プカプカプク日記 ~Life is Trip~

週末の食べ歩きや国内・海外旅行記など
お出かけ日記を中心に気ままにお届けいたします 
Love&Smile~♪

読書備忘録(72)

2020-11-13 | プクニの本棚

『蜩ノ記』葉室麟/祥伝社文庫(2013/11)
豊後羽根藩の壇野庄三郎は不始末を犯し、家老により切腹と引き替えに向山村に幽閉中の元郡奉行戸田秋谷の元へ遣わされる。
秋谷は七年前、前藩主の側室との密通の廉で家譜編纂と十年後の切腹を命じられていた。
編纂補助と監視、密通事件の真相探求が課された庄三郎。
だが、秋谷の清廉さに触れるうち、無実を信じるようになり・・・。
凛烈たる覚悟と矜持を描く感涙の時代小説!~裏表紙より
第146回直木賞受賞作。
葉室麟さんの本は初めて読みました。
映画も観逃していたので、ぜひ見たいし、
この後の羽根藩シリーズ『潮鳴り』『春雷』『秋霜』『草笛物語』を順に読んでいきたい。





『あきない世傳金と銀(八)瀑布篇』高田郁/角川春樹事務所(2020/2)
(七)から案外早くに回ってきて、嬉しい。
最後に「え!!!」と言う終わり方だっただけに、(九)が待ち遠しい。
幸のことだから、知恵を絞って災難に立ち向かうのだろうけれど、
結と型紙がどうか無事戻りますように・・・





『盤上の向日葵』柚月裕子/中央公論新聞社(2017/8)
埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。
遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、叩き上げの刑事・石破と、
かつてプロ棋士を志していた新米刑事・佐野のコンビが捜査を開始した。
それから四か月、二人は厳冬の山形県天童市に降り立つ。
向かう先は、将棋界のみならず、日本中から注目を浴びる竜昇戦の会場だ。
世紀の対局の先に待っていた、壮絶な結末とは―!?  ~BOOKデーターベースより
将棋界を舞台にした砂の器、というキャッチコピーだったのですね、ドラマでは。
将棋はさっぱり解らなくても、ミステリーとして面白かったです。
NHKのBSプレミアムでドラマ化、地上波でもプリーズ。





『変身』東野圭吾/講談社文庫(1994/6)
世界初の脳移植手術を受けた平凡な男を待ちうけていた過酷な運命の悪戯!
脳移植を受けた男の自己崩壊の悲劇。
平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。
そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた。
それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は、手術後徐々に性格が変わっていくのを、自分ではどうしょうもない。
自己崩壊の恐怖に駆られた純一は自分に移植された悩の持主(ドナー)の正体を突き止める。~裏表紙より
東野圭吾さんも好きな作家の一人で、映画化ドラマ化が大体されますよね。
この作品も映画化ドラマ化されたそうですが、どちらも見てなかった。
読み出してそれほど経たずにドナーが誰だかわかりますが、
読み進めるのがだんだんやりせなく内容で・・・
末尾の恵の再登場に少し救われましたが、好きではない作品となりました。
本で読むより、映像で役者さんの演技力を見たくなる変身ぶり。
役者の力量が試される作品だわね。







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