◎瞑想と東方の賢者たち
セルビアのミタール・タラビッチ(1899年没)は、読み書きができなかったので、その予言をザハリヘ司祭に記録してもらっていた。
クレムナの予言を注目した理由は、瞑想を評価していることと、東方の賢者たちが終わりの時代をリードするということである。
ところが、『新釈・クレムナの予言/たくきよしみつ』を見たところ、瞑想という言葉は見当たらず、代わりに「自分の心の中に真実を見つけようとすること」みたいな表現がそれに該当するようだった。「自分の心の中に真実を見つけようとすること」で瞑想をイメージする人はほとんどいないので、残念なことだった。
東方の賢者たちの教えは、最初受け入れられないが後に受け入れらるようになるということだけ書いてあって、東方の賢者たちが誰で、その教えがどのようなものかどうかは何も言っていない。
また最終戦争の後に至福千年が来るかどうかも言及していない。
ただ全体に神の智慧こそ真実という見方が横溢しているところは評価できる。
さて近代西欧数百年の運命を霊眼でスキャンした預言者ノストラダムスが目にしたのは、ヘルメスがダンテス・ダイジとして日本に転生した純粋な黄金のきらめきだった。ダンテス・ダイジの前身は、クリシュナにして、ヘルメスにして、道教にあっては如意第慈。
『X-75
待望久しい人は二度と
ヨーロッパに帰って来ないだろう。
偉大なヘルメース神の血をひく一人物がアジアに出現し、
東方のすべての王のうえに権力を及ぼすだろう。』
(新釈ノストラダムス/J.C.ド・フォンブリュヌ/講談社P291から引用)
さらに
『日の国はメルキュールによってエクリプスを隠す
第二の空にしか置かれない
火と金属の神(ヴュルカン)により エルメスは祈らされる
日の国は純粋なきらめきとブロンドを見るだろう。
(諸世紀四巻29)』(大予言・日本編/五島勉/祥伝社から引用)
※メルキュールは、ヘルメスの別名。
上掲『第二の空にしか置かれない』とは、いかにも全面核戦争から逃れられるみたいな雰囲気だが、日本は神国であるがゆえに立替立直しは、世界に先んじて起こるので、ご油断召さるまじ。