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日米がん格差、患者の心を誰がみるのか、がんとの正しい闘い方、がん治療の本当の話

2019年02月16日 | 健康・病気

引き続いて 次から次へと「がん」関連の本を読んでおります。

当初はどちらかと言えば 本道といいましょうか、治療に関する解説書みたいな本が多かったのですが、、、

読んでいく内に段々と興味の方向が替わってきたようです。

コチラは これまでの本とはかなり異なった趣きの切り口ですねぇ・・・

著者は日本で生まれ、若くして渡米されご苦労を重ねたうえで医療機関の比較調査・コンサルタントをするような独特な人生を歩まれている方です。その方がご自身もがんに罹患され、その壮絶な闘病記にもなっております。やはりご自身の闘病をダイレクトに記述されているわけですから 迫力あります。

腹腔鏡手術を受けて わずか十日たらずで講演会にて人前に立ってお話をされるとか、抗がん剤治療を受け キツイ副作用に苦しめられながらも、ハワイと日本を行き来して精力的に講演活動を継続されるなど、常軌を逸した? 超パワフルな闘病生活を過ごされたようです。日本人と米国人では、がんに対する意識が異なるなど、成る程ねぇ~ という内容です。あくまで日米での比較からですが、日本の医療のウィークポイントが浮き彫りになってきます。

お次も、日本人ながら米国の有名病院で長年ご活躍された精神科の先生の本です。この先生も、がんに罹患され残念ながらお亡くなりになられています。

タイトルの「患者の心を誰がみるのか」のとおり、ご病気に苦しめられている方の心のケアに関する内容です。 先ほどの日米がん格差にも書かれていましたが、やはり日本の医療では患者の心のケアが まだまだ立ち遅れているのは明白なようです。

ご病気の方だけでなく その方々と接する際にも、大いに参考になる内容だと思われますので是非一度お手にとり 読まれることをお薦めします。

 

以前に読み終えた どれかの本に "大場大 先生"の著書に言及されておりましたので2冊を読んでみました。

外科の先生が書かれたご本は恐らくは初めてじゃないかと思います。これまではどちらかと言えば、放射線科の先生の著書が多かったのですが、、、   随分 印象が異なるものだなぁという感想です。 読んでいると、今から40年ほど前にTVで放送された「白い巨塔」の世界が思い起こされました。大病院内でのヒエラルキーと言いましょうか、医療機関のなかでは外科医がトップなのでしょうかねぇ、、、

言われるまま、されるがまま、の一方的な医療とは恐ろしいものです。

患者さんと先生の関係性というのが病気の快復には大きく影響するものだという事がますます明確になってきました。


ファンキー から フリー、エスニックへ ラムゼイルイス サン・ラ 細野晴臣 ドン・クロゥニック

2019年02月11日 | 音楽

久し振りに吉祥寺の某レコード・CDショップに出掛けてきました。

と言いますのも、中古CDの特売セールが開催されていたからなんです。数年前から年に2,3回ほどは中古CDが1枚=100円!!というありがたい企画で、ここ最近は やや頻繁に開催されるようになったおります。 ただし、中古CDのうち値札580円以下が100円になるというものです。

こうなると、以前から気にはなっていたものの 買って失敗だったらイヤだなぁというCDでも、ダメモトで気軽に購入できるというメリットが浮き立ってくるわけです。

そこで、、

RAMSEY LEWIS ラムゼイ ルイス のダイジェスト版です。 かなり昔からズーッと脳裏に残っている「ある曲」が、確かラムゼイルイスの曲だろうという微かな期待があり、もしかするとピッタリくるかも知れない!という目論見で選択。

が、しかし、見事にハズレでした。  でも妙な発見がありました。

ライナーノーツの写真のなかに、モーリス ホワイト を発見しました。

この名前を聞いて80年代?のディスコで大ヒットしていたアースウィンド&ファイアーのボーカル=モーリス ホワイトを連想する方がいらっしゃるかなぁ・・・

へえ~   そうなんですねぇ~  60年代にシカゴでファンキーJazzのドラムを叩いていた方が70~80年代には派手派手な衣装で踊りながらファルセットで唄ってたわけです。

EW&F アースウィンド&ファイアー は長くやってるバンドなので現在も継続しているのかも、、 こちらは2000年早々の写真ですわ

                                 中央の椅子に座っている方がモーリス ホワイトです。

 

続いて、コチラも以前から気になっていたCDです。

だいたいのJazz評論本とか音楽評論の関連本なんかでも高評価されているアルバムなのですが、これまでフリージャズというと それだけで敬遠してきたのですが、なにしろ100円ですからねぇ、、、

SUN RA サン ラ という70年代のフリージャズの筆頭?  確かに当時の先端というか、冒険的な、実験的な 斬新な音楽とも感じましたが、私の好みとはやや違うかなぁ という感じでしたわ~

 

お次は、初めてみる「掘り出し物」? です。

コチラに関しては一切予備知識もなく、細野晴臣+エスニック ということだけで選択

だいたい なんでエスニックのCDがJazzのコーナーにあるのも不思議なんですが、、、

          世界各地で祭典の音楽やら儀礼の音楽です。

とくに  コレダ!! という曲はありませんでしたが、

                                        思い出した時に聴くには持って来いの一枚ですね

 

最後は、

コチラは一番 期待して選んだ1枚です!!

ちょうど70年代後半から80年代に活躍していた steps ニューヨークのスタジオミュージシャンが集まった超凄いテクニックのバンドにも参加していたピアノ奏者です。とにかく硬派!! 彼の弾くピアノの音を聴くと、どれだけ指の力が強いんだろう?とビックリする位のアタックの強さです。

いささか録音年代が新しいのが不安でもありましたが、メンバーも当時のバッキバキの連中が参加しているわけで十分に期待できるだろうと思いましたが、、、  

が、しかし、、

       ウ~ン   やはり 時代とともに 落 ち 着 い て しまわれましたネ・・・ 

    

というわけで、たった400円で十分に楽しむことができました~

しかし、モーリス ホワイトの変遷も驚きでしたわ~


がんが自然に治る生き方 ケリー・ターナー博士

2019年02月02日 | 健康・病気

これは なんとも すごい本ですわ

ここ十年来、その時々に興味を引かれて読んできた病気・健康関連の本から得られた知識、情報がコンパクトに一冊の集約されたようなスゴイ本だと感激しております。

ステージ4 そのうえ予後も悪いとされるがん患者さんが、それぞれのアイデア(直感?)と出会い等を通して、西洋医学から離れて とにかく免疫力を向上させ、無事に病気を克服された方々が紹介されてます。

これは病気の患者さんのみならず 健康に気遣うすべての人が読んだらいいんじゃないかと思うほど内容の濃い素晴らしい本です。

ところどころ、日本にはそぐわない習慣、やり方もありますが、そこは保険制度や医療に対する認識の違いのある米国の研究者の視点だと思えば納得できると思います。

また日本語への翻訳者の方がご自身のご病気にも言及され、この本との運命的な出会いがあったのだと さらに驚かされました。

なんとも お薦めの一冊でございました~