◎七つの身体 総論
七つの身体論は、現在の肉体人間だけが人間であるという、社会通念に基づく科学からすれば、キワモノにしか見えない。しかし通常の人間は肉体人間に止まるものではないことの証拠となる、とある超能力を有している。
それが背後から来る他人の視線を感じるという特殊な能力のことである。われわれが単なる肉体人間であれば、見えも聞こえも臭いも味もなく、触れもできない、背後から来る他人の視線を覚知するセンサーが肉体ではないことを、誰もが容易に想像することができるのではないかと思う。
さて七つの身体の基本的な説明は次のとおり、
①第一身体
肉体。 物質。
②第二身体
エーテル体 経絡に相当する。エネルギーコードの骨格(傘の骨みたいな形)というものに近いと言われる。
気合、意思力、勇気、体力などの根本的源泉。半物質。
③第三身体
アストラル体 幽体と呼ばれる。肉体に相似した形。これ以上は物質次元ではない。
④第四身体
メンタル体 高次の感情と精神活動を司る。透明で光輝いていると言われる。
⑤第五身体
コーザル体 肉体と世界を形作っている最後の個別性。球形の光と見えると言われる。
⑥第六身体
アートマン 個別性即ち我はなくなったが、『在ること』=有が残っている状態。
⑦第七身体
ニルヴァーナ 涅槃。なまえもなく、言葉では説明できない。
七つのチャクラが存在するのはメンタル体までなので、七つのチャクラが世界全体を示すシンボルというわけにはいかない。世界全体を示すには、七つの身体論こそが必要かつ十分なのである。