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核戦争が地球規模の環境破壊へと向かう脅威

2024年11月24日 06時22分10秒 | 日記

核戦争で地球は小氷河期に 最大20億人が飢餓に直面する

地球上の皆に核による脅威を認識してほしい。目にとまった記事を紹介します。

 

ロシアのウクライナ侵攻により、核戦争の脅威が再びクローズアップされている。地球・宇宙科学のジャーナル誌『AGU Advances』でこのほど発表された研究は、本格的な核戦争が起こった場合、地球の冷却や海洋破壊が人類に悲惨な結果をもたらすことを示している。

研究の主執筆者である米ルイジアナ州立大学海洋学・沿岸科学科助教授のシェリル・ハリソンと共著者らは、今日の核戦争能力を織り込んで地域的および大規模な核戦争が地球全体に与える影響を調べるために複数のコンピューターシミュレーションを実行した。

研究者らは、米国とロシアが広島に投下されたものと同規模の100キロトンの核兵器4400個を使用して都市や工業地帯を爆撃する本格的な世界大戦で、地球のシステムに何が起こるかをシミュレートした。また、インドとパキスタンがアジア大陸で100キロトンの核兵器を約500発爆発させるような地域的な核戦争でもシミュレーションを行った。

どのシナリオでも、核爆発によって大気圏上層部にばい煙が放出されて太陽が遮られるため、世界中で農作物が不作になることが予想される。最初の1カ月で世界の平均気温は約13度下がり、最後の氷河期よりも大きな温度変化が起こる。

「誰が誰を爆撃するかは問題ではない。インドとパキスタンだろうが、北大西洋条約機構(NATO)とロシアだろうが関係ない。煙が大気圏に放出されると地球規模で拡散し、すべての人に影響を及ぼす」とハリソンは説明する。

核戦争が始まって最初の数時間で約1億人が爆風で死亡すると予想される。数週間後には気温が下がり、植物の成長期が短くなる。また気象パターンが変化し、世界の農作物の生産に悲惨な影響を与えることが予想される。推定で10〜20億人が飢餓に直面する可能性がある。

海水温は急速に低下し、煙が消えた後も核戦争前の状態に戻ることはない。地球が寒冷化すると海氷が拡大し北京、コペンハーゲン、サンクトペテルブルクなど北半球の主要港を塞ぐ。海氷は通常氷のない沿岸地域まで広がり、世界の船舶の航行を妨げ、一部の地域では食料や物資の調達が困難となる。

 

特に北極から北大西洋、北太平洋にかけての光と海水温の急激な低下により、海洋食物網の基礎である海藻が死滅し、実質的に海洋の飢饉が起こる。そうなれば、ほとんどの漁業や養殖業がストップしてしまう。

海は陸地よりも回復に時間がかかる。米露の核戦争という最悪のシナリオでは、海洋の回復には表層で数十年、深層で数百年かかると予想される。一方、北極の海氷の変化は数千年続き、事実上「核による小氷河期」となる可能性がある。海洋生態系は最初のかく乱と新たな海洋状態の両方によって大きく破壊され、漁業のような生態系に頼る産業に長期的かつ地球規模の影響をもたらす、と著者はいう。

「核戦争はすべての人に悲惨な結果をもたらす。世界の指導者たちは以前、私たちの研究をきっかけに1980年代に核軍拡競争を終わらせること、5年前には核兵器を禁止する条約を国連で可決した。今回の研究が、より多くの国に核兵器禁止条約の批准を促すことを望む」と共著者でラトガース大学環境科学部特別教授のアラン・ロボックは述べた。

著者らは、火山の噴火は核戦争後に起こるかもしれないことをより小規模で教えてくれると指摘する。歴史を通じて、大規模な噴火と、噴火によって地球の大気中に噴出した粒子雲は地球と文明に同様の悪影響を与えてきた。

「核戦争は回避できても、火山の噴火は必ずまた起きる。これについてはどうすることもできない。そのため、レジリエンスや社会のあり方については、避けられない気候ショックに備えるために何をすべきかを考えることが重要だ」とハリソンは指摘する。「しかし核戦争を回避するためにできることはすべて行うことができ、また行わなければならない。核戦争の影響は、世界的に壊滅的なものになる可能性が高すぎる」と語った。

 

 

世界人類が平和でありますよう祈ります

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