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ヴァイオリン協奏曲の楽しみ その2

2021年12月22日 | 音楽

たいして多くの交響曲を聴いたわけでもないですが、一般的に知れ渡っている有名な交響曲というのは  どうも大袈裟過ぎて好きにはなれなかったのですが、、、

ところが最近になって  目覚めたのが、協奏曲コンチェルトです    

         実に  楽しいですわ~

短い(ちょうど良い長さ)ばかりでなく、随所に聴きどころが押し込められてる って感じですネ 交響曲では封じられたアイデアや技巧が、協奏曲では余分な制約が無くなり  自由自在に好き放題できる?てな感じですかねぇ

マズは  ショスタコービッチの協奏曲に始まって、今の所はストラヴィンスキーに辿り着いております。

で、前回はストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲をヒラリーハーン盤を聴いた印象を書いたのですが、いささかお上品にまとまってしまい”ノリ”が感じられず物足りない印象がありました。

以前にショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲で聴いたヴェンゲロフ盤ならば”ノリノリ”なんじゃないか? と 探してみたら簡単に見つかりました~

    コレじゃ!! コレよ!!  ノリノリだわさ 

やっぱりロシア作曲家の作品はロシアの指揮者と演奏者でなけりゃ って感じかも?

ちなみに使用楽器をみると、やっぱり1727年製のストラディバリウスです。という事はまたしてもヘネシー財団からの借り物楽器か?

それでは、果たしてテンポはどうなっているのだろう?とヒラリーハーン盤とヴェンゲロフ盤での演奏時間の比較してみると、、、

   ◎コチラはヒラリーハーン盤

   ◎コチラがヴェンゲロフ盤

へぇ~ ヴェンゲロフ+ロストロボーヴィッチの方がゆっ~くりしていたのですねぇー 意外な感じ(但し第二楽章アリアだけはヴェンゲロフ盤が早い) 

楽章によって早くなったり、ゆっくりしたりと、指揮者によって聴かせ方が異なるっていうのも面白いところですネ~

 

 ◎  コレとは別に、最近のヘビーローテーションを紹介しますと、、、

   ベートーヴェンの室内楽曲です。

いかにもモーツアルトのデヴェルティメントとも感じられる?ような優しく流れる美しいメロディで  BGMにはピッタリです!! 

一般に知られている『だいく』こそがベートーヴェンの代表曲という方には論外な楽曲かも知れませんが、こんな軽やかな楽曲も沢山あるのがベートーヴェンのスゴイところです。

6~8名のアンサンブルというのも  頃合いの  ちょうど良い響き  がしますネェ~  コチラもどの位の楽曲があるのか判りませんが、もう少し探求する必要アリと感じております。

いやはや、まだまだ、探せば 探すほど、お好みの楽曲が浮かび上がってくるわけで

 

   また来年も、更なる探求が続きそうですわ~


ヴァイオリン協奏曲の楽しみ 

2021年12月10日 | 音楽

少し前にショスタコービッチヴァイオリン協奏曲に出会い、新たな音楽の楽しみを発見したわけなんですが、、、 

大作曲家の代表作として紹介されるのはオーケストラ交響曲が一般的ですが、私自身の好みからすると  交響曲というと余りにも大袈裟過ぎてイマイチ興味が湧きませんでした。 

なので、これまでは小編成の室内楽をメインに楽しんで参りました。ところが今回ヴァイオリン協奏曲に出会い、オーケストラ楽曲でもグイグイと引き込まれる楽曲もある事が判り、益々お楽しみの輪が広がった気がします。

 ◎で、新たに入手したのがコチラ

ストラヴィンスキーヴァイオリン協奏曲です。

クラッシックの楽曲では演奏者や録音状態により、同じ曲でも随分と異なる印象になる場合が多いです。そこで、同じ楽曲の演奏者やら録音状態によるランク付けしたサイトもあります。

そのなかでコチラのヒラリー・ハーンのCDが高評価となっておりましたので選んでみたわけです。

第四楽章がお楽しみの楽曲なのですが、、、

確かに録音状態も優秀では楽しいのですが、期待したノリノリ感物足りない気がしました。ヴァイオリンもオーケストラもお上品にまとまってしまい、アッサリ仕上がった印象です。

 

ならば、ヴァイオリンの演奏者によるサウンドの違いはどんな感じになのか? を聴き比べたくなりました。

手持ちのCDを漁ったところ以下の3枚が見つかりました。

それぞれピアノソナタだったり協奏曲だったり、更には録音時期が大きく異なるわけですから比較するなんて ほとんど意味の無いことのようにも思えますが、取り敢えず実行してみました。

名ヴァイオリニストと云えばマズ挙げられるでしょう  ハイフェッツです!

さすがに1942年の録音ですから先程のヒラリーハンとは60年以上の時代差があるわけで、とても比較はムツカシイわけで、しかも最近のデジタル録音と初期のアナログ録音ですからねぇ~  

しかしながら明確なのはハイフェッツ太いサウンドですネ~ 

      力強い響きを感じます。

 

   ◎ お次に登場するのはグリュミオーですわ 

余程のクラッシックファンか、ヴァイオリンの愛好者ならば良く御存知でしょうが、一般には余り知られていない演奏者でしょう。わが師と仰ぐクラシックの先生がお好みだというので初めて知ったのですが、グリュミオーのヴァイオリンは柔らかふくよかな響きがしております。

コチラも1955年の録音ですから芯の有る太いアナログサウンドなので余計に奥深い響きを感じるのかも知れませんネ

 

 ◎ 最後はパールマンです

コチラは明快です!! 

      カチッとエッジが立ったサウンドです!!

恐らくは楽曲によって異なる表現もされるのでしょうが、コノ曲での力強いエッジの立ったサウンドは小気味いいですわ 

 

 

こうなると、どうしても男性ヴァイオリニストによるストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲を聴きたくなりました。

ネット検索すると、ショスタコービッチのヴァイオリン協奏曲でノリノリだったヴェンゲロフとロストコヴィッチの録音もあるようなので是非ともそちらを聴いてみたいと思います。願わくば、またヘネシー財団から借りた年代物のストラディバリウスを思いっ切り弾いてくれていると楽しいのですが、、、

  いやはや、まだまだお楽しみは続きますヨ~


念願のセルフリフォーム その27

2021年12月05日 | リフォーム

リフォーム・ネタ も尽き果て、ブログ更新も進まない状況ですが、、、

やや久し振りですが、新たな作り物に挑戦です。

玄関ベンチを御存知ですかネェ~  

ある程度の年齢になってくると靴の脱ぎ着が苦しくなってまいります、若い頃はまったく気にもならずスイスイと脱いだり履いたりできましたが、段々と立ったままでの脱ぎ着がやりづらくなってきました。そこでチョットだけでも 腰を掛けると、靴の着脱が随分とラクにできるわけなんです。

 

ネット検索すると多種多様なサイズや色合いの「玄関ベンチ」があるのですが、いまいち  ”コレだ!”  と、ピッタリくるモノが見つかりません。

コチラも、かなり良いのですが、、、

 

なので やっぱり 自作することにしました。

我が家の玄関にピッタリくるサイズは、どのくらいなのか? という疑問を解消するために、有り合わせの材料で組み立ててみたのですが、、、

当初、座面の巾は30cm程度は必要だろうと考えたのですが実際に座ってみると、ただ単に靴を脱いだり履いたりするだけならば20cmもあれば十分だと判りました。

凡そのサイズが決まりましたから、次は材料の選択です。

ただ単に加工がしやすくて値段も手頃な木材ならばSPF材(いわゆるツーバイフォ2X4のホワイト系の木材)が手っ取り早いですネ  で、そのつもりで馴染みのホームセンターで木材をアレコレ眺めておりましたら、毎度アドバイスくださるベテラン店員さんが「今日は何をお探し?」と尋ねてくださったので玄関ベンチを作ろうとSPF材を物色してますと答えたところ、玄関は家の顔であり、重要な場所だからSPF材じゃダメ  とのアドバイスでした。

まあ確かにその通りで、玄関のドアを開けて一番に目に入るのは玄関全体ですからねえ~ そこにケチ臭いDIY作品があっては、それなりの印象になってしまいます。

ならば、この前に使用した「国産スギ無垢集成材」にするか?とも思いましたが、玄関の雰囲気とか色合いを考えると、イメージ的に  どうもシックリこない 感じがします。

それから材料探しで、あーでもない、こーでもない とさんざん悩み続けたのですが、、、

たまたま古材なるモノに巡り合いました。 元々建築現場の足場に使われていた分厚いスギ材とのことですが、それらをある程度までキレイに表面を削ったりして各種の家具等の材料にしているモノです。これが、新しい材木には無い落ち着きというか風格みたいな雰囲気があり  かなり気に入ってしまいました。

 

というわけで、業者さんに寸法でカットしてもらい到着した材料がコチラ

極めて簡単な構造なので  コレらを組み立てるだけですが、座面の両端を玄関に合せて斜めにカットしなければなりません。

木目をアップにすると、

この表面をもう少しヤスリ掛けして、ステインで着色し古材らしさを強調して重厚感をだせれば良いなぁ~ と考えております。

斜めカット組立ては それ程苦労なく出来ると思いますが、その後の表面仕上げと塗装がどうなる事か? 恐らくは最終の塗装で  見栄えが全てが決まる!でしょうから、最後まで気が抜けない作業になりそうです。

 

果たして年内に完成できるでしょ~か ?