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ELEKIT TU-8200R こだわりの互換パーツ 高級出力トランス LUNDAHL オイルコン ブラックキャンディ

2023年03月30日 | 真空管アンプ

ELEKIT TU-8200R について、こだわりの互換パーツについては 既に十分 食傷気味 でしょうけれど、、

どうしても紹介せずにはおれん、今回の互換パーツのなかで 極め付け!!

ここまで達すれば 恐らくは合格点がもらえる? だろうと思われます

   それが コチラ

見掛けは どうって事ない、単なる金属のカタマリですわ・・  

が、しか~し この金属のカタマリは、 

なんと コノ たった2ケで キット(ELEKIT TU-8200R)本体一式の価格よりも高い!! (実は私がこのブログで大手家電量販店で65千円で販売中と記載したのですが、つい最近にイキナリ価格改定があり2万円もアップしておりました~残念)

以前のブログでも書きましたが、そもそも球アンプの出力トランスの優劣を確認したいが故にTU-8200Rをレンタルしたわけです。その結果 そのサウンドに魅了され遂には購入してしまったわけですが、どうやら決め手は この スウェーデンの LUNDAHL ルンダール社製の出力トランスだろうと予想しております。

空間に楽器の音像がクッキリとシャープに定位するのは聴いて気持ちの良いものだし、ステレオサウンドの一つの到達点とも云えるでしょう。

という様に本体一式よりも高価なLUNDAHL社製の出力トランスを入手したわけです。

上記は雑誌の広告ですが、実にマニアの購買欲をくすぐる名文句・殺し文句 が見受けられますわ~ 結局は 私なんぞはイチコロですぅ  しかし、何しろ高価ですから当然ながら海外パーツサイトから直接購入を検討しました。かなり探したのですが どうしても同じ型番が見付からず苦戦 そのうえ 7、8年前?でしょうか、スウェーデンの業者からSEASのスピーカーユニット等(audio-proのAvantek Fiveにて使用)を輸入した際に、かつて支払った事のない輸入関税をタップリ払わされた”苦い経験”があるので北欧からの輸入は敬遠したかったわけです。それまで中国からがメインながら米国やカナダからも機材やパーツを個人輸入してきましたが、海外業者は個人輸入の通例?として 商品名やら価格には曖昧・適当な記述をして関税が掛からないようにしてくれておりました。それに対してスウェーデンの業者さんは生真面目なのか わざわざ全商品の物品名、価格、重量等をリストにして梱包箱に貼付けてきたわけです。確かに、それが正しい方法だとは思いますが、、 せっかく苦労して国内調達より割安に入手しようとしたのに 努力が水の泡でした~ そんな経緯もあり今回は国内業者さんより購入しました。

果たして、期待通り 或いは 広告通り素晴らしいサウンドが得られるかどうか は組立て終って しばらくエージングを進めないことには真偽のほどを確かめられませんが、、 大いに期待するところです!!

 

   ブラックキャンディ オイル・コンデンサー

コチラも私にとっては高額でしたわ~

上に4ケ並んでいるのがブラックキャンディです 下列の四角い2本足はキット付属の高級フィルムコンデンサー

半導体アンプでは、音質に影響が大きいと思われる箇所には数百円程度のフィルムコンデンサーを使い マァマァ満足のゆく音質が得られておりました。コレだと広帯域でS/Nの良い音質が得られるのですが、どちらかと云えば音が ”薄っぺらい” 印象になりがちでした。それに対して 球アンプでは 中域にボリュームをもってきた分厚く・太い音を目指したいわけです。そこで登場したのがオイルコンデンサー 

1960~70年代前後には高音質で良質なオイルコンデンサが沢山生産されていたらしいのですが、当時の密閉技術が未熟だった為に 経年劣化で中身のオイルが乾燥してしまい現在では実用品が残っていないらしいです。そこで、こよなく球アンプを愛する 一部のマニアの為に、かつてのオイルコンデンサを復元してくれる貴重なメーカーがありまして ようやく入手できたのです。まだ勉強不足なので詳しくはないのですが、ブラックキャンディというのは その形状からの俗称・愛称であり、他にはオレンジドロップとかトロピカルフィッシュというコンデンサもあるようです。また別名称として『ビタミンQ』とも呼ばれるようで コチラは中身に使用しているオイルの種類がビタミンQということらしいです。従って球アンプのマニア間では、パスコンはビタミンQ と云えば サウンドのお好み傾向が伝わるみたいですわ~

   オヤイデ ステンレス スパイク OSP-SS

球アンプをお使いの方々は余り使用しないかも知れませんが、、 何せ重量が10kg前後もありますからネェ・・ 下手に先の尖ったスパイクならば置き台に 突き刺さってしまいます。

それでも個人的好みとして、どうしてもスパイクにしたかった!!

アレコレかなり探し回り ようやくコチラに辿り着きました。TU-8200Rの底板には付属のインシュレーター(要するに丸い足)取付用に4mmのネジ穴があります。

左の丸足がキット付属のインシュレータ 右がオヤイデの4mmネジ径のステンレススパイク

一般的なスパイクは6mmネジ径なので、それだと底板の工作が必要となり面倒臭いので いささか小振りなのは我慢するとしてコチラを選択 このままネジ込めるので極めて簡便ですわ  本来ならば初めに付属の丸足インシュレータを取り付け じっくりと試聴した後に、スパイクに付け替え 音質の変化を楽しむ というのが常道なのでしょうが、、 コチラも手間を省きたいので いきなりスパイクを取付けることに

 

では、では、、 そろそろ 

  組立てに取り掛かることにしますわ


ELEKIT TU-8200R こだわりの互換パーツ ALPS RH2702、FURUTECH、cardas、SiC-SBD、オヤイデ

2023年03月23日 | 真空管アンプ

真空管アンプのキット販売を手掛けるELEKIT=エレキット の シングル球アンプ TU-8200R を入手し、普通の方ならばスグに組立を始めるところですが、、

コチラのアンプキットは 回路的にも基板そのものにも 設計者の相当なコダワリが込められております!! 私の知識・能力では解析不能な高級な回路(アクティブオートバイアス等)も搭載されていたり、基板の入力信号ラインが 螺旋の様な幾何学的パターン となっており外来ノイズの影響を受けにくくなっていたり と、マニアを喜ばせる工夫が凝らされております。

そんなわけですから 当方としても、出来る限りの部分で 考えられるベスト(勿論、予算内で) のパーツ に互換して組み立ててやろう という魂胆であります。 

で、少しずつ取り集めたパーツを紹介しますと、、

   ボリュームには強力なコダワリ ALPS RH2702

キットとなると どうしてもコスト制約(高いと売れない)があり、残念ながらケチれるパーツは性能を保てるギリギリのモノを選ぶことになります。コチラのキットに付属しているボリュームも、音質的には余り期待できない感じのモノでした。 そこで以前から利用していて 音質的にも満足できる 中華製24ステップ・アッテネータを取り付けようと考えて、放置している サブ・アンプ LUXMAN LV-103 から取り外しておきました。

写真の後列に鎮座まします シルバー に輝く円筒形 が24ステップの高級アッテネータであります。 

とっ、 ところが、 ところが、、 当該キット TU-8200R にては ボリュームに振り当てられたスペースが そこまで広くはなかった!! ガッカリ~ 残念ながら納まりませんでしたわ~

なので仕方なく もう少し小振りなモノを選ぶしかない状況  で、普通ならばボリュームでは定評ある国産メーカーの ALPS社製 RH2702 がファーストチョイス なんですが、、  あくまで音質の好み?によるものかと思いますが、私の場合 可変抵抗よりアッテネータを選んでしまいます。上記写真には同じようなパーツが並んでますが、右側が正真正銘ALPS=アルプス社のRH2702(古いので型番は異なるかも?)で、左側は中華製の23ステップのアッテネータなのです。 果たして、ここまで同じ外観の製品(さすが中華製)を作っていいものか? という位そっくり ですが中身は全く異なるパーツなのです。

 

   入力端子 を 米国cardas社 ロジウムメッキ RCA 端子 へ

入力端子についても同様な感じで キットには一般的な普及タイプのRCA端子が付属されておりました。

左が付属品で、右が米国cardas製 ロジウムメッキRCA入力端子です。 TU-8200Rには入力端子が2系統あるので 片方だけcardasにしようと考えてます。 しかし、もしかすると2系統ともcardasにする事になるかも?と云うのは組み上げてみないと音質の差が判らないので一旦組み上げ後に判断することとします。

 

   ヒューズも音質劣化の要因かも? フルテック + サーキットプロテクタ

電気製品には過電流に対する安全策としてガラス管ヒューズが取り付けられております。ただし、電源電流にヒューズが入ると音質が劣化(マニア以外は気にならない)してしまいます。なのでガラス管ヒューズでも高音質を謳った製品もあり数千円もするモノもありますが、万一 回路かパーツにトラブルが発生し 安全のためにその高級ヒューズが溶断してしまったら、、 一瞬にして数千円がパァですわ!!

そんな心配を一掃してくれるのが上写真の右側の四角くてレバーの付いたパーツ=サーキットプロテクタです。レバーをONにすると導通し、万一トラブル発生するとブレーカー(住宅の玄関壁にあるブレーカーと同じ)として働き カチッ とレバーが落ちて電源が切れるわけです。このように電源スイッチの替わりにもなるので コレだけでヒューズと電源スイッチが賄えて便利 おまけに内部電極が音質劣化しにくい材質になっているので音質にも安心なわけです。

今回は電源コードを差し込むACインレットにもこだわってみましたヨ FURUTECH INLET-R  ケーブル・接続金具類には定評ある国産メーカー フルテック社製 ACインレット ロジウムメッキ です コチラはクライオ処理も施されているらしいので 更にマニア心をくすぐってくれます

 

   ブリッジダイオード ケリー社製 Sic-SBD

このTU-8200Rには、R・L独立のB電源回路、直流ヒーター電源、オートバイアス用基準電圧、と複数の直流電源回路が搭載されております。その直流電源をつくるのがダイオードブリッジというパーツで、キットに付属されているのが上写真の左側に3個並んだ 小さい四角いパーツです。

普通ならば この付属品パーツをそのまま基板に半田付けすれば良いわけですからものの1分も要しません  

  なのですが、、  どうしてもココは譲れないところでありまして、、

数年前(十年?)ですかネェ・・ この整流用ダイオードにSicーSBDシリコンカーバイドショットキーバリアダイオード なるものが現れまして、当時チョイ高額でしたが無理して試用したところ 明らかな音質改善が感じられました それ以降はウチの殆ど全機器には この Sic-SBD を採用しております。なので今回も スペース的には かなり無理矢理になりますが、上写真の右側のブリッジダイオード基板を製作しました~ 出来る限り小さくしたので 多分 納まるだろう(納まって欲しい)と思います。

 

イヤハヤ  ここまでくると、組立て前に

  既に お腹いっぱい ですかネェ・・

実は、まだまだ コダワリのパーツを入手しておりますので

  次  回  に  続  き  ま  す  よ  ~


アナログ礼賛 中古格安盤 掘り出し物1円から

2023年03月22日 | アナログ礼賛

引き続き 格安盤の ”レコード掘り” を継続しているわけですが、、

以前から気にはなっていたものの、余りの安さに ちゅうちょ しておりました ヤフオクでの1円出品盤に手を出してみました。

  マズは初めて1円で落札した記念のレコード

日本海?の岩場に打ち付ける荒波 昔の日本映画のタイトルバックみたいですネェ・・

詩吟と云っても お稽古しているわけでもなく 特に興味を持っているわけでもなく、、  随分 昔に とある式典で、たまたま地唄?とか日本の伝統芸能の『人間国宝』が 御自身の芸の ほんの”さわり”だけを式典ステージで御披露くださったのですが、それを聴き 度肝を抜かされたわけです。そこは収容人数1000名を超える大きな公会堂で、次から次にお偉い方々が式辞を述べられ その後に地域の合唱団とか舞踊など芸能発表が続き そろそろ多少退屈を感じていた時です。 

その人間国宝が唄い始めた途端に 周囲の空気が一変!  あたかも深山幽谷に迷い込んだような、、夜明け前の 薄青い霧がたちこめる森にたたずみ、遠くから聞こえる 心地よい響きに 身を任せている様な感覚・・・ アレは 凄い体験でした~

そんな経験もあり、日本の伝統芸能には格別な尊敬の念を持っております。もしやコチラの”詩吟”にも アノ感動が味わえる のではないか?と期待を込めて落札!! 

ところがレコードから聴こえてきたのは、北関東なまりのご婦人の妙に力のこもったナレーション  うわー! 残念、コレは違いましたわ~ ガクッ

 

   初めてみた チック・コリア のソロ盤

コチラはこれまで チック・コリア のディスコグラフィや銘盤紹介本 その他の資料でも一度も見たことが無い珍しい盤です。

こういった知られていない盤は有名アーティストでも人気は薄く全く競ることなく1円にて落札でした。恐らくは正式デビュー前の若い(学生?)時代の音源なんでしょうかネェ・・ 独自のフレーズもラテン色も殆ど感じられない新鮮なサウンドでしたわ~ 

 

   ハレルヤか~

結局1円盤では、期待を大きく逸れて 大失敗した としても 損失が極小ですから 気兼ねなく 訳の分からん盤にも手を伸ばせるというメリットがあります。そんな気持ちで落札した一枚

英国の爆笑コメディ Mr. ビーン も教会の礼拝で このフレーズだけ ”ハレルーヤ” だけ大声で唄っていましたので、どんな感じかなぁ~ という感じで落札

B面は ”アヴェマリア” でしたが、、 美しいソプラノの歌声を聴いていると コレは『心よりの感謝』なんだろう と感じました(正しいかどうかは?)  生かされてる喜び、家族の幸せ、収穫への感謝 等々の神への感謝の歌なんだろうと思いました      1円じゃぁ 勿体ない

 

   フラメンコギターのマエストロ

フラメンコギターと云えば マズ第一に思い浮かべるのは パコ・デ・ルシア です。何故かと云えばJazz系ミュージシャンとの共演も多く馴染みもあるからなんですが、、

コチラは未知のギタリストなんですが 見るからに上手そうに見えますし、コレまで聴いたことのない スペイン盤 ということで落札 

コレは 凄く良い盤 でした!! 演奏も、録音も、盤質も、すべて優秀です  Jazz系だと やたらオンマイクで録音するので、小さい音で細かいフレーズを弾くと 運指ノイズやピッキングノイズやらの操作系ノイズばかり目立ってしまいます。コチラは あくまで”響き”重視のクラッシック録音で、細かいフレーズでも一音一音がキレイに聴こえてます。 また初めての スペイン盤 なので 果たして盤質はどうか? と不安でしたが、スクラッチノイズも少なく盤質も良好でしたわ~  1円でも大満足

 

 ◎  ヘンデル 水上の音楽

フルオーケストラの交響楽というのは、ウチのオーディオでは まだまだ能力不足でもあり 満足のゆく再生ができません  従って どちらかと云えば交響楽は敬遠がち ではあるのですが、今回はERATOレーベルのフランス盤ということもあり、もしかして良いかも? にて落札

コチラも かなり優秀盤だと思われますわ~ 演奏も、録音も、盤質もマズマズ 

華やかで、きらびやかな音質を楽しめるのですが、、もしかするとRIAAカーブが少し異なっているのかも知れません? この点については今後の課題として、各レーベルとかプレスによるRIAAカーブの違いに対応できるプリアンプをどうにかしたい と考えております。

 

  RCA銘録音 LIVING STEREO リビングステレオのサンプラー盤

ご興味の無い方には ナンノコッチャ ですが、、 1950年代後半から1960年代にRCA社にてステレオ録音された極めて高音質なレコードがリビングステレオ盤です。 ようやくステレオ録音の器材が出揃い整えられた頃に、演奏者・録音技師・プロデューサーが一体となり ”高音質盤” を目指して製作されたのがリビングステレオのシリーズです。

それらの音源は 今でも素晴らしい音質なので 当然ながら 人気盤でもあり高額にて取引きされております。 これまでも折々にはヤフオクで入札するものの当方の予算では太刀打ちできず競り負けするばかりでした~ で今回は、サンプラーでもあり 更には不人気な日本盤でもあるので格安で入手できました

イヤハヤ、コレは 誠に残念 でございました~ きらびやかな高域も、左右前後の隅々にまで響き渡る残響も、リビングステレオの良いところを全てカットしてしまった  いわば残骸みたいな日本特有なる音質でしたわ  ガックリ~

 

 ◎  期待満々のアンドレコストラネッツ

詳しくは存じ上げないのですが、何となくゴージャスなストリングスサウンドが聴こえるような気がする アンドレコストラネッツ   今回たまたま見つけまして ナント1円だったので迷うことなく落札

アッチャ~ コレも残念!! やはり日本盤(格安の理由)の特長を見事にまで象徴する音質=きらびやかな高域も、左右前後の隅々にまで響き渡る残響も、全てカットしてしまった  いわば残骸みたいな日本特有なる音質

ジャケットもチョット怖い雰囲気なんですが、、 恐らくは元々の米国盤ならば相当美しいゴージャスなストリングスが繰り広げられているだろうと思われるレコードです。

このように1円盤にも 納得の優秀盤もあり決して侮れない感じですネ~

まだまだこれからもレコード掘りを楽しんでゆこうと思います!!

 


ELEKIT TU-8200R ついに決定 大手家電量販店でも販売中 

2023年03月17日 | 真空管アンプ

これまで散々  手を加えて ようやくマァマァのレベルに到達したかなぁ・・  と思えた中華製真空管アンプ Rei-song A-10 シングルアンプなんですが、、 近頃になって ある疑問が生じてきました~

回路パーツをアップグレードしたり 真空管を交換(球転がし)したところで、最終的に出力される音を支配するのは『出力トランス』なのではないか? その 出力トランス が ”マトモ” でなければ、その上流部をいくら改善したところで 費用・労力 対 効果 が薄いのではないか! という事です。

ウチの現行中華製アンプにも 見た目だけは 実に立派な外観の出力トランスが乗っかっているのですが、如何せん中身が見えない構造になっているわけでもあり 心底から信用が出来ないわけですネ~

◎上記写真の後方に3個並んだ黒いカタマリの内 左右の縦長直方体2個出力トランスです

しかしながら その『出力トランス』というのが結構高額なパーツなんですわ~  

安いモノなら数千円からもありますが、せっかく交換するならと 音質向上を目指そうとすると単体で数万円 ステレオアンプですから それが2個必要となるわけです  なので余程 慎重に製品を吟味し選択しなければならず、どうしたものか?? と考えていたところ 純国産アンプ(勿論、出力トランスも国産だろうと推測)で回路的にも同等レベルのレンタル機 が見つかりました。

オーディオの世界では 気になる製品を店頭やショップでいくら試聴したところで、実際に自宅で自分のシステムに繋いでみない事には本当のところは判らないわけです。そういった意味で レンタル機というは 実に便利なモノでありまして、気になる商品を実際に自分のシステムで試せるわけですから間違いがありません!  

◎コチラが純国産のシングルアンプ ELEKIT TU-8200R  残念ながら出力トランスはカバーに覆われて見えないですけど・・

ですから当初の計画では、もし国産アンプ=TU-8200R (国産の出力トランス)の音が良ければ、ウチの中華アンプの出力トランスを国産モノに換装しようというつもりでした

  なんですが、、   

     ところが、、

この TU-8200R から出てくる 美音 にすっかり魅了されてしまいまして、、

元来の貧乏性ですから そのままの値段79,800円で購入するのでは勿体ない気がしましてアチコチ捜し回ったところ、意外にも大手家電量販店にてもコチラを取り扱っておりまして、、 そして  ナント 驚くことなかれ販売価格が 66,340円+10%ポイント還元!! という事は2万円もの割引になり5万円台にて購入することが出来ましたわ~ ラッキー

せっかくのキットですから?  可能な限り 自分のお好みのパーツ に交換できるわけですから、早速にも アレコレ とパーツを手配しているところです。

マズは、抵抗とコンデンサー

毎度ながら抵抗・コンデンサーの選択には非常に悩まされるわけですが、、 今回は真空管アンプという事で 以前(半導体アンプ・ハイレゾ)の 超広帯域・超高S/N 狙いから 路線を変更し、中域重視・分厚さ・太さ重視 の選択をしたつもりです それでレンタル機にならってアムトランス社の抵抗を選んでみました。 

まだまだ コダワリのパーツ を各種入手しておりますので 順次お知らせしようと思っております

いや~ キットの組立ても  楽  し  そ  ~  ですぅ~


真空管アンプ EL-34 シングル Reisong 遂にドリルで穴あけ

2023年03月10日 | 真空管アンプ

もうじき ”二号機” に成ってしまう? だ ろ う

  中華製 真空管アンプ の Reisong A-10 ですが、、

ご覧の通り ピッカピカに光り輝く 美しいクロームメッキのボディ が唯一の自慢なんです!!

ところがですネェ、、 

★ 現状では何だか妙な部品や配線が飛び出したりで美しくないです 

アンプの底から左側に這い出してテープで巻かれた丸いモノが『電源スイッチ』 また右側の底から這い出してる黒い線が『ヘッドホンケーブル』となっております。

なので少し前から、思い切ってシャシーに穴を開けて それらを処理してしまおうか と迷っておりました~ 

しかし、もし穴あけ加工に失敗したら完全に ”終わる” だろうと思うと なかなか踏ん切りがつきませんでしたが、間も無く ”二号機” に成る予定になりましたので遂に決心できました!!

クロームメッキで  鏡の様に美しいボディに ドリルの刃 を突き付けたのですが、、

かなり分厚いステンレスなので 使い古しのドリル刃では苦戦を強いられました~

早々に諦めて素直に新しい刃を買いに行けば良いのですが、、ついつい出掛けるのが億劫で 切れ味悪い刃で繰り返し苦戦し続けました

結局、大失敗は無かったものの 切れ味悪いドリルのせいで多少のカスリ傷はつけてしまった感じですかネェ・・ 最小限のダメージにとどめられたかなぁ~

 

上の写真で、黄色矢印の黒い配線がスピーカ端子から無理矢理 抵抗分圧して直接接続したヘッドホンケーブルです。青色矢印は元々左側 丸ツマミになっていた 電源スイッチ そのものです。

フロント側は、元々 その丸ツマミが電源スイッチでしたが 少し前に そのスイッチを取外し(それが外に這い出していた) その換わりにボリューム(左右独立ボリュームにした)を取り付けていました。今回はその脇に新たな電源スイッチ(正確にはサーキットプロテクタなんですが)、中央の製品プレートの下にはパイロットランプ(今時はLEDが主流ですが球アンプにはランプの方が相応しいと思ったので)、左サイドに ヘッドホンジャックを取り付けたわけです。

 

また ボディの裏側にも少し手を加えておりまして、、

右側が元々の差込でヒューズが内蔵

そのサーキットプロテクタを取り付けた理由は ガラス管ヒューズ を取り除きたかったからなのです。元々はヒューズ内蔵型のACインレットだったのを素通しのインレットに交換。 一般的には ほぼ全てのアンプは機器内の回路を保護するために ガラス管ヒューズ を取り付けているのですが、、どうやら このヒューズが音質を劣化させる要因にもなっているようです。今回  電源スイッチとして利用するサーキットプロテクタは、もし回路に不具合が発生し異常電流が流れた場合は「カチッ」と自動にOFFしてくれる(まさに住宅の玄関にあるブレーカと同じ)便利なスイッチなのでヒューズが不要になるわけです。

 

というわけで、、

久々に ビフォーアフター を並べてみますと(多少アングルが異なりますが御容赦ください)、、

      と、まあ、、 なんとか 無事に DIY工作 が完成しました

ですが 実際に使用すると、、

〇 電源スイッチがボリュームツマミに近過ぎるので うっかり電源を切っちゃいます

〇 ヘッドホンケーブルが邪魔でツマミが操作しづらい

やっぱり素人作業には、もっとこうしておけば良かったという後悔が付きもの という事でした~

ただし音質的には改善があり、低域の引き締まりと重心が下がった 感じがしております(プラシーボですかネェ~)

 


アナログ礼賛 ヴィニジャン この深淵なるレコード世界

2023年03月05日 | アナログ礼賛

世の中には、様々な分野で ある事に徹底的にこだわり 情熱的に、一心に 打ち込んでおられる方々がいらっしゃいます。

ある事を 突き詰め さらに極めていかれた”本物” =ホンマモン の方ががいらっしゃいまして、そのような強者(ツワモノ)を称してジャンキーとも呼ばれているようです。

私自身も この本に巡り合うまでは、これほどまでに極められた方々がいらっしゃるとは知りませんでした~

一口にレコード盤と云っても、盤の材質(材料)、プレスの状態、産出国等によって 出てくる音に大きな差があるようです。

それを見極めるために 同一タイトルのレコードを何十枚も取り揃え 聴き比べる という  ある種 倒錯(?)した世界。入手困難と云われる盤を探し求め、出会った喜びから ようやく手に入れた貴重盤に針をおろすワクワク感と達成感 その後に訪れる満足感 あるいは 失望感 スリル満点でございます!!

またレコードへの異なったアプローチとしては、レコードプレーヤーそのものに深~いコダワリをもって製作・改造される方々 果てはカートリッジ(針の付いてる部分)を自作されてしまう方々まで  実に特別な世界が 繰り広げられております。

この本のタイトル 『 ヴィニジャン 』は筆者の田中氏が考案された造語のようでして、、

レコード・オーディオ マニア 間の 俗称 として、レコード盤のことを ” ヴィニール ” と呼んでいる(特に海外のマニア間で)みたいです。そのヴィニールと、前述したマニアのその先にある ” ジャンキー ” とを組み合わせた略称 すなわち ” ヴィニジャン ” となったようです

恐らくは、まだまだ世間一般には知れ渡っていない熱心なマニア さらに極められた ジャンキーがいらっしゃることでしょ~

マズは とっかかりとして、マアマア比較的 判り易い(?) レコード・オーディオのディープな世界を紹介するコチラを御一読(立ち読みか?)されるのはいかがでしょうか

筆者の田中伊佐資氏はYouTubeでも複数のチャンネルから発信されておりまして、、

なかでも 全国の中古レコードショップを巡り歩いて紹介する 『 パタパタ漫遊記 』が興味深いです。中古レコードショップにはオーナーそれぞれの哲学というかポリシーが如実に表れており 個性的なお店も多いですネェ・・ 

そんなレコードショップの中で 個人的にも ココは極め付けだ と感じたのが 仙台にあるパラダイス・レコードです!! ショップの規模も並大抵ではなく、まさに ”巨大倉庫” そのもの  さらには別棟には何十トン(?)ものレコードを保管する、ショップより更に巨大な保管倉庫もあり オーナー自らフォークリフトを操作して在庫の整理をされていらっしゃる  という桁外れなショップです。 出来る事ならば死ぬまでに一度は訪れてみたいと考えております。

深めると さらに 深みを増してくる 深淵なるレコード世界

いやはや 恐ろしい所に踏み入ってしまったようです~