らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「シュウメイギク(秋明菊)」の花

2009-10-21 | 
秋の深まりとともに菊の蕾も開き始め、来週くらいから菊花展のシーズン到来となります。
今日は菊花展とは直接関係関係ありませんが、菊の名前がついていながら実際には菊でなく、アネモネの仲間である、「シュウメイギク(秋明菊)」をご紹介します。

「シュウメイギク(秋明菊)」はキンポウゲ科アネモネ属の多年草で、別名を「キブネギク(貴船菊)」と言い、欧米では「ジャパニーズ・アネモネ」と呼ばれています。
原産地は中国で、日本にはかなり昔に渡来し、山野に野生化した帰化植物です。
別名の「キブネギク(貴船菊)」は京都市北部の貴船地方に古くから野生種が多く、栽培も盛んだったことからつけられたといわれています。

・我が家の庭に咲いている「シュウメイギク(秋明菊)」です。


「シュウメイギク(秋明菊)」の名前の由来は、秋に菊に似た花を咲かせるところからつけられました。
草丈は50~100cmになり、9~10月にかけて、数本の花柄を長く伸ばし、直径5㎝前後の花を1個ずつつけます。

・このように茎の節から花柄を数本伸ばし、その先に1個の蕾をつけます。


野生種は紅紫色で、八重咲きの平らな花をつけますが、近年は他種との交配品種が市販されるようになって、白色や花弁数の少ない品種が多く栽培されるようになりました。

・一重咲きの白色品種です。


・茎に対生し、3裂してしている「シュウメイギク(秋明菊)」の葉です。



「花言葉」  忍耐

(ご参考)
 なお、アネモネ(Anemone)は、ギリシャ語の「風」が語源で、「風の花」の意味だそうです。