唐史話三眛

唐初功臣傳を掲載中、約80人の予定。全掲載後PDFで一覧を作る。
その後隋末・唐初群雄傳に移行するつもりです。

唐代後期宦官の階級

2014-11-26 22:30:02 | Weblog
唐代後期の宦官の職務は、上は護軍中尉・枢密使から、監軍使や内司使職など広いが、全ては令外官であり相当官位はない。通説で言われているような唐代の官位と官職の相関関係は早期(高宗以降)に崩壊しているが、宦官の所属する内侍監では別の階級区分が見られる。
上位より述べると
①.内侍監 欠官の場合が多い
②.内侍+知内侍省事 内侍少監は欠官の場合が多い
③.内常侍
④.内給事
⑤.寺伯 例は少ない
⑥.局令
⑦.局丞
⑧.博士
主要な職務が外部の監軍使や、使職である場合も上記の官職を付帯し、「員外同正」の扱いをうけて序列化されている。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大伴古麻呂と天宝の争長事件 | トップ | 唐宰相一覧[除皇族]1.蕭瑀 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事