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THORENS トーレンス TD320 その4 ドライブベルト

2024年09月20日 | ターンテーブル

九月も後半になってきた というのに 相変わらずの猛暑!!

身も心も 既に ヘトヘト状態 

暑さを耐え忍んで やっとこさ 生き長らえて居る と云ったところでしょうか、、

とは言え、文句ばかりを並べたところで状況は改善するわけも無く、久し振りにオーディオ工作でもスタート

前回のブログにも紹介した通り、今春に入手した骨董品プレーヤ= THORENS TD320 のドライブベルトが猛暑により伸びきってしまい、いとも簡単にスルリと抜け落ちてしまっております!!

入手当時から結構ユルメかもなぁ~と感じていたもの、ベルトドライブのターンテーブルを使用するのが初めてだったので。こんな感じが普通なのだろうと楽観しておりました。しかしながらほんの僅かに振動を加えたりするだけでスグにベルトが外れてしまうと、ターンテーブルを外し、ベルトを掛け直し、再びターンテーブルを載せ直す という実に面倒な手順でベルトを掛け直さねばならず辟易したわけです。

コチラ THORENS トーレンスのプレーヤー というのは、モーターや設置する台からの外部振動を遮断する為に、奇抜なフローティング構造になっております。つまり操作部分や制御基板とモーターが設置された筐体部分と、そこから3ヵ所の板バネで浮遊接続されたターンテーブル+トーンアームの設置されたフローティング部分で構成されています。従って、トーンアームを操作すると ターンテーブルも含めたフローティング部全体がフニャフニャと動いてしまうわけです。そのフニャフニャした動きがドライブベルトにも伝わり、固定されているモータープーリーとの連結によりテンションが緩んだりでスルリと外れてしまうわけなんです。

上の写真では、左側のグレーの小さいのがモータープーリーで 右側の大きい円盤がサブターンテーブルです。サブターンテーブルの下に切り欠き(黒い線)が見えまして、ココの部分がフローティング構造となってフニャフニャと浮遊しているわけなんです。

  伸びてしまったベルトがコチラ

半折りにして計ってみると だいたい275mm位ですかネェ 初めて知りましたが、こう云ったベルトの寸法は半折りにして計るみたいです。 交換用のベルトを探し始めて判ったのですが、実にピンからキリまで多種多様なベルトが世の中には溢れかえっておりますわ~  密林通販では送料込みで数百円のモノからありましたし、恐らくはメーカー純正であろう1万円超えのモノまでピンキリ

  恐らくはメーカー純正品  THORENS 社製ドライブベルト

輸入代理店の取り扱いでなく、老舗オーディオショップ等が独自に輸入されたと思われるベルトですが だいたい1万円前後で売られております。そりゃ勿論 材質とか精度はコチラが良いのだろうと思われますが、如何せん高額です。もしコチラしか選択の余地が無ければ仕方なしと考えるかもですが、代替品が ほぼ1/10程度で入手できるわけですから、、

   と云うワケで  格安のドライブベルト

安さだけを追求するならば千円以下もあったのですが 残念ながら寸法のバリエーションが少なかった コチラのurban field はお手頃価格ながらバリエーション豊富ですから寸法の微調整が可能です。THORENS TD320 のドライブベルトについて検索すると、どうやら純正ベルトは全周500mm弱のようでした 従ってそれに近い全周502mmを入手

   上が新たに入手した新品ベルト、下が伸びきってしまった旧ベルト

ようやく新しいベルトが手に入り、

 意気揚々と新品ベルトを掛けようとするも 余りにも きつくて チョット心配

新品ベルトだから、最初は少しキツくても じきに少し伸びて丁度良くなる?? という安易な考えもあり メインのターンテーブルを載せて回転スタート

トッ、トッ、、ところが、、

 何とも言えない妙な ”キシミ音” と云いますか、、

  イヤァ~な悲鳴なような連続音が発生しております!!

  コ レ は マ ズ イ で す 

何しろ発売してから40年前後も経っている骨董品プレーヤですから無理は禁物!! 身の回りにある電化製品でも40年も現役で使えるモノなんて滅多にないでしょうからねぇ、ここは絶対に無理な負担を掛けてはなりませぬ 一番重要な回転部分を破壊してしまっては元も子もないですからねえ

ターンテーブル回転にて機械的負荷の掛かるのは、ターンテーブルの軸受けとモーターの軸受けの二か所だけだろうと思います。その内 ターンテーブルの軸受けは目視できて問題は無さそう、残りのモーターの軸受けは当初より硬さを感じておりました。モータープーリーを指先で回してみると、予想ならばスルスルッと滑らかに回ってくれるところ 実際には重々しくカクカクした動きだったのです。多分カクカクした動きは古いDCモーターでもあり極数の関係なのだろうと思いますが、動きの重々しさは軸受け部の劣化があるのじゃないかと想像しております。

今回、新品ベルトでモーターの軸受けに横方向の負荷がかかった事で そこから異音(悲鳴)があがってしまったのだろうと思われます。要するに、ベルトというのは全周というか寸法が同じでも その材質や厚み・幅により軸受けにかかる負荷というか圧力は全く異なる訳で、どうやら今回入手したベルトはいささか小さ過ぎたのだろうと考えます。

そこで改めて もうひと回り大きいサイズを調達し直そうと思います。やはりコノ状況ではサイズのバリエーションが豊富な業者さんは頼りになりますわ~

イヤハヤ 骨董品を扱うのは容易じゃありませんネェ~

 


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