今夜、4年振りに水戸黄門がスペシャルで放映された。
江戸、大坂、高松を2時間で巡る慌ただしい旅だった。
そのため、旅の内容はとても稀薄で情緒もストーリーも緩慢であった。
せめて、大坂が無ければもう少し充実した内容となったのではないかと、筋立ては悪くなかっただけに残念である。
また、印籠も早々に出てしまい、その後は御目見えしなかったのは、お年寄りは寝てしまうからだろうか?
殺陣のシーンも役者が下手だからか、刀と刀の切り合いはあまり無く、見応えも薄かった。
しかしながら、唯一、やはり里見浩太朗の殺陣は美しかった。
また、助さん、格さんの配役も…。
まぁ、原田龍二は致し方ないが、もう一人はパッとしない。
昔し、昔しは人気の若手役者を使っていたのだから、もう少しどうにかならないのか。
最近、時代劇に頻繁に顔出している少年隊の東山とか。
ただ、端整なお顔立ちすぎて、殿様ポイのか?
そう言う意味ではNHKの時代劇に出ていた黄門様の息子役を今回した高橋光臣の起用は良かった。
殺陣も上手そうだから、格さんか助さんのいずれかにすれば良かったのに。
さて、水戸黄門の後継者だが、里見浩太朗の次は誰がいいのだろうか?といつも悩む(笑)
永遠の黄門様、東野英治郎をイメージしてしまうので、とても難しいが、
橋爪功あたりはどうであろうか。
その後は、やはり東山か?
今回の薄っぺらい内容を反省し、クール毎にはスペシャルをOAして欲しい。