アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

冥想における意識と無意識-2

2024-07-04 06:13:13 | 覚醒のアーキテクチャー

◎ヴィパッサナー(アナパナサティ・ヨーガ)と不眠

 

冥想とは一般に意識的である訓練であるが、只管打坐も意識的であり、ヴィパッサナー(アナパナサティ・ヨーガ)も出入りの息を見つめ続けるのだから意識的である。

 

ある日、OSHOバグワンのところに三か月眠れない仏教僧がやってきた。彼の手足は震え、絶えず汗をかき、ひどいノイローゼだった。精神安定剤も不眠には効かず、落ち着かないまま横たわるだけだった。

彼が、ヴィパッサナー(アナパナサティ・ヨーガ)をやっていたことを確認すると、OSHOバグワンは、なんと、眠ろうとするのはあきらめなさい、ヴィパッサナーは、眠りを不可能にする修行だから、と宣告した。

OSHOバグワンは、実はヴィパッサナーには、不眠の第一ステップのままでは、狂ったり死んだりすることがあるので、それを避ける第二ステップの冥想法があると言う。

ただし、第二ステップの冥想法はどの本にも載っていない。なぜならヴィパッサナーで不眠になった修行者だけに与えられるべき「鍵」だからであると。

 

OSHOバグワンは、「鍵」は、それを与えられるべき準備ができた修行者だけが受けるべきであり、「鍵」とは、そのような修行者に与えられるべき秘密の隠された巡礼地であるという。

(参照:隠された神秘/和尚/市民出版社p70-72)

 

世には隠されたマントラ、秘境、秘密の冥想法がある。だが、それを大金を出しただけで与えるというようなのは、準備ができているいないにかかわらず与えるということで、それだけでまともではないのはわかるのではないか。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 論語と算盤 | トップ | 隙間理論とヴィパッサナー-1 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

覚醒のアーキテクチャー」カテゴリの最新記事