院長の趣味 ≪オーディオや音楽≫ を中心に・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・佐野療術院 光線療法で スッキリ さわやかに

西荻窪でスッキリさわやかな毎日を目標に施術しております!首痛、腰痛、膝痛の緩解、生活習慣病、偏頭痛、便秘、慢性疲労の施術

アナログ礼賛 元町の中古レコード店デビュー レコード掘り

2024年07月28日 | アナログ礼賛

ふとした事から ビンテージプレーヤー Dual 1219 を入手し、そこから始まってしまった第二期?アナログブームですが、、

新たな球式プリアンプ=EAR834Pレプリカ フォノEQアンプ が加わったことで、ようやく一段落したところです。

何しろ かつてのMICRO DQ-7 +Mcintosh C34V改 のサウンドからは、かなり次元の異なる段階に変遷を遂げた感があります。簡単に表現するならば、 DD(ダイレクトドライブ)プレーヤーと半導体アンプの組合せだと せっかくのレコード=アナログ サウンドなのに、CDやらハイレゾ等のデジタルサウンドと 確かに違いはあるものの そんなには代わらないサウンドとして聴いておりました。ところが、ビンテージプレーヤーと球式アンプの組合せとなると そこから聴こえてくるアナログ=レコードのサウンドは、デジタルサウンドと全く異なる独特・独自のサウンドに感じられるわけです。

そうなると また新たな欲望として、更なるレコードの探求がしたくなるわけですわ~

神戸に来る前は 徒歩15分ほどで吉祥寺に行けましたのでdisk unionにも足蹴く通って簡単にレコード掘りを楽しめたのですが、コチラでは わざわざ30分近くも電車に乗らなければ中古レコード店にも行けません。しかしながらこの度のアナログシステムの大幅なレベルアップに伴い、レコード探求の欲望から移転後3年過ぎて ようやく初めて 元町のレコードショップ巡りが実現したわけです。過去に出張や旅の道中にて 元町の中華街とか訪れたことはあるものの じっくり元町を探訪するのは初めて とっても新鮮で愉しめましたネ

しかしながら元町のレコードショップは小振りなお店が多く、当然ながらラインナップも限られているので なかなかお目当ての盤を見つける事は難しかったのです。結局のところ2回の元町レコードショップ巡りと 毎度ながらのヤフオク落札にて合計20枚ほどを調達できたわけです。

左上のJ&Kはトロンボーンの二大巨匠=JJジョンソンとカイウィンディングの競演作です。JJジョンソンが大好きなんですが、何故か好みのサウンドで録音された盤が少ないみたいです。演奏はどれも素晴らしいのですが、誠に残念なことに どうも録音が気に入らないモノが多いのです 不思議ですわ・・ 

フローラ・プリムですネェ~ マエストロ=チックコリアがしばしばフューチャーしており、その透明感あふれる澄んだ歌声は圧倒的な魅力です!! いきさつというか経緯は知りませんが、元々はパーカッションのアイアートモレイラの奥さんだったのにチックコリアのアルバム制作に夫婦揃って参加したら、知らない内にチックコリアの奥様に成っていた という不思議な関係みたいですが、、

まさかアナログ盤が手に入るとは思っておりませんでしたが、、  クラウスオガーマンの名作アルバムです!! プロデューサーがトミー・リピューマ、録音がアル・シュミット とくりゃぁ アンタ 悪かろう筈がないでしょ~ 

RCAレーベルリビングステレオ シリーズ だから高音質だろうと勝手に推測し、全く知らないアーティストながら入手した1枚 ジャケットからは女性JAZZボーカルがスタンダードナンバーを唄っているのだろうと思いますが、果たして『コレだ!』と云わんばかりの高音質録音なのでしょうか??

トゥーツシールマンズもCDは数枚持っておりますが アナログ盤が初めて入手できました。本当ならライブ盤でなくスタジオ録音盤が欲しかったのですが、まぁ贅沢は云わずにライブ盤にて我慢しておきましょ  オランダプレスなので盤質はマズマズなんじゃないでしょうか・・

ショップ巡りだと 余程の大型店舗(disk unionの様にジャンル毎にフロアが判れていたりとか)でなければ品揃えの関係から ”お目当ての1枚” には そう簡単には巡り合えないわけです。そうすると、せっかくココまで来たのだから何か手頃な盤でも買って帰ろう という気分になってしまう

今年の初め頃でしたっけ? 永遠のロックギタリスト=ジェフベック先生の訃報を目にしたのは・・  近年では彼のステージにチャーミングな女性ベーシストがグルーブ感バリバリの演奏を披露してくれる映像を眺めたりしていたので昔のジェフ先生はどんな御様子だったのか?興味を持ち入手してみました それこそヤードバーズってカッコイイの代名詞みたいな印象もあるので、そちらも興味津々でありまする

あと右下のシンガースアンリミテッドも前々からアナログ盤が欲しかったわけです。輸入盤だろうと ほぼ疑いなく入手したのですが、よく見ると残念ながら国内盤だったわけでガックリ~ なんですが、コチラはなかなかスゴイです!! CDを数枚持っておりますので かなり聴き込んでいるものの、アナログ盤だと全然違いますネェ~  歌声そのものが生々しく聴こえてくるし、幾重にも重ねられたコーラスの和声が一つ一つ聴き取れる感じがします。それこそデジタルだとコーラスの和声が 一つのかたまり として聴こえるのに対して、和声の一音一音が分離した音程として聴こえてくる感じ(もっとも繰り返しではありますがハイエンドの機材(単体で百万超えレベル)ならばハッキリ分離して聴こえるのかも知れません)   やっぱりアナログ盤はスゴイですわ

ジャパニーズポップス も忘れていませんヨ~  

本当はコチラの鈴木茂氏の コスモス というアルバムが欲しかったのですが、其方が人気盤で高値売買され手が届かない為一先ずコチラを入手したという次第です。この時代は映像のデジタル処理など無かったでしょうから、このショットを捕らえるには相当な練習を繰り返したんじゃないでしょうか、、 コチラも御苦労が見える、良きアナログの時代の産物って感じでしょうか~ 

大貫妙子さんも初期のアナログ盤が随分と高値になっている様子ですね、、 コチラは多少人気薄?のアルバムなのでお安く入手できました。

そうです!! ピチカートファイブです!! 彼らもアナログ盤の流通量が少なく?なかなか苦労いたします(お金さえ沢山出せば簡単なんですが)  ようやく1枚ゲットできました 記念すべきアナログ1枚目 本当ならば正規のアルバムが欲しいわけですが、高額品には手が出ないので仕方なく割安品を選ぶと知らない盤になるようです しかし、そこは矢張りピチカートファイブだし、野宮真貴 嬢なのです カッチョイー

右上は、矢野顕子 先生ですネェ~ コチラはライナーノーツを眺めてビックラこきました~ 2曲にマエストロ=スティーブ・ガッド & アンソニー・ジャクソン という超強力リズム隊が参加されているではないですか!! それらの曲を聴くと、、 超・難解な変拍子の楽曲でありまして、そこらのリズム隊では太刀打ちできないんじゃないかと思われました。勝手な想像ながらスタジオに集まって楽譜を初見で1、2回ザッと演奏し あっこ様からのご要望があり所々チョイ手直しして、スグ本番で一発OKとかじゃないの??

どういう訳か 日野皓正氏のアルバムを3枚も入手 元々は左下のメイダンスというアルバムが欲しかっただけなんですが、、 

中学から高校生になる頃でしたかねぇ、お茶の間のTVでも結構な頻度でJAZZの演奏を聞かせる番組がありました。そのなかで日野皓正と渡辺貞夫はCMにも出演したりで JAZZ好き以外にも かなり認知度が高かったんじゃなかと思いますし、特に日野皓正はチョイ悪な風貌も手伝ってか スゲーカッチョ良かったですわ~ それで売れまくってNYに高跳びしたんじゃないでしょうか・・

右上のケネディ大統領のジャケットはオリバー・ネルソンのオーケストラですわ 

ライナーノーツが無いので詳しくは判りませんが実際のケネディ大統領の演説が入っており それに続いて演奏が始まる 独特なつくりのアルバムになっておりました。オリバー・ネルソンらしい 混み入った楽曲とアレンジが良好な録音で納められており、お気に入りの1枚になりそうです。

ジャパニーズポップスからJAZZ、ロックと幅広いレパートリーになっておりますが、本来ならば そこにラテン系も加えたいところ  なんですが、キューバとかアルゼンチンとかポイントを絞ったジャンルだとレコード盤の流通量も少なく結構入手がムツカシイ感じです  マァ、もっとも 大金を出すならばいくらでも入手できるでしょうけれど・・

今後とも引き続いて

 前々から欲しかったアナログ盤を

   お安く入手する事に

全力を尽くしたいと考えております~


アナログ礼賛 超音波レコード洗浄機 ウルトラソニックレコードクリーナー 初稼働 竹内まりや

2024年04月10日 | アナログ礼賛

かれこれ一か月も前に入手したものの放置状態にあった超音波レコード洗浄機なんですが、、

 ようやく桜の開花と共に初稼働となりました~

   コ チ ラ が  そ の 雄 姿

   中華製格安の 超音波洗浄機とレコード自動回転装置

中華製の格安製品ながら 最近の中華製には、かなりまともな取扱説明書も付属されておりまして 恐る恐るながらも順調な初稼働となりましたわ

そもそも一般的には超音波洗浄機は普通の水道水で十分である  みたいな感じのようなのですが、、 

そこは やっぱり マニア心が 簡単には許しませんで、レコード専用の洗浄液を準備したいわけです。

なのですが、、 

国産品のレコード専用となると やや値段が高くなりまして 、、 それならば、やはり工夫して乗り切ろうと云うことでオリジナルで洗浄液にもトライしたというわけです!!

 

   レコード専用の洗浄液 あくまで自己流

恐らくは どなたかのレコード超音波洗浄のサイトで紹介されていたような記憶なのですが、その方の提唱するレコード専用の洗浄液は、精製水とアルコールと界面活性剤を7:2.5:0.5 (だったか?記憶が曖昧)の割合にするみたいに書いてあった??

その曖昧な記憶に従って、高純度の精製水20ℓ と78%アルコール5ℓ を入手いたしました~ 

 

   恐る恐る洗浄液を満たしてみると、、

コチラの超音波洗浄機は洗浄液容量が6ℓ なので、マズは液面がどれ位になるかを試してみました。

すると4ℓ ほどで上写真のオレンジ矢印の高さになりましたので、洗浄液は約4ℓ が手頃だろうと思われます。そこで 実に適当な塩梅なのですが、精製水を3.5ℓ とアルコールを0.5ℓ を混ぜ合わせて 更に中性洗剤を数滴たらす という 超いい加減な レコード専用洗浄液となりました~

 

   途中で水が溢れたり、漏れ出ししても大丈夫なように風呂場内での試運転

画面の水面に表れている波紋が見えるでしょうか? コレが超音波洗浄の状態だろうと思います。他の超音波洗浄機のユーザーレビューに書かれている通りに十分大きな動作音がしますネェ~ ですが風呂場ですから扉を閉めてしまえば、それ程 気にはなりません。

水温調整のヒーターも機能するし、独自の脱気機能も一応は機能しているようなので、取説に従って試運転をスタートしました~

 

   試運転には マントバーニーorch、M・Fフォーン、フィル ウッズ、ヒューバート ローズ

レコード盤を超音波洗浄機にかけるなんて事は初めてですから、どんな事態が発生するのか皆目見当がつきません! ですから、たとえ不測の事態が起きても 諦めのつくレコード盤を選りすぐって マズは試運転をスタート

超音波洗浄そのものは設定した時間通りに終了し、特に驚くような事態はなかったので一安心 

洗浄槽の底に何か汚れが溜まっているとか  洗浄液が薄汚れたとかも 一切なく、いささか物足りない感じもあり

と云いますか、超音波洗浄するよりは その後にレコードを拭いたり乾かしたり する作業の方が大仕事のような気がしました!!

入手した自動回転装置はレコード盤4枚用ですから、一度に4枚しかレコード盤を洗浄できない 

なので、洗浄中にはチョット失敗したかも?6枚用を選択すべきだったか とも考えました。ところが洗浄後の拭いたり乾かしたりの作業を思えば4枚位が頃合いだろうと いう感じですネ~

 で、初 超音波洗浄の結果ですが、、

圧倒的にオススメです!!

 ★レコード盤面からのパチパチノイズが大幅に軽減します

 ★残響音の響きが美しく聴こえる

 ★ハーモニーのディテールまで聴こえてくる 等々

   但し、盤によっては殆ど改善が無いものも有る!! 

上記の各盤の変化につきまして、、

プレステッジのフィルウッズはモノラル復刻盤では アルトSaxのサウンドがかなりの音圧で飛び出してくる感じになり その迫力を楽しむ為にモノラル用カートリッジを調達する予定です。ヒューバートローズは残念ながら国内盤で更にはCTIレーベルなので スカッーと拡がるサウンドではないですが、ノイズが軽減し クリアさが上昇しました。M・Fフォーン(メイナード・ファーガソン)は元々の録音なのかカッティングが それほど良くないのか、期待した程には きらびやかな爆発的ハイノートにはなりませんでした。英国プレスのDECCA盤 マントバーニーorchのゴージャスなムード音楽には超音波洗浄による音質改善に大いに期待をしていたのですが、残念ながら殆ど改善効果がみられませんでした~ ノイズも軽減しないし、音質も全く改善無し

レコード盤面の音溝に数十年にわたり蓄積された目に見えないゴミ・汚れを取り除くと音質改善が見込めます。ですが、盤そのものの材質が良くないモノや、そもそもの録音が良くないモノ 、カッティングが優れないモノは 当然ながら改善がありません

初稼働の試運転にて、超音波洗浄機ではレコード盤には損傷を及ぼさない 事が明白になりました!!

  ならば前々から聴き馴染んできたレコードを試してみようと

   女性ボーカルはレコード再生がムツカシイ!

インストものではそれ程 音割れ と云うか ”ひずみ” を感じる事は少ないのですが、女性ボーカルだと結構な頻度で さ行 とかに ”ひずみ” すなわち 音割れ を感じます。そもそもウチで常用しているのが『丸針』ですから仕方ないのですが、果たして超音波洗浄すると何かしらの変化or改善があるのか?を試したくて洗浄してみました。

まさに 納 得 です!!

笠井紀美子嬢のアルバムは期待して入手したもの全編 音割れひずみ が ひどくて聴けたもんじゃなくズーッと放置しておりました。が、超音波洗浄後は盤面ノイズも無く彼女の美しい歌声が響きわたってきました コリャ良いわ!! 山口未央子嬢も洗浄前は物足りなかったパンチ力が見事に蘇ってきて それこそ四十数年前?に初めて聴いた時のようなノリノリ感を感じました カーペンターズの音質改善は著しいもので、カレンの 超美しく 響き渡る 唄声 が殆ど ”ひずみ” なく聴けるようになったし、更には幾重にも重ねられたコーラスハーモニーの妙にも聴き入りました~

 こうなると、前々から残念に感じていた アノ1枚も!! 

チョット 恥ずかしい気もしますが、、

   昔々?のアイドル? 竹内まりや

不思議なピーチパイ が流行っていたのは80年代初頭ですかネェ~ 当時のレコードには、特にアイドル系には 青矢印のようにポスターが付いているモノも多くありましたネェ~

このアルバムには特に好きな楽曲が数曲も はいっており数年前に やっと入手したモノです。なのですが、せっかく期待したアルバムですが 思っていた(記憶の中にある)ようなサウンドが聴けずに 期待外れで やはりズーッと放置しておりました

詳しくは知りませんが、このアルバムは一部の楽曲が米国録音なんじゃないかと思います。それで恐らくは、その米国録音の楽曲が好みのサウンドだったのではないかと想像しておりまして、、 

超音波洗浄後に聴き直してみると、物凄い音質改善となり、完全に聴き入りましたわ~ ほぼ期待通りのサウンド  のびやかで瑞々しい唄声とパンチの効いたリズム隊が見事にマッチングしております

 

いやはや レコードを楽しむには  どうやら超音波洗浄機が欠かせませんネ~

こうなってくると先頃入手し現在メンテナンス中の ビンテージプレーヤー Dual 1219 も早く試したい気分です   

   結局のところ ドロ沼

       ずぶずぶと深まる ばかり

 


アナログ礼賛 Stereo Sound ヴィンテージアナログ復刻版、analog アナログの銘機と名盤

2024年03月25日 | アナログ礼賛

先頃たまたま入手してしまったヴィンテージレコードプレーヤー Dual 1219 ですが、、

本来の性能を引き出すべく、少しづつですがメンテナンスを進めております。

つい最近までは こう云ったヴィンテージプレーヤーについて、殆ど興味も持っておらず 知識も持ち合わせておりませんでしたので 新たな課題として取り組んでいきたいと思っております。

差し当たり 手っ取り早く ヴィンテージレコードプレーヤーに関する情報を収集しようと 関連雑誌を入手することにしました。

  Stereo Sound 別冊ステレオサウンド 『ヴィンテージ アナログ』保存版

勝手な想像だったのですが、こういったヴィンテージレコードプレーヤーを特集した雑誌ならば、勿論のこと Dual のプレーヤーに関してもウンチクが語られているだろうと考えていましたが、、 見事に裏切られてしまいましたネェ~  

プレーヤーに関しては、トーレンスTD124ガラード#301の2機種に限られておりました  残念!! 

  裏表紙の写真トーレンスのプレーヤにガラードのトーンアーム

オーディオ機器はお好み次第で色々な組合せが出来るようになっておりまして、、 

ライバル?メーカー同士の組合せで より一層 自身の追求するサウンドを実現していったりするわけです。

 

  Thorens TD124 トーレンス TD124 

前々からの勝手な思い込みでThorensというメーカーは英国製だと思っていたのですが、どうやらスイスの会社だったのでした(誠なお粗末な知識・情報でお恥ずかしい限り)

  Garrard 301 ガラード301 

対してコチラのガラードというメーカーは米国製だと思っていましたら、、なんと英国の宝石商から発展したメーカーだったわけです 知らんかった~

この様にコレまでのデタラメな知識情報を一掃すべく、勉強しなければなりません  

 しかし肝心な Dual についての情報は一切ありませんでした  残念!!

 

それなら 恐らくはレコードプレーヤに特化した情報が提供されているのだろうと、またしても勝手な想像から入手してみたのがコチラ

   季刊 analog アナログ 忘れられないアナログの銘機と名盤

目次には Dual の文字が見当たらなかったものの チョットくらいは関連記事があるのではないかと探したのですが、、 残念ながら在りませんでしたネェ~  

と云うか、コチラの雑誌はヴィンテージレコードプレーヤーではなく現行機種の紹介がメインなのでした

 その中でも一番に驚かされたのがコチラですわ

  超・高級アナログプレーヤー ROLF KeLCH The Reference  ロルフケルヒ  ザ・リファレンス

なんと、なんと、、 プレーヤーだけで 670万円 トーンアームは別売りで80万円

確か少し前にヤフオクで半額の300万チョイで出品されていたような・・  果たして この様な 天文学的価格のプレーヤーは、その価格に見合ったサウンドが聴けるのでしょうか~ 

  SPIRAL GROOVE  System SG2 Phantom  スパイラルグローブ?

コチラは見掛けは普通なのに かなりの高額260万円ですネェ~ トーンアームは付属されているもののカートリッジは別売りなので、記事内の試聴に用いたカートリッジが60万弱なので合計すれば300万円オーバーですわ かつて我が国のプレーヤーメーカーにマイクロ精器=MICROブランド があり、その最高機種にはセット一揃いで軽く百万円超えた機種も有ったようです。

  Nottingahm ACE SPACE  ノッティンガム エーススペース

    ようやく百万円以下の機種が現れました  

とわ云え70万円オーバーですから、ほぼ雲の上の存在ですネ~ 

しかしコチラの機種ならば 見るからに高そうだし 上記のスパイラルグローブより見掛けのインパクトが強そうな感じがします 

コレら高額プレーヤー3機種を聴き比べるとどんな印象になるのか非常に興味が沸いてきますネェ~ 

所詮は数万円のヴィンテージレコードプレーヤーをメンテナンスして楽しんでいるわけですから上記の現行超高額機種とは全く無縁のオーディオライフです。  

ヴィンテージレコードプレーヤーの情報を得るつもりが、ついつい現行の高額機種に目が行ってしまいました・・

 マア冗談はこれくらいにして Dual 1219 の機器情報やらメンテナンス情報を収集してゆきたいと思います。


アナログ礼賛 レコード洗浄 ラベル保護 超音波洗浄機 ウルトラソニック・クリーナー

2024年03月03日 | アナログ礼賛

少し前のブログで レコード洗浄に関するグッズについて、Amazon通販にてトンデモナイ  モノ を発見してしまった!! とお伝えしておりました

レコード洗浄する際に必要となる ラベル保護グッズは、ほんの数年前まではオーディオ業界でも滅多に見つからなくて、仮に有ったとしても結構な金額だったりして中々入手できず でした。この程グラインダーの丸刃が流用できることが判明し 早速自作したわけなのですが、、

  せっかく数年来の悲願が達成 !! しかし大喜びしたのも束の間

 な~んだ!! Amazon通販にて、超お手頃価格で販売されておりましたわ~

如何にも 見栄えの良い透明円盤でレコード盤を挟み込む方式で、ご丁寧に洗浄用刷毛まで付属しておりました!!

恐らくは中国でも一部の富裕層からオーディオファイルが登場してきて、そこに目を付けたオーディオ関連業者が ”あったら便利だなぁ・・” のグッズを矢継ぎ早に発売しているのじゃないかと想像いたします。昔は、安かろう悪かろう の代表選手みたいだった中華製品も 徐々にクオリティが上がりつつあり そろそろ実用上差し支えないレベルには達してきた様にも感じております(ただし100%信用する事は出来ません)

 

が、が、、 発見したトンデモナイ  モノ というのは上記ではなくて

  発見したトンデモナイ モノ が  コチラです

レコード洗浄に超音波洗浄機を使うのは前々から存じ上げてはいたのですが、私の知る限りでは10万円を軽く超える高額商品であり、マズは入手は困難だろうと諦めておりました。

 と こ ろ が で す ね ぇ・・

レコード洗浄グッズをAmazon通販にて検索していたところ、こういったレコード洗浄用の6littleサイズ超音波洗浄機(勿論 中華製)が4万円前後で販売されているのを発見し ビ ッ ク リ ~ !!

それも一種類だけではなく、複数の業者から それぞれ多少機能の異なる製品が販売されておりました。なかでも購入者コメントの一番多い ベストセラー商品が4万円後半の値段です。不思議にも、同じ業者からは ほぼ同じ機能にも見える機種が4万円弱で販売されてまして どちらにしようか迷って思案している内に、いつの間にやら安い方は消えてしまいました~ ガックリ

それらは 超音波洗浄機とレコード盤自動回転装置がセットになっておりましたが、更に検索を進めると 洗浄機と回転装置を別々に購入する方が安く入手できることが判明!!

 

という理由で さんざん迷った挙句に入手したのが、上記の超音波洗浄機と下記の自動回転装置です

  コチラがレコード洗浄用の自動回転装置

白いプラ円盤の間にレコード盤を挟み込んで、右側の黒いベース部分の切れ込み部分を超音波洗浄機の縁に引っ掛ける という構造です。

購入時の最大の懸案事項が、洗浄機の縁の分厚さとベース部分の切れ込みが 果たして合うかどうか? もし合わなかったらベース部を加工すりゃ 何とかなるだろうと 思い切っての発注でしたが、、 無事にピッタリと納まりましたわ~

この回転装置は添付データによると 回転速度=630度/分 となってますので一分間に約2回転という感じですかね

   この超音波洗浄機の特長である  ・特・殊・機・能・ = 『脱気』と『周波数28K/40K切替

 コチラが入手した超音波洗浄機の操作パネルです。

Amazon通販にて販売されている超音波洗浄機には、洗浄槽のヒーター温度設定と洗浄時間の設定がついております。

   今回入手した装置には、それらに加えて 更なる特殊機能がありまして、、

左側に縦に並んでいるのがヒーターの温度設定です。右側に縦に並んでいるのは洗浄時間の設定です。その間に横に4つ並んだスイッチが、ヒーターのON/OFF、Degas=脱気、Sweep=40k、Turbo=28k、となってます。この Degas という 脱気 機能と、Sweep と Turbo の40k/28k周波数切替え が特殊な機能となります。

脱気』という機能はイマイチよく判らないのですが、、 どうやら洗浄液に含有する ” 何 か ” を排出することで 洗浄効果をより一層高める という機能らしいです。ですが、本格的な脱気装置というのは それだけで一つの装置になっているみたいなので、もし付属されているにしても 極めて 簡易的な装置だろうと考えます。

周波数40k/28k切替』は超音波洗浄機の超音波周波数を切替が可能という便利(?)な機能です。コレ以外の超音波洗浄機は40kHzに固定されております  超音波洗浄の解説によると、超音波周波数が40kより28kの方が より一層洗浄効果が高く 壊れやすい素材の製品では破損の恐れもある という様に書かれておりまして 少々恐ろしいかも・・  まさか 塩化ビニール製のレコード盤が破断する 事は無いでしょうけど、恐る恐る試したいと思います。

近々にも実際にレコード洗浄を実施してみようと思いますが、その為には『洗浄液』も準備せねばなりませぬ

もしかすると、国産のレコード洗浄用の超音波洗浄機ならば、専用の洗浄液が販売されているのかも知れませんが、恐らくは結構な値段がするだろうと思われます。従って毎度ながらの自己流で配合することとし、頃合いの精製水とエタノールを入手する予定でございます。

いや~ まさか、まさか、、 自宅で超音波洗浄機が使用できるとは!!

ますますレコード掘りにも 力が入る という感じですわ~

そうなると レコードプレーヤーのステージアップにも興味が沸いてきますなぁ・・  

ますますドロ沼じゃぁ~


アナログ礼賛 レコード洗浄 ラベル保護 Kalima,MATT BIANCO,STRAVINSKY,Kiri te Kanawa, 

2024年02月11日 | アナログ礼賛

前回のブログで、レコード洗浄の際に必要となる 『ラベル保護用具』について、ようやく材料だけを入手できた事をお知らせしました

上記写真の様に、電動グラインダー用の丸刃(秀吉ブランド?)ゴムシート(2mm厚)ネジだけ なんですが、、

  立春とは云え 朝晩は かなり冷え込む 今日この頃、

  ようよう 重~い腰を持ち上げて、わずかながらの工作をいたしました

要するに 四角いゴムシートを丸く切って 中心に穴を開け グラインダー丸刃に貼り付けただけ

なのですが、、 丸刃の縁に沿ってゴムシートとの境目に太い針金を仕込む等 多少の面倒臭い工夫(より密着性を高める?)もしております!!

  実際にレコード盤に取付けてみると、、

   予定通りピッタリと納まってくれてます

裏側のネジには『蝶ネジ』を付けたかったのですが、わざわざホームセンターに出掛けるのも面倒臭いので在り合わせの普通のナットで我慢してますわ

マズは 試しにキズになっても大丈夫なレコード盤にてジャブジャブ洗浄したところ、、

レコード盤は 案外柔らかくて フニャフニャ するので  コノままでは洗浄している最中にラベルにまで水分が染み込んで濡れてしまう だろうなぁ・・ と、恐る恐るネジを緩めて取り外してみると

あらマァ~ なんと不思議な事に ラベルは一切 濡れておらず まったく問題ナシ !! 

    ブ ラ ボ ー

  コレなら大丈夫だろうと数枚のレコードを洗浄することに

これらは過去に入手したモノで、既に専用ウォッシャー液で清掃した盤です。 

従って 見る限りはピカピカしてキレイな状態に見えるわけですが、果たしてジャブジャブ洗浄するとサウンドに好影響が表れるか? を試したかったのです

  Klima  カリマ 45回転 シングル盤

コチラはチョイと珍しい盤でして、 LPながら 45回転、更には と云うか 残念ながら と云うか、A面B面に1曲ずつしか入っておりません。実は Kalima カリマ も大好きなバンドでありまして、通常のLPレコードも欲しいのですが、人気があるのか 出回っている枚数が少ないのか 結構高額になっている為なかなか入手できません

大好きという割には詳しい情報は知らず なのでメンバーとか出身地とか判りませんが、やたらとカッコイイでっせ~  メインの女性ボーカルがゴキゲンなんだナァ・・

で、洗浄してみると 、、

まさに薄皮をはがした様な 音の鮮度が増した感じ S/Nが改善され、同時に周波数レンジも拡大したサウンドが聴こえてきました(何せ簡単にプラセボ効果にかかってしまう性分なので?)  

 大 成 功 です!!

 

  MATT BIANCO  マットビアンコ

恐らくはコチラのMATT BIANCO =マットビアンコ も上記のKalima と大体同時代だったんじゃないかと思いますが、、 コチラもやたらとカッコ良かったですネ~  

CDでは飽きる程 繰り返し聴いておりましたが、 念願かなって ようやく アナログ=レコードを入手出来ました(とは言え随分と前かも?)  途中でメンバー交代なんかも有ったみたいですが、オリジナルメンバーと云うかメインボーカルの Basia =バーシア が唯一無二の存在でした

イヤハヤ、この写真だけでも ぶっちぎり・圧巻 じゃないですか

なんですが、、 コチラはレコードからは期待した程のサウンドが聴けず 残念な印象だったのが、、  洗浄後は コリャア かなり ゴキゲンだわ  位に改善できましたヨ~  オーディオ的な表現ならば 上記Kalima同様に、S/Nが改善され  周波数レンジが拡大したサウンドです  しかしながらレコード自体のプチノイズは軽減されずそのままなのは残念な感じですネ

  STRAVINSKY ストラヴィンスキー 交響曲 クリンペラ指揮

ここ数年来 ショスタコーヴィチとかストラヴィンスキー に興味が沸いてCDやレコードを収集しておりまして、その中の1枚です。本物のクラシックファンではありませんので詳しい事は一切判りません 恐らくは本物ファンならば同じ楽曲でも、誰それ指揮 の 何とか交響曲団 の 何年録音 のオランダプレス盤が一番いい とか、やったら目ったら コダワリ があるのでしょうが、今の所 そこら辺は全然判りません。ただ、たまたま格安中古盤で入手したコチラは、かなりの高音質録音盤でした!! なので、ジャブジャブ洗浄して現状より劣化したら困るなぁ・・と多少の危惧もしつつの洗浄実施

  いやぁ~ 良くなりました!! 

     オーケストラの拡がりがスゴイです

まさに上述の2枚同様に、より一層 クッキリ・ハッキリした感じになりました

  Kiri te Kanawa  キリテ カナワ 

真空管アンプになる前には絶対に手を出さなかったであろう 女性オペラ ですわ  

球アンプになってから半導体アンプでは聴けなかった豊かな響き?というか  言葉では表現できないような音楽そのものに浸れるようなサウンドに生まれ変わり、こう云った声楽曲も聴けるようになりました~  たまたまオークションにて見掛けた 何となく聞き覚えの有るようなお名前=キリテ カナワ に釣られて落札 カナワさん家のキリテ嬢

ジャケットの左上部のレコードメーカーが一部シールで目隠しされてます。理由は判りませんが、同じようにレコードの中央ラベルにも白シールが貼り付けてあり、ひょっとすると水が浸み込んだら 厄介な事になるかも?とも心配しましたが、、 まったく問題ありませんでした  

 いや~コチラも見事にクリアーなサウンドに改善されましたわ!!

 

以上のように、全て自己流ながらジャブジャブ洗浄は大成功だったので大喜びだった のですが、、

 

 この洗浄作業した直後に、

  某密林通販=a○○zon サイトにて

    レコード洗浄に関する装置の

     とんでも無いモノ を発見してしまいました!!

 

今は、もう連日連夜 スグ買おうか、まだ止めとこうか、迷いに迷っております~  

 ま さ に   ド   ロ   沼


アナログ礼賛 BOSTON POPS ダイレクトカット盤、PERLMAN EMI ODEON盤、日本masterSOUND盤、ROBBEN FORD、Deodato、Chick Corea

2024年01月29日 | アナログ礼賛

折々に、思い出したように、

  地味~に 続けております ”レコード掘り” ですが、、

新春の第一弾として先頃6枚の中古盤を入手いたしました

今回は、随分と以前からズーッと欲しいと思っている1枚がヤフオクに出品されており それをメインにして残りは適当に目に付いたモノを選んだという感じ

と、とっ、ところが、、

矢張り、滅多に出品されない名盤?というのは 同じように 目を付けて 落札を狙っている方がいらっしゃるわけでありまして、、

当然のことながら 競り合い になるわけですねぇ~  

しかしながら、中古のレコード盤ですからねぇ、盤の状況等にも依りますが入札価格には私自身の上限があるわけでして・・ 残念ながら見事に競り負けとなってしまいました!! と云うのも、その音源がネット上に存在することが判ったので敢えて高い買い物をする必要もない気がして先方にお譲りした感じ

そんな状況だったわけですが、コチラは今回一番の注目盤です

  ARTHUR FIDLER and BOSTON POPS limted edition DIRECT to Disc recording アーサーフィドラー指揮ボストンポップス オーケストラ ダイレクトカット盤

ボストン交響楽団とボストンポップスオーケストラについては少し前のブログで解説した通り(同じ楽団ながら活動時節が異なる)ですが、今回のレコードは いささか趣きが違っておりまして、、

 

 ダイレクトカット盤=DIRECT TO DISC RECORDING すなわちと云いますか、詳しくは存じ上げませんが 恐らくは録音会場にマスターディスクのカッティングマシンを持ち込んで、その場で一気にマスター盤を作ってしまう のだと思います。裏ジャケットには録音状況の解説がありました

録音会場は、ボストン シンフォニーホール という立派なホールでありまして、 と云うことは 彼らはコチラの常任オーケストラなのでしょうかネェ~?

更には、詳しい日時や使用機材、関係スタッフの名前まで記載されております。

  その機材が Ortofon DSS732 cutting system とありますので検索したところ

ortofon より転載

 はてさて、果たして、どんなサウンドが聴こえるのやら、、

  針をおろすのが 実に 楽しみな1枚であります!!

 

  ITZHAK PERLMAN spielt Fritz Kreisler イザーク・パールマン EMI ODEON盤

コチラは、ほぼ ”ジャケ買い” ですねぇ  

現代の超・名手が かつての超・名手 を真似て 並んで写る なぁ~んて とても良いじゃないですか!!  

実は、どんな楽曲なのかは全く判らないのですが、ジャケット写真 以外にも 金色に輝く ”ODEON シール” にも興味を魅かれたわけです。

コチラの ”ODEON” レーベルに関しても知識はゼロでありますが、なんとなく高音質そうな雰囲気が漂ってきますので 期待の1枚であります。

 

  HUBERT LAWS  Say it with Silence  日本master SOUND

お馴染みのフルート奏者のヒューバートローズのリーダーアルバムです  私自身がヒューバートローズの大ファンですから折々に出品を発見すると落札を試みるものの、やはりコチラも人気があるらしく いつも競り負けております。

今回は 珍しく少しだけの競り上がりで 終了となり無事に入手できました。と云いますのもコチラは残念ながら ”国内盤” なのであります。

不思議ながら 外国人には”日本盤”が人気があり高値で売買されております。が、音の好みの問題ではありますが、私にとって国内盤は『ヌケ』や『拡がり』が乏しく余り魅力的には感じられません。外国人にとっては、そこら辺の音質の問題ではなく カッティングの歪の無さ や レコード盤そのものの素材の良さ(ノイズが少ない) などが魅力的らしいですわ

ただしコチラは 『レコード技術の限界を凌駕した MASTER SOUND 話題のディスク』との解説が付いた高音質盤のようです

1/4インチ幅、2トラック、76cm/sスピードのオリジナル・マスター・テープからダイレクトに331/3回転カッティングを採用 』との アリガタイ 効能書き も記載されて、相当の高音質が期待されます。 しかし、あまり詳しくは知りませんが、、だいたいのマスターテープって2トラ、76cm なんじゃないか?と思われますが、どうなのでしょ~

果たしてレコード技術の限界を凌駕したサウンドが聴こえる でしょうか・・

 

  ROBBEN FORD ローベンフォード 

多少名前を聞いたことが有るなぁ・・ 程度なのですが、たまたまお手頃価格で出品されていたので落札させてもらいました。コチラは完全なる米国盤ですから、安心してゴキゲンなサウンドが聴こえることと予想しております

 

  Deodato Whirlwinds デオダート 旋風

コチラはかなりヒットしたアルバムですネェ 

ラテン系の強いフュージョンと云いますかノリノリの気持ちの良いサウンドで、当時はTVからラジオから店先さらと アチコチから流れてきた感じでした。懐かしさも感じて落札しましたが残念ながら ”国内盤” です

 

  CHICK COREA  MAD HATTER  チックコリア  マッドハッター

コチラはCDもレコードも持っているのですが、、 敢えて もう1枚 入手

と云うのも現在所有しているレコードが米国盤ながら イマイチ 音質が優れない 感じがして、異なるプレス盤(いわゆるマト番の違い)ならば多少違って聴けるかも知れない という まるで根拠のない希望的観測からの落札

右列のレコードとCDが既存品で、左側のレコードが今回の落札品

果たして期待するようなサウンドの差異が表れてくれるのでしょうか??

 

  レコード洗浄の秘密兵器 ラベル保護の秘策

上記写真を見て、 レコード洗浄と何が関係しているか お判りの方はいらっしゃるでしょうか 

 ディスクサンダーの丸刃=秀吉 と 大きいネジ と 黒いスポンジ

DIYやらリフォームの工具・材料調達のため しょっちゅうホームセンターに出掛けているのですが、毎回思い出すたびに『あるモノ』を探しておりました。  それは程度の悪い汚い中古レコードを洗浄する際にレコード中心の紙ラベルを保護するための円盤状の金属板です  なかなか相応しいモノが見つけられないでおりましたが、コノほど遂に コレならばイケるかも? というモノを発見しました!!

御覧のようにレコード中心の紙ラベルとグラインダー丸刃が ほぼ同サイズ(直径100mmチョイ)なのです

従いまして5mmのスポンジシートを円盤状に切り抜きましてグラインダー丸刃に貼り合わせまして、レコードを上下で挟み込んでやれば気兼ねなく洗浄ができるだろうと考えております  と、ココまで書いてフトある事に気付いてしましましたが、、 マァ次なる策を検討いたします

 

 イヤハヤ、昨年の暮れから どうもレコード再生に多少の ” 難 ” が出ておりまして、、

早々にはスッキリさせたいところですが、 そちらに取り掛かるとドツボに陥るような気がして なかなか一歩が踏み出せない状況であります。

アナログ道は、焦らず じっくり と取り組む事も肝要として じわじわと進めて参ります~

 


アナログ礼賛 渡辺貞夫、LIVING STEREO、DELIUS、Quincy Jones、

2023年12月08日 | アナログ礼賛

やや久し振りに 約半年ぶりに、中古格安レコードを入手しました!!

今回も一気に12枚ものLPレコードをヤフオク落札(さすがにズッシリ重い)したわけですが、、  今のところオーディオシステムのアナログ系が中途半端な状態になっており 其々をチョイ聴きする程度しか出来ておりません。 なので、特に大きく期待をかけた盤をメインに紹介してゆこうと思います。

  HOW'S EVERYTHING SADAO WATANABE LIVE at BUDOUKAN  渡辺貞夫 武道館ライブ  

つい先頃には80歳にも成られ、益々お元気にツアー演奏活動をされていらっしゃる御様子の渡辺貞夫さんですネェ~ 

コチラは1980年に武道館で開催されたライブの録音なんですが、、 

実は Richard TeeSteve GaddAnthony JaksonRalph Mcdonald といったNY系凄腕ミュージシャン達 すなわち 超・超強力リズム隊 が共演しているから堪らないわけでして  

コレまではCD音源を192kHz/24bitにアップサンプリングした疑似ハイレゾ音源にてヘビロテして楽しんでおりました~  なのですが 録音エンジニアが米国人ながら リミックス+マスタリングが国内となっており イマイチ『キレ』が甘く多少の不満を感じておりました  

で今回入手したアルバムは、なんと米国盤(青矢印)であります!! 

という事は、リミックスもマスタリングも米国(多分NY)で『 キレッ キレッ 』のサウンドに仕上がっているかも知れない  という大いなる期待を込めて落札。  初めにお伝えしました様に現在はじっくりとアナログを聴ける状況では無いので あくまでチョイ聴きでの印象ですが、案の定 日本盤とは異なるサウンドに仕上がっておりまする なかなか期待の持てる1枚となりました!!

 

  LIVING STEREO  往年のRCA社の名演奏・銘録音  リビング ステレオシリーズ

オーディオマニア、レコードマニアの方々にはお馴染みの RCA社の銘録音シリーズ LIVING STEREO  

以前にも少し触れたのですが、、  RCA社が 恐らくはステレオ装置の更なる販売拡大のためには 優秀な高音質レコードを拡充する必要があるとして、当時(1950年代中後半~)の名指揮者や名演奏家を集めて 当時の最先端録音技術を駆使して創り上げた高音質録音のレコード達が LIVING STEREO シリーズ

この度 とうとう 遂に本家本元を入手することが出来ました!!  

と云いますのも コチラの LIVING STEREO シリーズは人気が高くて、ヤフオクでも価格が競り上がってしまい私には手の届かない高額になることもしばしば  

ところがコチラは 余り人気の無い楽曲モノらしく、殆ど競ることもなくスンナリと入手できました~

同じくコチラも、どうやら LIVING STEREO シリーズみたい(白矢印)なので 期待を込めて落札

まことに残念ながらコレら2枚は今の所 チョイ聴きも出来ておらず、 いったいどれ位の高音質録音なのかは未だ未知数でありまして 今後に楽しみを持ち越しですわ~

 

  DELIUS ディーリアス

いや~ まさか、ディーリアスのアナログ盤が入手できるとは考えてみませんでしたわ~  

なにせ認知度も低いし、恐らくはレコードの発行枚数も限られているだろうし、、 ディーリアス先生は英国出身の作曲家であられまして、独特の浮遊感タップリで 始まりも 終わりも 判らないような楽曲私の一番のお気に入りなのです ご興味ありましたら是非ともご試聴をオススメします

 

  Quincy Jones  SMACK WATER JACK  サンプル盤  クインシー・ジョーンズ  スマック ウォーター ジャック  

  コチラが今回の大本命!!

クインシー・ジョーンズの1971年の作品 恐らくは当時のTV番組に提供されたテーマ曲などを集めたオムニバス的なアルバムなのかと思われます。TVドラマシリーズの『鬼警部アイアンサイド』は子供の頃に見ていたような記憶もありますネェ~  そのテーマ曲のイントロ部は50年以上も経った今でも 未だにラジオやTVのジングルに使われたりしてますヨ!! 果たして 私の一番好きな楽曲 = WHAT'S GOING ON が 米国の何かのTVドラマのテーマ曲として使われていたのか?は知りませんが、特にコチラの WHAT'S GOING ON はとにかく繰り返し聴き続けております。

コレまではコチラのCDを192kHz/24bitにアップサンプリングした疑似ハイレゾ音源だったわけですが、コレがアナログ音源に替わると どうなるのか? 物凄く気になるところです  

では、何故にコチラのアルバムが気に入っているかと云いますと、、、

上記は付属のライナーノーツの記載ですが、プロデューサー兼 録音技師 が Phil Ramone フィル・ラモーン先生なのです。クインシー・ジョーンズのアルバムには可成りの頻度で Phil Ramone 先生がご登場されるのですが、なかでもコチラの録音がピカイチなのです!! そもそもクインシー・ジョーンズの楽曲やら編曲ならば悪かろう筈も無く、まして録音が Phil Ramone 先生となれば 鬼に金棒 ですわ 

またレコードに関しても、通常の市販されていた中古盤に比べて こう云った サンプル盤の方が ”初プレス” の確立は高いし、場合によっては殆ど数回しか針を落としていない 可能性も高いわけです  手元に届いているサンプル盤も 盤の状況はかなり良好なので恐らくは高音質が期待できると予想しております。 吉と出るか凶と出るかは この後にじっくりと聴いてのお楽しみ

と云うワケで今回もマズマズの収穫がありまして、この後にじっくりとアナログサウンドを堪能したいと思います。

この他にも 私の所有するレコード盤のなかで一番に重たい ”超重量盤” が入手できたりもしましたので、次回に また紹介してゆこうと考えております。

 


アナログ礼賛 やっぱレコードもろオモロい 田中伊佐資 著

2023年10月11日 | アナログ礼賛

オーディオ評論家+レコード蒐集家として御活躍中の 田中伊佐資 先生の最新刊を入手しました

どうやら御自身の自己紹介にては、音楽&オーディオライター という肩書のようですが、、

 

今年の3月にも同氏の傑作本『ヴィニジャン   レコード・オーディオの私的な壺』を紹介しておりました。その内容たるや ”想像を絶する”  という表現がドンピシャ、まさに世の中には エンスージャストか中毒か というか、一般人(?)の考えでは遠く及ばない程 ぶっ飛んだ お考え=アイデア を実践されている方=オーディオマニア がいらっしゃる が紹介されており興味津々に読ませてもらったわけですが、、

 

  今回も 相当に ぶっ飛んだ 内容が満載でした~

 

田中先生はネット配信も手広くされていらっしゃるのでyoutubeでも簡単に閲覧する事ができます。『パタパタ漫遊録』や『やっぱオーディオは無茶おもろい』がオススメですが、今回のご本の裏表紙には そのyoutube番組の宣伝もされておりました

上写真の右側にいらっしゃる方も コレまた 物凄い 抜きん出た聴覚 をお持ちの 菅沼先生(まだお若い三十代青年)です!! 

菅沼先生は、その抜きん出た感覚と人一倍の探求心を併せ持っておられ、若くして 既にレコードやオーディオに関する 恐ろしいほどに深い知識と情報を蓄積されていらっしゃいます!! 元々はクラッシックファンとのことで、各レーベルごとの音質差は勿論のことオリジナル初プレス盤か否かも軽く聴き分けるほど とにかく素晴らしい感覚と記憶力の持ち主でいらっしゃいます。

その菅沼先生と田中先生が それぞれの知識と情報をぶつけ合い その極めて深淵なるレコードネタやオーディオネタを オモシロおかしく 紹介する番組なんです。そのタイトルを並べたのが上記なのですが、、  

あやふやな記憶で申し訳ないのですが、上から4段目に マービン ゲイ の ホワッツゴーインオン を徹底聴き比べ という企画がありますねぇ 一般の方なら、例えば その マービン ゲイのレコードを ショップでもネットでも販売サイトから購入すれば、それで完結 と云いましょうか 自分のレコードを所有したら、それで OK なわけです。

ところが、マニア ともなると そこからが探求というか追及始まり なのです!!  マニア以外には興味もないことでしょうが、そのレコードのサウンドには ビックリする程のヴァリエーションが存在します!! そこにこそ、マニアがオリジナル初プレス盤を珍重する重要な意味合いが隠されているわけで、  オリジナル初プレス盤から始まり、セカンドプレス、サードプレスと徐々に音質の劣化が顕著となったり、またプレスする機械・技師 や生産国によるレコード材質の微妙な差異なども加わり一般的には後期プレスほど鮮度の落ちたサウンドになってゆくわけなのです。 更には最新のデジタルオーディオも加わって、オリジナルマスターテープからのハイレゾ音源なども聴き比べができるわけで お楽しみは尽きません

菅沼先生は最新のデジタル機器にも精通(世界各国から優秀な機器を輸入)されており、上記の7段目に記載の『傷ものレコードのノイズを除去できるって本当?』では、最新のデジタル機材を駆使して 音楽再生には影響を与えず レコード盤面からのスクラッチノイズやプチノイズだけをほぼ完ぺきにキャンセルする方法を御披露されておりました。

コチラは田中先生のカートリッジに関する改造なのですが、、

ヤフオクにてたまたま米国 SHURE シュアー の DJご用達カートリッジ 超定番 M44シリーズ 中古品を8個もまとめてヤフオク落札したことから始まった、 超マニア向け カートリッジの工作シリーズ   世界中に愛好者のいる SHURE M44 カートリッジ は残念ながら数年前に製造終了となり今ではデットストック品が元値の倍以上になってしまっておりますが、かつては1万円以下の安価なカートリッジだったわけです 今では品数も少なく貴重品=高額になっておりますが、かつては数千円で新品が購入できる状態だったのです、残念ながら 当時 その価値に気付いておらず 一つも所有しておりません  残 念 至 極

そのM44カートリッジを、カートリッジそのもの部分と周囲(ハウジング)部分に分解し、 その周囲(ハウジング)部分だけを 木材製ハウジングにしたり金属製ハウジングにしたり、、 更にはヘッドシェルをハウジングとは異なる材質にして微調整をしてみたり 勿論シェルリード線をアレコレ交換したり と組合せは無限とも云える改造を楽しむ という高度なお遊び を御披露されております。

 コチラはそれ程高価な材料を使うわけでもなく、比較的お手軽に かつ効果的に音質変化を楽しめそうなので いつかは挑戦してみたいと考えております~

 

イヤハヤ 何とも  奥の深い 

 恐ろしいオーディオの世界

   正に ド  ロ  沼


アナログ礼賛 キューバ音楽 Olga Guillot=オルガ ギジャー、 ボレロ 等

2023年09月17日 | アナログ礼賛

世界各国の民族音楽を専門的に紹介している『AHORA corporation』=アオラコーポレーション のサイトに巡り合い、遂に念願の Borelo ボレロ に辿り着けたわけですが、、

通販サイトでの楽曲紹介やアーティスト紹介も かなり詳しくて、読む程にボレロの歴史から有名アーティストまでも解説されて 興味が尽きない感じです。

なかでも私自身の好みにピッタリくるのが Olga Guillot という女性ボーカルだと云う事も判り 早速2枚組CDを購入しました。そのCDを聴きながら、さらにボレロへの造詣を深めておりましたところ、たまたまヤフオクに そのオルガギジョーのアナログ盤が出品されているのを発見!! 

出品価格もお手頃(4枚セットで千円)だったので 当然の如くに落札し、ようやく到着となりました~ 

  マズは1枚目 ANORANDO EL CARIBE =恐らく、「懐かしのカリブ」でしょうか~?

何しろ未だボレロ入門者ゆえ、更にはポルトガル語は判らないので、ほぼ何も判らず! 果たしてコチラのLPにはどのような楽曲が録音されているのかも一切不明

一般的な大手レーベルの盤ならば、アーティストや楽曲を紹介するライナーノーツが入っていたりするのですがコチラには付属物は一切ございません 従って情報は全くナシ

おまけにジャケット裏面にも目ぼしいヒントも見当たらず お手上げ状態。但し楽曲に「ラメント」「シボネー」の文字が見えるので恐らくは知っている曲も入っているだろう って感じ。いざ、レコードを取り出してみるとズッシリ重く、おおっ重量盤だ! って感じで益々サウンドに期待が高まったわけです。恐らく60年代後半から70年代初めに作られたレコードですから50年以上も経っているにも関わらず、盤面が極めて良好なので ひょっとしたら更なる高音質にも期待が持てるかも知れないとワクワクしながら針を降ろしますと、、

ウ~ム モノラル録音でした~ 

 情熱的に歌い上げるラテンボーカルもので真夏には暑苦しい感じでした~  

しかしながら、そもそもは地方の古本屋さんから出品されている格安レコードでしたから ジャケットも盤面もボロボロで、ノイズの中から僅かに音楽が聴こえる程度 というのも覚悟の上で落札したわけです。なので、こんなに美品(ほぼMINT状態)が入手できて万々歳なのですが、、

細かいところまで丁寧に録音されている様子ですが 愛聴盤にするほどの良好盤ではありませんでしたネェ

   2枚目も 同じレコード会社からの盤です

コチラのジャケ写真だと 手に取るのが少しためらわれる感じなのですが、、 

同様にジャケットも擦れキズやシミ跡も無く 極めて良好で、盤面もピッカピカの重量盤です!!

一般的というか、普通にショップやヤフオクで入手するレコードの中古格安盤というのはジャケットの擦り傷・シミ跡は当たり前で、盤面も 反り・すりキズ・引っ搔きキズ・汚れ も当然なので、ターンテーブルに載せるまでには相応の清掃・洗浄を実施しなくてはいけません。

ところが今回入手したレコードは格安ながらも非常に保存状態が良く、ジャケットの汚れや擦り傷も見当たらず(四隅の角にはダメージも有り)、盤面もピッカピカの新品(いわゆるMINT=ミント)状態で到着したわけです!!

レコード中心部の丸ラベル 外周ロゴマークの内側にMADE IN HIALEAH の文字があります。どうやら米国フロリダの先端近くの都市ハイアリアでプレスされた盤らしいのですが、盤のノイズも少なく米国盤とは思えないほど良好な状態にも驚かされました~

コチラも1枚目と同様に、モノラル録音での情熱的なラテンメドレーという感じ

   3枚目は別レーベルになります 

前述の2枚は米国 Musart レーベルのモノラル重量盤だったのですが、コチラはメキシコ trebol レーベルの通常盤になります。とは言え それらのレーベルに関しても何の知識もございません!

先程と同様にレコード中央のラベルには HECHO EN MEXICO の文字が見られ、恐らくは英語でmade in Mexico ということなのでしょ  

メキシコ盤ですからネェ、、サウンドには期待はいたしません!!

 

 が、しかし、、 

  遂に念願のボレロじゃ

    コチラは素晴らしいです!! 

前の2枚が重量盤ながら いささか期待外れだったのに反して、ステレオ録音で スッキリ伸び伸びした気持ちの良いサウンドです おまけに好みの土着系(妙に洗練されていない)のスローテンポのボレロ!! 

 コレはお宝盤=愛聴盤に成りました 素晴らしいレコードを入手できました~

  最後はスモールコンボか?

マズはジャケット写真から

  他のジャケットに比べ 格段にカッチョイー  

如何にもスモールコンボで 渋く決めてる雰囲気タップリなジャケットですから 落札する前から一番期待していたのがコチラなのです  多分パーカッションとの掛け合いがあったり、ジャージーな空気を含んだラテン楽曲だろうと勝手に想像していたのですが、、

 アッチャ~~ 

  こりゃ  また  大きく期待外れ~

結局始めの2枚同様なモノラル録音のストリングス入りフルバンドでのボーカルでしたわ ジャケット写真に偽りアリ!!  期待が大きかった分、落胆も大きいわ~ がっかりじゃ~

 

 

今回入手したオルガ・ギジャーの4枚は どれも超美品であり、その状態の良さに非常に驚かされました。 

何故 大都市から離れた地方の古本屋さんからの出品レコードにこのような超美品があったのか? 

その辺りの事情をオーディオ評論家・レコード蒐集家である田中伊佐資氏のyoutubeでも解説されております 氏は、国産メーカーオーディオ製品の販売促進係のような「よいしょ」ではなく、ホンモノのサウンドを追求(アナログ再生にも音質向上の為ならデジタル機器をも躊躇なく導入)されており折々に情報発信をされていらっしゃいます  

実は今回入手したレコードも そこで紹介されていたショップだったのでマズ間違いは無いだろうと考えてましたが、期待を遥かに超える素晴らしい状態のレコードでした~

 

ようやく猛暑から離れつつあります(?)ので、

 これからの『 秋 の 夜 長 』に向けて

新たな音源=レコード・CDを

    準備しなければ なりませぬ~


アナログ礼賛 ムード音楽、Billy Strayhorn,Charlie Parker,Herb Ellis,笠井紀美子

2023年07月20日 | アナログ礼賛

やや久し振りに アナログ盤=レコード掘り を楽しんでおりますが、、

今回は毎々お世話になっているヤフオク出品者さんから『ムード音楽』の大御所が多数出品されたので 思いっ切り期待をかけての落札でした~ 本来の好みからすると、どちらかと云えば”ラウンジ系”のサウンドが大好きなのですが 矢張りその大元には正統派ムード音楽があるわけで 本家本元も しっかり おさえておかなくては成りませぬ

  日本では余りお馴染みないかも? Les Brown Swing Song Book  レス・ブラウン

我が国のレコード会社の戦略なのか米国からのマーケティング戦略なのか判りませんが 国内でムード音楽というと ”ポール・モーリア” とか ”パーシー・フェイス” とか ”リチャードクレイダーマン” などが有名のようです。しかし米国でのムード音楽 或いは軽いJazz系音楽では コチラの レ ス・ブラウン も大御所のおひとり です。

私自身も それほど馴染みが無かったのですが たまたま格安出品されていたので迷わずポチッといきました(落札価格=188円)

 イッヤ~ コレは大正解でした!! 

極めて稀なケースですが、全く期待しなかった盤が意外にも 優秀録音・良好プレスだったりするのでレコード掘りが止められないわけです。スッキリと伸び伸びしたサウンドでステージも拡がっており 臨場感タップリ ですわ~  まさしく 気持ちの良いサウンド です

 

  これぞ正統派ムード音楽かも ANDRE KOSTELANETZ  アンドレ・コストラネッツ

コチラも我が国では あまりお馴染みが無いかも知れませんが、、 正統派ムード音楽の大御所に間違いナシ 

ジャケットの右側に収録曲名がありますが有名曲ばかりです。聴いてみると案の定、正に正統派のムード音楽ですわ  録音・プレスとも少々残念な感じなのですが、もしコチラが優秀録音と優良プレスならば間違いなく愛聴盤になっていた事でしょう 好みとしてはアトちょっとだけラウンジっぽさも加わるなら最強盤となる?かも、、

 

   やっぱり 好みと云えば  HENRY MANCINIヘンリー・マンシーニ

米国でのムード音楽の大御所は多数いらっしゃるわけなのですが、、 やはり好みから云えば ヘンリー・マンシーニ が一番です!!

コチラはTpの大御所(なのでしょうか?)との共演アルバムでした。なんとも気持ちの良いサウンドとアレンジは サスガ と云うしかないです!! コレでアト少しだけ 録音とプレス が良好だったならば ヘビーローテーション間違い無しの盤 になったでしょ~

 

   今回の一番! ゴージャスなムード音楽  MANTOVANI=マントヴァーニー  独DECCA

コチラはジャケットにも TELDECーTELEFUNKENーDECCA と記載があり、恐らくは高音質盤に間違いないだろうと大きな期待をもって落札(落札価格=188円)

と云うのも クラシックのCDでもレコードも ”TELDEC” = テルデック レーベルの盤はクッキリ・ハッキリした拡がりも十分な 『正に好みのサウンド』なのです。今回は見事に予想と期待が的中しまして 極めて優秀録音・良好プレス の重量級アナログ盤でした~

コレがムード音楽(どちらかと云えばクラシック色が強いかも)の最高峰じゃないか?と思わせる超ゴージャスなサウンドです 正に貴重なムード音楽の銘盤を格安でゲットできました~

 

  ムード音楽は以上まで、ここからはJAZZ系のアルバムになります

 

  エリントン楽団の右腕ですか Billy Strayhorn ビリーストレイホーン

まさか、まさかの優秀録音・良好プレス盤 かなり良好な気持ち良いサウンドです!! 但し格安盤ゆえ、外周に大きな『反り』があります。繊細なアームとカートリッジならば一発で針飛びするでしょう けれど、、 拙宅では元々DJ用カートリッジからの進化型であるJICO社のJ50を使っておりまして、ココぞ本領発揮とばかりに強烈な上下動をものともせず 懸命に盤面に食らい付いてくれております!! ジョニーホッジスのアルトsaxもクリアーに録音されておりコレまでぼんやりとしか聴いた事しかなかった独自のサウンドを楽しめました。あと加えて クェンティン・ジャクソンTbの巧みな(職人的な)ミュートプレーは一聴の価値アリです。まるで おしゃべりするかの様な見事なオープンクローズの妙が聴けます。

 

  お馴染みのバードです Charlie Parker=チャーリーパーカー Giants of Jazz

これほどクリアーなステレオサウンドのチャーリーパーカーは初めて だと思います。コレまで入手したアルバムは殆どが ぼんやりしたモノラル録音 ばかりでしたがコチラはクッキリ・スッキリとした溌剌感もあります。演奏自体はご本人もサイドメンも熱くならず サラリ と演奏している感じですが、もしかするとマイルスが追い付くのに四苦八苦しているかも?知れません?

 

  コレは珍しい!! 片面だけのチャーリーパーカーですわ~

ジャケットから 1954年にボストンのハイハットクラブでのライブ録音盤という事がわかるのですが、、

入手した後に レコード盤を手にして 初めて『 異 常 』に気付いたわけです!!

普通のレコードというのは、盤面の表にA面 、裏にはB面 という表裏2面に各々20分前後ずつ録音されております。コチラがA面

が、しかし、、コチラの盤にはA面のみしか音溝がなく、裏面いわゆるB面がツルツルピカピカだったのです

上の写真では判りづらいかも知れませんが、まさにツルツルなのです!!

ウッヒャ~ コレはもしや 貴重なエラー切手orエラーコインならぬエラーレコードか  と思いきやジャケットの右下に

  ハッキリ 明確に『 片面だけ』  との表記がありました~

では何故、どうして 片面だけのレコードにしたのか? 是非とも真相を知りたいところです

 

   恒例?ですかネェ・・ ジャケ買い 笠井紀美子

ナント 篠山紀信 先生の撮影による笠井紀美子 JAZZシンガーであります。 日本人らしからぬ本格的なJazzを歌い上げる稀有な日本女性です コチラのアルバムでは国内盤なのに 何故かボーカルが歪っぽくて上手く再生できません、さ行がモロぶっ飛んでしまい針圧を3gまで増やしてもダメでした~ やっぱりボーカルものは再生がムツカシイわ~

というわけで、今回も数枚だけ 優秀録音・良好プレス盤 が掘り出されました ラッキー

また 改めて JICO社のカートリッジ = J50 のトレース能力の高さには驚きでした~ 強烈な上下動を ものともせず しっかりと再生してくれる姿に心を打たれました(?) 

 

 まぁ この暑さですからネェ~ 

  じっくりアナログを楽しむ気分にもなれない

    感じなのですが、、