院長の趣味 ≪オーディオや音楽≫ を中心に・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・佐野療術院 光線療法で スッキリ さわやかに

西荻窪でスッキリさわやかな毎日を目標に施術しております!首痛、腰痛、膝痛の緩解、生活習慣病、偏頭痛、便秘、慢性疲労の施術

300Bシングル そろそろ本格稼働か・・

2023年09月29日 | 真空管アンプ

朝晩には少しづつ涼しさもあり、ようやく秋を感じられるようになってきました~

しかし相変わらず日中は猛暑が続いておりますネ・・

 

多少でも気温が下がってきたこともあり6月下旬に入手し3ヵ月も放置してきた『300Bシングルアンプ』に電源を入れることにしました

専門家が丁寧に作り上げてくれた作品ですからネェ、数か月間放置しても何ら支障なくスムーズに動作してくれます

これまでの1号機(中華製)2号機(国産キット)は球アンプとしては小型サイズだったので設置場所を選ばず何処にでも置けたのですが、コチラの300Bは普通サイズ(横幅35cm)なので現行の設置場所でもギリギリの状況

ラックには各種プレーヤや半導体アンプが並んでありますが 現状で使用しているのは、、

数か月前に入手したDENONのCDプレーヤと かつての最高峰DACだったESS9018と、折々にアナログプレーヤMICRO DQ-7+中華製EQ球アンプ だけ

さて、肝心な『300Bシングル』のサウンドですが、、

何と云っても、音が前に出てくる!!

それは、ウチのような極小音量リスニングにも拘わらず、またセルフリビルト(自分勝手な改造)を施したSP(Avantek Five)でも、他のアンプとは全く異なるサウンドが聴こえてきます

元々 「音」とは空気の振動なので実体の無いモノなんですが、300Bシングルから聴こえてくるサウンドは、音が現実味を帯びた実体感を伴ったモノとしてSPの前に現れる感じに聴こえます コレは誠に不思議な感覚ですわ 

音に「深み」がある というか 「臨場感」が増す というか、表現の仕方がムツカシイですね~ 

恐らくは一般的なサウンド評価として計測器を用いた数値データによる解析ならばS/N比・歪率・f特性などトランジスタアンプには遥かに劣っているのでしょうけれど、聴覚的な判断では格段に気持ち良いサウンドになっております。

  更には コチラのアンプにはアナログ的な調整が付属しておりまして、、

安心して 真空管を交換してサウンド変化を楽しむ=球転がし を可能にしてくれるバイアスレベルの調整やら

真空管に流れる電流を微調整する為のボリュームも付属しておりますので、今後の『球転がし』にも期待が高まります

  今回はせっかくですからレコードも聴いておかなければ! という事で、選んだのがコチラ

オーディオとかレコード評論でもマズは お目に掛かる事の無い=世間一般での評価はそれ程でもない、、 なのですが 、今もご活躍中の 永遠のギター少年 高中正義 氏の『ブラジリアン スカイズ』というアルバム  コチラは私のブログには過去に何度も登場している お気に入りの盤です  

B面の最後に「伊豆甘夏納豆売り」という奇妙なタイトルの曲があるのですが、コレが真夏の気だるい午後とか 或いは 去り行く夏の暑さを懐かしむ という状況にモッテコイ だと感じているからです。そもそもは十代後半の夏休み期間でしたか 蒸し暑い夏の午後に、少しだけ涼しい板張りの部屋にゴロリ横たわり うつらうつらしている時にラジオからこの曲が流れてきた記憶です

さすがに300Bシングルで聴く「伊豆甘夏納豆売り」は格別な感がありますネェ~ まさに音が飛び跳ねている かの様な感覚

更にコチラのアルバムは参加ミュージシャンも物凄くて、今じゃ考えられない程の豪華なメンバーが揃っておりまして、、 ここにも ” 教 授 ” がご活躍されておりましたわ~

 

しかし、さすがに長時間300Bを鳴らしていると 発熱量が物凄いですから、この時期では もう我慢出来なくなりまして早々に終了です

まだまだ本格稼働にはもう少し気温が下がるのを待つしかないですが、どうやら相当なお楽しみがありそうな気配が漂っております~


アナログ礼賛 キューバ音楽 Olga Guillot=オルガ ギジャー、 ボレロ 等

2023年09月17日 | アナログ礼賛

世界各国の民族音楽を専門的に紹介している『AHORA corporation』=アオラコーポレーション のサイトに巡り合い、遂に念願の Borelo ボレロ に辿り着けたわけですが、、

通販サイトでの楽曲紹介やアーティスト紹介も かなり詳しくて、読む程にボレロの歴史から有名アーティストまでも解説されて 興味が尽きない感じです。

なかでも私自身の好みにピッタリくるのが Olga Guillot という女性ボーカルだと云う事も判り 早速2枚組CDを購入しました。そのCDを聴きながら、さらにボレロへの造詣を深めておりましたところ、たまたまヤフオクに そのオルガギジョーのアナログ盤が出品されているのを発見!! 

出品価格もお手頃(4枚セットで千円)だったので 当然の如くに落札し、ようやく到着となりました~ 

  マズは1枚目 ANORANDO EL CARIBE =恐らく、「懐かしのカリブ」でしょうか~?

何しろ未だボレロ入門者ゆえ、更にはポルトガル語は判らないので、ほぼ何も判らず! 果たしてコチラのLPにはどのような楽曲が録音されているのかも一切不明

一般的な大手レーベルの盤ならば、アーティストや楽曲を紹介するライナーノーツが入っていたりするのですがコチラには付属物は一切ございません 従って情報は全くナシ

おまけにジャケット裏面にも目ぼしいヒントも見当たらず お手上げ状態。但し楽曲に「ラメント」「シボネー」の文字が見えるので恐らくは知っている曲も入っているだろう って感じ。いざ、レコードを取り出してみるとズッシリ重く、おおっ重量盤だ! って感じで益々サウンドに期待が高まったわけです。恐らく60年代後半から70年代初めに作られたレコードですから50年以上も経っているにも関わらず、盤面が極めて良好なので ひょっとしたら更なる高音質にも期待が持てるかも知れないとワクワクしながら針を降ろしますと、、

ウ~ム モノラル録音でした~ 

 情熱的に歌い上げるラテンボーカルもので真夏には暑苦しい感じでした~  

しかしながら、そもそもは地方の古本屋さんから出品されている格安レコードでしたから ジャケットも盤面もボロボロで、ノイズの中から僅かに音楽が聴こえる程度 というのも覚悟の上で落札したわけです。なので、こんなに美品(ほぼMINT状態)が入手できて万々歳なのですが、、

細かいところまで丁寧に録音されている様子ですが 愛聴盤にするほどの良好盤ではありませんでしたネェ

   2枚目も 同じレコード会社からの盤です

コチラのジャケ写真だと 手に取るのが少しためらわれる感じなのですが、、 

同様にジャケットも擦れキズやシミ跡も無く 極めて良好で、盤面もピッカピカの重量盤です!!

一般的というか、普通にショップやヤフオクで入手するレコードの中古格安盤というのはジャケットの擦り傷・シミ跡は当たり前で、盤面も 反り・すりキズ・引っ搔きキズ・汚れ も当然なので、ターンテーブルに載せるまでには相応の清掃・洗浄を実施しなくてはいけません。

ところが今回入手したレコードは格安ながらも非常に保存状態が良く、ジャケットの汚れや擦り傷も見当たらず(四隅の角にはダメージも有り)、盤面もピッカピカの新品(いわゆるMINT=ミント)状態で到着したわけです!!

レコード中心部の丸ラベル 外周ロゴマークの内側にMADE IN HIALEAH の文字があります。どうやら米国フロリダの先端近くの都市ハイアリアでプレスされた盤らしいのですが、盤のノイズも少なく米国盤とは思えないほど良好な状態にも驚かされました~

コチラも1枚目と同様に、モノラル録音での情熱的なラテンメドレーという感じ

   3枚目は別レーベルになります 

前述の2枚は米国 Musart レーベルのモノラル重量盤だったのですが、コチラはメキシコ trebol レーベルの通常盤になります。とは言え それらのレーベルに関しても何の知識もございません!

先程と同様にレコード中央のラベルには HECHO EN MEXICO の文字が見られ、恐らくは英語でmade in Mexico ということなのでしょ  

メキシコ盤ですからネェ、、サウンドには期待はいたしません!!

 

 が、しかし、、 

  遂に念願のボレロじゃ

    コチラは素晴らしいです!! 

前の2枚が重量盤ながら いささか期待外れだったのに反して、ステレオ録音で スッキリ伸び伸びした気持ちの良いサウンドです おまけに好みの土着系(妙に洗練されていない)のスローテンポのボレロ!! 

 コレはお宝盤=愛聴盤に成りました 素晴らしいレコードを入手できました~

  最後はスモールコンボか?

マズはジャケット写真から

  他のジャケットに比べ 格段にカッチョイー  

如何にもスモールコンボで 渋く決めてる雰囲気タップリなジャケットですから 落札する前から一番期待していたのがコチラなのです  多分パーカッションとの掛け合いがあったり、ジャージーな空気を含んだラテン楽曲だろうと勝手に想像していたのですが、、

 アッチャ~~ 

  こりゃ  また  大きく期待外れ~

結局始めの2枚同様なモノラル録音のストリングス入りフルバンドでのボーカルでしたわ ジャケット写真に偽りアリ!!  期待が大きかった分、落胆も大きいわ~ がっかりじゃ~

 

 

今回入手したオルガ・ギジャーの4枚は どれも超美品であり、その状態の良さに非常に驚かされました。 

何故 大都市から離れた地方の古本屋さんからの出品レコードにこのような超美品があったのか? 

その辺りの事情をオーディオ評論家・レコード蒐集家である田中伊佐資氏のyoutubeでも解説されております 氏は、国産メーカーオーディオ製品の販売促進係のような「よいしょ」ではなく、ホンモノのサウンドを追求(アナログ再生にも音質向上の為ならデジタル機器をも躊躇なく導入)されており折々に情報発信をされていらっしゃいます  

実は今回入手したレコードも そこで紹介されていたショップだったのでマズ間違いは無いだろうと考えてましたが、期待を遥かに超える素晴らしい状態のレコードでした~

 

ようやく猛暑から離れつつあります(?)ので、

 これからの『 秋 の 夜 長 』に向けて

新たな音源=レコード・CDを

    準備しなければ なりませぬ~