのコレクション」と呼ばれる。
1959年と1963年に国に寄贈された個人コレクションだ。
印象派から20世紀初頭のパリ派までの傑作が集う。
今回の改装で新たに3100㎡の展示スペースが誕生した。
常設か企画展示か分からないが、ポール・ギヨームのコレクションが、寄贈前には
どのように個人宅で飾られていたのかが、ミニュチアで再現されていた。
写真を通して観ると、本物ぽっく見える。こんなに沢山のものを普段、どうやって
鑑賞してたんだろうと思うが、実際にこうしてミニチュアで見ると違和感なく
しっくりとして見える。
ピカソやマティスの他に、アンリー・ルソー、モディリアーニ、ユトリロ、ローランサンなど、いわゆる「パリ派」と呼ばれる、20世紀初頭のパリに集い、この街を舞台に
活動した画家たちの作品が充実している。
地下1階は、スーティン/ユトリロの部屋、ドラン/マティス/ピカソの部屋、ルソー/モディリアーニの部屋、セザンヌ/ルノワールの部屋という組合せで構成されている。
オランジュリー美術館はこじんまりしていますが、その割には有名な作品が多く
所蔵されているので、のんびり観るのにはいいかも。
1階で、日本語のイヤホンガイドが有料で借りれるので、併せて作品を楽しめば
作品への理解が深まっていいかもしれない。
美術館の外に出た頃には、すっかり日が翳っていた。
以前は夏に来たので、21時頃まで明るかったなぁ。
一人でふらふらしているとなかなか自分の写真を撮れないが、
たまたま人がいたので、綺麗な夕焼けをバックに撮ってもらいました。
そういえば、このブログのタイトルは「広報邂逅記」。最近、旅の話ばかりで
マスコミの話しをしていませんでしたね。。。。
たまたま、コンコルド広場で撮影をしてる人達を見つけたので撮ってみました。
ニュースって感じではないですね。ドキュメンタリーとかかな???
この後は、イズミちゃんとお食事なんだけど、あまりに寒いので
ホテルに手袋を取りに帰ることにした。。。((((((((ヘ( ^^)ノ