さて、さて、オーディオ機器が並んだところまで来ましたので、次は専用電源の配線作業に取り掛かります。
マズは大元となる配電盤の作業から、、、
現状の配電盤の様子はこんな感じになっておりました。
現状は30Aの大元ブレーカーから、その脇に四つ並んでいるブレーカーに分配しているわけです。一番大元に近い最優先席(一番左)には「室内電源用」になっております。その隣は「室内照明用」となり、その右の2個は「クーラー1」と「クーラー2」となり、後から追加されたものと思われます。
普通ならば、これら4個並んだ その右脇に追加するのが極めて自然な作業と思われますが、、、
せっかくにも「オーディオ専用電源」にするわけですから、少しでも大元に近い(すなわち左寄りが優先席?)方が良質な電源が得られる様な気がするわけで、無理矢理にも左から二番目に割り込ませて頂きました。
◎ 点線矢印のように「室内照明用」のブレーカーを端っこに移動しちゃいました。
配線は前回に紹介したHS&T EEVケーブルを敷設いたしました。本当ならば配線を壁内に納めて露出配線にはしたくなかったのですが、この配電盤の壁の奥がコンクリートの壁になっており 簡単には穴が開けられない(上記写真で配電盤の左脇直にある丸穴2個は配線を壁に納めようとトライした跡)ので諦めました。
極めて見栄えが悪いのですが、「クーラー1」と「クーラー2」の配線に並べて敷設。せっかくの「オーディオ専用電源」をクーラー配線と組っ付けて並べてしまったらノイズの影響がモロかも知れないので、この部分は後日改める予定
取り敢えず適当に引っ掛けて敷設。 配線の敷設も細かい部分にとらわれてると先に進めませんので、マズは手っ取り早く作業を進めることに
■ さて、ここから今回の問題点・課題
先日完成したばかりの新壁(両面とも漆喰塗り)に電線を通さなければなりません!!
せっかく苦労して塗り上げた漆喰に穴を開けるのは、なんとも忍びない!!
しかしココを通さねば、せっかくの専用電源も意味がない!!
というわけで、なるべく目立たないように電線が通るだけの細い穴にしようと考えたのですが、、 手加減した小さな穴では全然通らないので、ギリギリとドリルで穴を広げてゆきました~
最終的には結構大きな穴、さらには出来るだけ端っこにしたかったのに少し中央よりに寄ってしましましたわ
オーディオルームの表側?はマアマア目立たない程度に、端っこにコッソリした感じになった気がしますが、、、
ようやく電線が通ったところで、アイソレーション電源へ電源供給。
この時点で通常電源とアイソレーション電源を分配を検討し、右側グレーコンセント2口をアイソレーション、左側の赤コンセント2口を通常とすることにしました。
それだけでは足りませんのでラックの裏に延長タップを設置
コチラは通常電源だけになっております。
さて、配線が完成した時点で電圧チェックをして、、、
恐 る 、恐 る 、 機 器 の 試 運 転 を
最初はミニマム構成として、PIONNERのN-50 と McIntoshのC34V を AKGのK712 で聴いてみました。
引越で大小の衝撃を加えられ、更に三か月以上振りの電源投入なので、果たして正常に動作するのか、はたまた一瞬の閃光のあと煙と異臭が漂ってくるのか、、、
まさにイチかバチかの真剣勝負
2台とも無事に動作してくれました。N-50は要するにPCなわけですから起動時間が掛かります、その起動時間が長くて長くて本当にドキドキいたしました。
イヤァ~ オーディオ専用電源は大成功です!!
今年2月でしたっけ JAZZのマエストロ Chick Corea氏がお亡くなりになられ、今回のオーディオルーム完成記念の一曲目はFRIENDSの一曲目「THE ONE STEP」と決めておりました。
なんだかボヤけたような印象
いかにもしょぼいサウンドに感じる
こんなもんだったかナァ~
せっかく専用電源まで用意したのに、いささかガックリ
と機器に目をやると、N-50もC34Vもラックに直置きになってます。
重くて面倒臭いけど、御影石ボードを各々の下に置き、更にN-50だけアイソレーション電源にしていたを、C34Vもアイソレーション電源に差し替えた ところ、、
● 楽器の輪郭が明確になったように聴こえます
● 低域が伸びて、重みとスピードが増した感じ
久し振りのオーディオ視聴ですので、余り信頼(元々自己満足のみですけど)は出来ませんが、、、 実は私の所有する機器は30年も前のビンテージオーディオがメインですから、コレまで内部パーツ交換やらさんざん工夫を加えて、もうコレ以上の「伸びしろ」は皆無だと思っておりました。
ところが今回は一段格上にブラッシュアップした感じがします(あくまで自己満足の世界)。
一番ビックリしたのは、EW&Fの「September」ですわ~
ファンキーというかディスコサウンドというか、ビートと華やかなブラスがメインの曲だと思ってましたが、、 なんと左側にほんのりとストリングスが入っておりますネ!? それも、かなりキュートなアレンジです。
がっ、しかし喜んでばかりでは有りませんで、N-50の自作DAC部分が不調を起こしております!!
確か数年前にDACチップ BB バーブラウンのPCM1974(間違ってるかも?)を交換したわけですが、その時と同じような症状(微妙にノイズっぽくなったりする)が発生しております。
更に一番のメイン機種である McIntosh MC7270 パワーアンプの左chから出力せず!!
いやはや、オーディオルームが完成し、専用電源も引けたのに、肝心の機器が不調で まだまだオーディオの楽しみは先送りになりそうですわ~