◎あくせくするのをやめたほうがいい
『冥想道手帳 MEDITATION WAY MEMOダンティス・ダイジ』は、極く初期の弟子たちは持っていることがあるかもしれない、実践的冥想マニュアル。
私が最初に読んだときは、内容がぶっ飛び過ぎていて、あまり実際のメルクマールとしては使えないと思った。その後何年かに一度手に取ることはあったが、自分が大悟覚醒にそれほど近いとも思えなかったこともあり、内容についてあまり実際のこととして受け止めることはなかった。
冥想道手帳は、前半が理論の説明であって、後半が、呼吸法、マントラ、経文などの実践項目が列挙されていて、まさに冥想修行者が必携すべきメニューになっている。
ただし、理論編は、各人が見性、見仏、見神を経たいわゆる覚醒経験者であることを求めており、さらに地球以外での転生も想定内みたいな雰囲気のことも書かれてあって、いわゆる初心者用冥想マニュアルとして軽い気持ちで友人に紹介できるような内容のものではなかった。
最近七チャクラの意味についてまとめてみようとダンテス・ダイジ本を眺めていたら、冥想道手帳にその重要なヒントとなる内容があったことを発見した。たまたま冥想道手帳は、ネット未公開と思われるので、これを機会に紹介してみたい。
『冥想道手帳
MEDITATION WAY MEMO
ダンティス・ダイジ
君の自分勝手な努力によって
絶対そのものに
到達しようとするなら
永遠の時間も短すぎる
誰れかが
絶対そのものに到達したためしはない
君の絶望そのものが
すでに君が
絶対そのものであることをしめしている
あくせくするのをやめたほうがいい
人間である君のすることなぞ
みんなガラクタばかりではないか
ダンティス・ポセイダン・アメンティー
アトランティス末期の説法より』
(冥想道手帳 MEDITATION WAY MEMOダンティス・ダイジから引用)
これは、前文にあたる部分。
悟りは、人が到達するようなものではないから、誰も絶対(悟り)に到達したような者はいないと述べる。
人は真剣な絶望により絶対(悟り)に到達する。
さて1万2千年前、突如大陸が沈降して滅んだアトランティス文明を受けて、この近代西欧文明が勃興し、興隆し、滅亡して、至福千年の時代を迎えるわけだが、アトランティス文明滅亡前夜に、かの地の伝道チームが世界に散って、アトランティスの神的文明の精華を伝えると同時に、現代に起こる近代西欧文明の終焉と新たな苦しみも悲しみも叫びもない時代の到来を神話や古伝承などの形で予言した。それを意図したアトランティスである。
ダンテス・ダイジは、アトランティス末期の中心的覚者の一人だった。