次に向かったのは、古代アゴラ。


アテネの見どころはアクロポリスだけと思われがちだけど、
古代アゴラもアクロポリスと並んで歴史遺産の必見の遺跡なのだ。
それも広大な面積。
先ほどのローマン・アゴラの100m程西に位置する
古代アテネの中心地。
紀元前6世紀頃から発展し、紀元前1世紀頃まで栄えたのが
だんだん衰退し始め、次第に住宅地となり
活動の中心地は100m東のローマン・アゴラへと移っていった。


1931年に調査が始まり、
住宅300戸あまりを移築させて発掘作業が始まったらしい。

ここのほとんどの遺跡は礎石だけとなっているが解説パネルあり。
↓この辺りはアグリッパの音楽堂跡。


↓アギイ・アポストリ教会。
紀元1000年頃に創設されたビザンチン様式のキリスト教会。

↓ヘリアエアの横辺り。

↓トロス、紀元前460年に建造された円形の建物跡。

↓メトロン、紀元前2世紀に建造された保管庫。


↓大排水溝か?

↓ローマ皇帝ハドリアヌス像。

ここから、アゴラの高台に立つへファイストスの神殿へ。
遠くにアクロポリスが。。。

こっちに見えるのは古代アゴラ博物館、後で入ります。

そして、出てきたヘファイストス(テセウス)の神殿。


これはギリシャ国内で最も原形を残している神殿。


建築時期はパルテノン神殿とほぼ同じ紀元前450~440年頃。
ほ~んとに、よく残りましたね!

テセウスゆかりの彫刻が多く施されていることからテセウスの神殿と思われたが、
現在は12神の一人ヘファイストスを祀った神殿という見方が有力とのこと。


↓ゼウス・エリテリオスの柱廊。

↓ゼウスの祭壇。

↓中央柱廊にあった柱の上部分。


中央柱廊からアギイ・アポストリ教会とアクロポリスを望む。

それから最後に古代アゴラ博物館へ


ギリシャ遺跡の中で唯一完全に復元された建造物、アタロスの柱廊。
2階建ての紀元前150年頃の建造で当時と同じ建材や道具で再建されている。

現在の内部は発掘された出土品を展示する博物館になっている。

2階に上がってみた。

2階から見たヘファイストスの神殿。

↑この写真を撮るのに、壁にもたれ掛ったら監視員さんに注意されてしまった

すみません





↓トリトンの頭像。

↓1階の展示室内。


と、ここまで一気に見て、もうヘロヘロ。。。
やっとランチ休憩ですが、まだまだ見学はランチ後も続きますよ~。