ここ数年来 気にはなっていたものの、もうひとつ その効果に疑問を感じていたので手付かずにしておりました。それは屋内配線の大元部分、配電盤のなかにあるサーキットブレーカです。
サーキットブレーカにプラスし屋内配線の線材も含めて交換するならば改善効果は見込めるでしょうけれど、ただ単にサーキットブレーカだけ交換したところで 若干の気持ち程度の変化しか得られないだろう予想したうえでの ”お試し” という気持ちでの交換です。
ブレーカもオーディオ用となると数千円から1万円以上のもありますが、あくまで”お試し”だしマアマア評判の良さそうな『テンパール』を選択しました。
実務経験は無いのですが一応電気工事士免状を有しておりますので早速作業を開始しました。
右側の上下2列に5個並んでいるのがサーキットブレーカです。このうちオーディオ電源に使用しているモノを探すのですが、結構ドキドキ(実務経験がないので緊張します)しながら上列左端であることを確認いたしました。
交換作業じたいは、ものの2,3分で完了でした。 しかしチャンと確認せずにブレーカを発注したので、もともとは20Aだったのに うっかり15Aを入手しておりました。あくまで”お試し”ですから細かいことは無視していきます。
こちらが元のブレーカと、テンパールのブレーカです。
元々のは恐らく二十数年使用してきた日東電工のブレーカです。6Aのテンパールは絶縁トランスに使用する予定です。
さて、思いのほかスンナリと交換作業が出来ましたので、さっそくオーディオ試聴をしてみました。
● なにしろたかだか数百円のスイッチです。
● それもオーディオ機器からは何mも離れたところにある2,3分で交換できるパーツです。
⇒ そんなものに音質改善効果などあるわけないでしょ !
と、思いきや、、、
いや、なにか違うぞ!!
高 域 の 伸 び が 良 い !
コ リ ャ ス ゴ イ
いや~ まったく 驚きました。
低域が少し軽くなって弾むような感じにも聴こえますが、それ以上に中高域の明るさと伸びが素晴らしいです。
これまで内部回路の改造とかコンセントやプラグの交換をして、 このCDからは もうこれ以上 隠れた音は引き出せないだろうと思っていたCDから、また新たなコッソリと潜んでいた音が鮮明に表れてきました。
特にコードとリズムのなかに紛れ込んでしまっているギターのカッティングとかが明確に聴こえるようになり、また弦楽四重奏などは妙な生々しさも感じられるようになっています。
費用 対 効果 という面からすると、これほど 抜群なものは 他にはないと思われます。
ましてや、ちゃんとしたオーディオ用のブレーカと屋内配線ケーブルに交換したならば、恐らくとんでもない改善効果が得られるんじゃないでしょうかネ~
やっぱり 電源 こそが 重要(かなめ)ですネ!!
ますます オーディオの ドロ沼に沈んでゆきます~