10月も後半になるというのに日中は まだまだ暑い日が続きますネェ~
しかしながら 朝晩は すっかり秋らしくなってきたので、身体には少しラクになりました
過ごしやすい気候になり作業がスイスイ進むかと云えば、、
そんなに上手く進むはずも無く相変わらずの遅々とした進捗状況が続いております
今回は、マズ 目新しい計器の紹介から
◎ 中華製 格安の静電容量計
夏前頃でしたか 真空管アンプにデッドストック品のオイルコンデンサーを使用する際に、果たして静電容量はヌケていないかどうかを確かめる為に入手した静電容量計です。一昔前は この手の静電容量計だと五千円以上?のマァマァな値段がしていたような記憶ですが、昨今の格安の中華製ならば送料込みで二千円程と気軽に購入することが出来ました。
あくまでも格安の中華製品ですから計測値の信頼性は高くないとは思いますが、おおよその目安にするには十分な感じだと思われます。
◎ パワーアンプの前段 カレントミラーとカスコード増幅回路付近
青点線で囲った辺りが、カレントミラーとカスコード増幅の部分だと思います。実のところカレントミラーとかカスコード増幅と云われても、回路の解説書では見聞きした事はあるものの その回路の働きやら理論理屈までは全く理解できておりません。恐らくはパワーアンプで何十Wにまで増幅する為に 極小信号をある程度までにまで増幅する回路だろうと考えますが、、
で、今回はそこに使われているコンデンサーが経年劣化による容量ヌケが起きていないかをチェックしてみました。本来ならば全数をチェックすれば間違いないでしょうが、そこまで気合が入らないですから取りやすい数本だけをチェックしました
◎ マズは お決まりの 電解コンデンサー
220μと印字されている電解コンデンサー ですが、計測値が231μなのでバッチリでした~
ネット上で拝見するアンプ修理の報告等では、多くの場合 電解コンデンサーを全数交換されるケースも多く見られます。しかし個人的には いささか疑問が残るところでもありまして、、 と云いますのも コンデンサーは音質に与える影響が大きく、自分好みのサウンドを創り上げるには非常に有効なパーツと考えております。また40年以上も昔に作られた製品となると、詳しくは存じませんが PCBとか水銀やら重金属も多少使用されており、それが重厚なコクのあるサウンドに繋がっているような気もいたします。それ故にヴィンテージ機器が一部マニアに珍重され、現代の機器では 中々出せないサウンドを愉しんでおられる という感じ
なので、この1986年製のTA-F555ESXも出来るだけコンデンサーは交換せずオリジナルサウンドを楽しみたいと考えております。
◎ 同じく 電解コンデンサー
100μと印字があり計測値も102μとバッチリ
◎ それならばマイラーコンはいかがでしょ~
コチラも36・・・の印字ですから3.5nで十分でしょう
いくつか同基板のコンデンサーを抜き打ちチェックしましたが、どれも極端な容量ヌケやショートもなく交換無しで大丈夫そうでした。
では、ついでにプリアンプ基板もチェックしてみました
◎ プリアンプで高級パーツ?を発見
青いヒラヒラしたテープ(MCカートリッジの負荷切替用?)の上側がプリアンプ基板です この左上に2個並んでいる黒い四角パーツ 一目見た時から ”ひょっとして” と思っておりましたが、矢張り そうでした。恐らくは音質最優先の 高級フィルムコン ですわ~
◎ 果たして経年劣化による容量ヌケは??
イヤハヤ 流石に高級品ですからねぇ、、 56nと印字されているところ55.9nです!! もっとも容量計の精度が如何程か?は判りませんが、嬉しくなるような数値ですわ
◎ 対になってる もう片方は 如何に
コチラも16nの印字に対して計測値が15.9nという惚れ惚れする様な状態でした。
コレらはプリアンプのなかでPHONO入力からのレコード信号をEQ補正するイコライザー回路ですので厳密な数値が必要な部分でした。組み合わされている抵抗も誤差±1%の高精度抵抗が使用されておりました。
コレラの使用パーツからしても TA-F555ESX はかなり気合を入れて作られたアンプだと思われますしたネェ~
少しずつ内容が判ってくると 当時のメーカーというか技術者が熱い情熱をもって丹念に創り上げたアンプだという事が再確認できた気がします。
ますますサウンドチャックが愉しみになってきました~
果たして途中で頓挫することなく完成できるか?そこが疑問ですが、、
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