ふたご座流星群のピークも過ぎたようですね。ここぞとばかりに「ふたご座」にちなんで、お天気お姉さんが「ふたご」になって「ふたご座流星群」の解説、ってな粋な演出ってのはないのかなあ・・・。最近はデジタル合成技術も発達しているので出来ない事は無いと思いますが・・・(爆)。以前、インターネットの動画で見たことがあります。「あ、ホントにやってるよ~~」と関心してしまいました。まあ、弊社(ウチ)の場合はお天気お姉さんとは全く無縁の世界なので、ヒトゴトなんですけどね~。
それはそうと、気象予報士の中でも珍しい事に、私は天文にはあまり興味がありません。こんな事を言うと「気象予報士さんって、天文にも興味があると思っていたのに・・・珍しいですね」と言われてしまう事も。
ちなみに、私の場合は「天気の不思議を理論的に解き明かし、その知見をもとに新しいビジネスを展開する事」に興味があります。だからこそ、数学や物理学、気象力学や計算力学と言った理系の分野のみならず、財務や法務にも関心があるのです!単なる法律オタクというわけではありません。最近は漢字の勉強も細々としております。メールマガジンやブログ、技術資料、日々のメール等々、文章を書く量も半端ではありませんので、正しい漢字の知識が要求されるのです。近い内に漢字検定でも受検しようと思ってます・・・もとい出願しました(しかも初受験なのに、いきなり「2級」)。
さて、前回のブログでも書きました、独自研究の集大成でもある山形県の局地気象シミュレーションの大論文の原稿もまとまり、印刷・製本も専門業者に依頼しました(しかもたった1冊だけ)。いまから到着が楽しみです。大袈裟な話になりますが、3次元乱流数値シミュレーションで山形県の局地気象シミュレーションが実現できるなんて、かつての自分には想像も出来ませんでした。それなりに進歩してる、ということなんですね。
最近は、ちょっと一区切りついたのを良い事に、感度の高いスキーム(高次精度有限差分スキーム)を使って、気になっていた局地的な大気現象の2次元シミュレーションに取り組んでいます。対流項の離散化に関しては、1次精度風上差分をはじめ3次精度風上差分であるUTOPIAスキームやK-Kスキーム、CIP、VONOS、コンシステントスキーム等、色々なものが紹介されていますが、感度の高いスキームであればあるほど扱いにくくなるようです。つまり、数値解が直ぐに発散したり異常な解を示してしまうのです。要は数値計算の安定度が思わしくないという事です。私の職場では、この現象を「解が爆発する」と言っています。ちなみに、私が言い出した本人です。実際に苦労してプログラムを完成させてテストランさせたと思ったらいきなり解が異常値を示してしまう、というその衝撃の光景を「爆発」と言ったのがその始まりです。感度の高いスキームは数値粘性が低いので、細かい渦の発生を捉えやすくなります。従って、特に乱流解析の場合はこのようなスキームを用いる事が望ましいのですが、ビギナーの方は1次精度風上差分辺りから始めるのが良いかもしれません。数値粘性によるダンピング効果で解の爆発は抑制されます。
局地気象を理論的に解き明かす挑戦はようやく形になってきました。新しい時代の局地気象予報の実現も、そう遠くない未来に・・・って書くと・・・後が怖いなあ・・・しかし、ノウハウが蓄積されているのは事実です。
それもそうですよね・・・気象予報士になってまもなく10年になるのです。21歳になるかならないかで取得した私も、30歳になってしまいました。この10年を振り返ってみると、本当にいろいろありました。でも、その全ての血と汗と涙と、そして並々ならぬ執念と怨念が、今こうして結実しているのです。
年末に乗じて、交響曲第9番と洒落込みましょうか・・・。エ?その前にクリスマス!?
それはそうと、気象予報士の中でも珍しい事に、私は天文にはあまり興味がありません。こんな事を言うと「気象予報士さんって、天文にも興味があると思っていたのに・・・珍しいですね」と言われてしまう事も。
ちなみに、私の場合は「天気の不思議を理論的に解き明かし、その知見をもとに新しいビジネスを展開する事」に興味があります。だからこそ、数学や物理学、気象力学や計算力学と言った理系の分野のみならず、財務や法務にも関心があるのです!単なる法律オタクというわけではありません。最近は漢字の勉強も細々としております。メールマガジンやブログ、技術資料、日々のメール等々、文章を書く量も半端ではありませんので、正しい漢字の知識が要求されるのです。近い内に漢字検定でも受検しようと思ってます・・・もとい出願しました(しかも初受験なのに、いきなり「2級」)。
さて、前回のブログでも書きました、独自研究の集大成でもある山形県の局地気象シミュレーションの大論文の原稿もまとまり、印刷・製本も専門業者に依頼しました(しかもたった1冊だけ)。いまから到着が楽しみです。大袈裟な話になりますが、3次元乱流数値シミュレーションで山形県の局地気象シミュレーションが実現できるなんて、かつての自分には想像も出来ませんでした。それなりに進歩してる、ということなんですね。
最近は、ちょっと一区切りついたのを良い事に、感度の高いスキーム(高次精度有限差分スキーム)を使って、気になっていた局地的な大気現象の2次元シミュレーションに取り組んでいます。対流項の離散化に関しては、1次精度風上差分をはじめ3次精度風上差分であるUTOPIAスキームやK-Kスキーム、CIP、VONOS、コンシステントスキーム等、色々なものが紹介されていますが、感度の高いスキームであればあるほど扱いにくくなるようです。つまり、数値解が直ぐに発散したり異常な解を示してしまうのです。要は数値計算の安定度が思わしくないという事です。私の職場では、この現象を「解が爆発する」と言っています。ちなみに、私が言い出した本人です。実際に苦労してプログラムを完成させてテストランさせたと思ったらいきなり解が異常値を示してしまう、というその衝撃の光景を「爆発」と言ったのがその始まりです。感度の高いスキームは数値粘性が低いので、細かい渦の発生を捉えやすくなります。従って、特に乱流解析の場合はこのようなスキームを用いる事が望ましいのですが、ビギナーの方は1次精度風上差分辺りから始めるのが良いかもしれません。数値粘性によるダンピング効果で解の爆発は抑制されます。
局地気象を理論的に解き明かす挑戦はようやく形になってきました。新しい時代の局地気象予報の実現も、そう遠くない未来に・・・って書くと・・・後が怖いなあ・・・しかし、ノウハウが蓄積されているのは事実です。
それもそうですよね・・・気象予報士になってまもなく10年になるのです。21歳になるかならないかで取得した私も、30歳になってしまいました。この10年を振り返ってみると、本当にいろいろありました。でも、その全ての血と汗と涙と、そして並々ならぬ執念と怨念が、今こうして結実しているのです。
年末に乗じて、交響曲第9番と洒落込みましょうか・・・。エ?その前にクリスマス!?