引き続いて がん関連本を読んでおります。
当初の身体的なケアから、徐々に 心のケアに傾倒してきたわけです。
やはり現状では がん治療のなかで、心のケアが手薄なようですので もう少し知識を深めたいと考えたからです。
「女性のがん 心のケア」 精神腫瘍医の書かれた本です。
前回 お二人の精神腫瘍医の著作を紹介したのですが、こちらは それらとは随分と内容・カウンセリングが異なっている印象です。
同じ精神腫瘍医でも、先生によりアプローチ手法に差があると、患者さんの症状(がんの部位やステージ)や元々の性格にもよるのでしょうが 合う 合わない が起こってしまうような気がしてきました。
「がんを食事で治す 星野式ゲルソン療法」
かなり以前からゲルソン療法という名称は聞いたことがあり、その食事療法を厳格に実践すれば がん治療に効果がありそうなものの、そう簡単には実践できそうになく 遠い存在だと考えておりました。
著者ご自身(精神科医)も がんに罹患し5年生存率が0%という窮地に立たされました。医師としての知識を生かしたうえで、より実践しやすい様にいくらか簡便化したゲルソン療法を実践し、見事に快復に至ったという闘病記でもあります。
しかしながら、ゲルソン療法と心中する覚悟で実践に踏み切るには、やはり簡単ではないだろうと再認識しました。
「孤独を克服する がん治療」
こちらは、これまでの本とは いささか異なり30冊以上もの がん関連本を紹介している独特の著作です。
著者が設立した がん患者会・がん共同勉強会で得られた患者さんの疑問、不安、不満等に回答し方向性を示すとともに、さらに深く学ぶために役立つ本を紹介しているのです。ご存知のように がん関連本は玉石混交であり 怪しい本を避けるため、がん治療に有益な一般の方への本を厳選している とのことです。
こうしている間にも、次々に新しい有効な新薬や治療方法が発表されているので身体のケアの進展は目覚ましいです。
今後は、患者さんとご家族も含めた 心のケア の充実が計られることが願われますネ