◎感情の浄化-2 慈悲
(2021-11-11)
感情が純粋になれる残り4つの局面の2番目は、慈悲。
人生はただ生きるだけでも非常に困難なものであり、人はいつ死ぬかもわからないが、生き、愛し、多くのものを作り出し、出会った人とは別れ、愛した人や愛したペットとも別れる。そうしたものすべてへの共感、同情は、慈しみであり、悲しみである、これを慈悲という。(OSHOバグワンは、幾つかの例を出して説明しているが、いまひとつしっくり来ない印象。)mercyという言葉もあるが、いっそ悲しみ、命の悲しみの方が慈悲の本質に近いのではないか。
ダンテス・ダイジは、竹富島で自殺した友人の霊に一緒に死んでくれと求められ、直ちに首をくくって死んだ。その時、「その友人の人間の果てにある孤独感を理解した」。それが命の悲しみ、慈悲。