四国の旅日記シリーズ、5回目の今日も昨日に引き続き「寒霞渓(かんかけい)」の紅葉をご紹介します。
寒霞渓は、1600万年前の火山活動・地殻変動や1300万年前の火山活動、その後の火山活動により角礫岩(かくれきがん)を含んだ凝灰岩が堆積し、浸食作用によって誕生したそうです。
日本三大渓谷美の一つとも言われており、表・12景、裏・8景からなる自然が創りあげた岩山には、50種類もの紅葉植物が自生しているそうです。
私が訪れた11月21日は、秋空のブルーと紅葉が見事に調和しており、日本の秋の自然美を満喫してきました。
・山上駐車場から寒霞渓の展望所に行くにはこの道を通ります。右奥は三笠山への登り口で、途中には「阿豆枳辞摩(あづきじま)神社」拝殿などがあります。
・大渓谷の中を上ってくるロープウェイです。
・当日は、遠方は霞んでいましたが、近場の紅葉は素晴らしいものでした。
・三笠展望台からの眺めです。
・こちらも三笠山からの眺めです。
「阿豆枳辞摩(あづきじま)神社」拝殿
阿豆枳辞摩(あづきじま)神社は国魂神(くにたまがみ)をお祀りする神社で、本社は東方約1.5kmの星ケ城東峰・西峰にあります。この拝殿は両者を遥拝する拝殿(おがみど)だそうです。
(参考)
国魂とは、神道の観念の一つで、国または国土そのものを神格化したもの、或いは、大国主神の別名に「大国魂神」があるので、国魂神を大国主に習合させたものと考えられているそうです。
ここの阿豆枳辞摩(あづきじま)神社にお祀りしている国魂神(くにたまがみ)は前者なのか後者なのかは確認していません。
・「阿豆枳辞摩(あづきじま)神社」拝殿です。
・「寒霞渓経塚」です。経塚は、経典を永く後世に伝えるために、経筒などに入れて地中に埋め納めて塚をき築いたものです。