アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

ディヤン・スートラの七つの段階-2

2025-01-15 05:49:08 | 冥想アヴァンギャルドneo

◎身体の浄化

(2021-11-05)

 

最初の段階の「身体の浄化」とは、次のようなものである。

1.身体の障害やブロックやしこりをなくする。

2.今の身体の持っているブロックやしこりをとるために、人に見られることのない林の中などで、身体のしたいことをするがままにさせる。それは、想像上の敵を殴ることだったりする。

これにより、古いしこりやブロックを解放し新しいブロックが育たないようにする。

 

OSHOバグワンは、ここで原理を説明する。まずあなたは怒っているとする。怒りのエネルギーすべてが、(例えば胃や足や両手の)筋肉の収縮に使われていると想像し、怒りのエネルギーすべてを筋肉の収縮に投入する。すると不思議なことに1、2分後には怒りは消えている。

これこそ怒りという心的エネルギーが筋肉の収縮エネルギーに転換されたもの。

この転換の原理を用いたのが、古いブロック・しこりを解放し、新しいブロックを創造的に変容させるということ。多くのヨーガのアーサナの狙いは、この創造的に変容を狙うもの。

OSHOバグワンは、この説明の後半で、やばいことを言っている。身体を創造的に使わないなら、そのエネルギーは呪いとなり、人は自分のエネルギーによって苦しみ、エネルギーは重荷になると。身体を創造的に使わないなら、人は集めたエネルギーのすべてを破壊的に使い、それは地獄への道であると。

以上により、創造的に生きるとは、適度に食べる、適度に運動する、ストレス発散のために適度休息するということから始まるのだ。休息も重要。

 

以上の彼の説を見ると、当時多摩川の川原で見かけたというダイナミック瞑想の由来を思わせるものがある。またウィルヘルム・ライヒの所説を思わせる部分がある。

グルメで食べ過ぎのエネルギー、何かと貯め過ぎのエネルギーはそのままでは破壊に向かうというのは、今の世相を見れば納得できよう。

現代の冥想修行者は、ストレスで胃をやられがちなのだが、予防のために、また爾後の修行のために身体の浄化、心的エネルギーの創造的転換は誠に重要であると思う。

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