かれこれ三十年も前でしょうか、、
バブル絶頂期に最も栄えたんじゃないか?と思われる、世界中の高級照明や高級家具を集めたデパート(この言葉さえ懐かしい) = ヤマギワ(電気?)のリビング館(リビナ館だったかも?)が秋葉原にありました。
店内には 世界的に有名なデザイナー作の照明器具に始まりキッチン用品から総革張りソファなど、庶民価格からは”0”が二つも三つも多い 超高級品で溢れかえっておりました~
そんな中で、ひと際 異彩を放っていたのが イタリア(多分そうだろうと思う)の ハーマンミラー社 の アーロンチェアー でした。とにかく、それまでの事務用イスの概念をガラリと入れ替えた というか、今までに見た事のないほど 馬鹿デカくて 他を一切寄せ付けない程の強力な威圧感を放っておりましたネェ~
当時は我が国でもPCなるモノがようやく普及してきて、多くの人々が日常的にPC操作をするのが普通になってきた頃だったでしょうか、、 その長時間イスに座り続けてキーボードを操作したりマウスを動かしたりするのに理想的なイスの形状を具現化したのが アーロンチェアー だったのじゃないかと思われます。座面、背もたれ、ヘッドレストなど全てが黒いメッシュ素材で出来ており 当時の価格が オプション無しのスタンダードで20万円超え、各種オプションを付属すると軽く30万を超えてた様な記憶(間違ってる可能性 大かも) お試しに座る事さえ 拒んでいるかの様な威圧感でしたので、小心者の私は手も触れずに少し離れた位置から ひたすら眺めておりました。 それ以来、いつかは総メッシュの椅子に座ってみたいなぁ~ と云う 細やかな憧れ を抱き続けておりました~
この夏の猛暑、この連日の暑さのなかPC作業で少し長く座っていると お尻も暑くなって不快に感じた時に フト上述のアーロンチェアを思い出し、そうか・・メッシュ素材ならお尻も涼しかろう
そこでネット検索してみると、アーロンチェアは中古でも10万近くもする
しかし今どきは密林通販の格安中華製品が益々の充実振りで 見た目だけのインチキ アーロンチェアもどき ならば2万そこそこ それこそ、PC画面で見る限りならば外観は本物アーロンチェアに酷似している様子だし 勿論 総メッシュ素材、なのでコレでも良いかナァとほぼ決定 一応念のため、以前も利用した事のある中古事務機器屋のサイトもチェックすると、、 イトーキ・コクヨ・オカムラ等々 国産の事務機メーカーにも多くのメッシュチェアがある事も判明。 そこで事務機器方面での専門家の方に、国産中古品か新品中華製か どちらがオススメか?を尋ねたところ すかさず国産品が良い との回答があり 国産メーカーのメッシュは丈夫だから十年二十年は全然平気だよ との事
それならば国産中古品のうち、お手頃価格で品数も多い オカムラ の バロンチェア に決定
結局 国産品は日本人向けに多少小振りサイズに仕上がっており、アーロンチェアや格安中華製のような巨大な威圧感がなく、日本の部屋にもコンパクトに違和感なく納まる感じでしたわ
実際に座ってみると、メッシュで風通しも良好ですから 長時間座っていてもお尻が暑くなることも無く 実に爽快&快適
イタリアのジウジアーロが手掛けた洒落た曲線も素敵な感じで、黒いフレームに濃い青色メッシュがお気に入りですわ
先程の専門家からのアドバイスで、オプションの『ランバーサポート』は付けた方が良いよ~ でしたので ヤフオクにて調達
この『ランバーサポート』と云うのは 長時間の座り作業では どうしても腰に負担が掛かりやすいので、少しでも腰の負担を和らげる効果があるらしいモノです とわ云え、コチラの椅子を〇川急便さんが配達してくれたのですが、この猛暑のなかお疲れの御様子でもありましたので階段途中で受け取りを済ませ、残り2階程を一人で運び上げたのですが、かなり腰にきましたネ~
コレならば猛暑のなかでも オーディオ工作するにも、読書するにも、音楽鑑賞するも、お尻が暑くならずに快適に集中できそうであります!!
この猛暑のなか、PC作業などで 長時間座り続けなければならない方々には かなりオススメだと思います。欲を云うならばヘッドレストも欲しいところですが、バロンチェアの場合はコチラの低い背もたれ=ローバックには取り付けられません。そして、ヘッドレストを取付ける為に 高い背もたれ=ハイバック にすると、このようなコンパクトな印象がなくなり”威圧感”が漂ってくるわけですネェ~ ハイバック+ヘッドレストにすると一気に価格も上昇するし、部屋の中での存在感(威圧感)が とっても高まるでしょ・・
やっぱり 夏はメッシュだ~
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