平成22年も今日が大晦日となりました。
証券業界には「寅(とら)千里を走る」という格言があって、寅年の今年は景気の回復を期待して新年のスタートを切りましたが、昨日の大納会では1万228円と前年末に比べて3%下落して引けました。
今年もまた世界経済が激動している中、日本の政治・経済はともに停滞した1年だったと思いますが、読者の皆様にはどのような年だったでしょうか?
さて、今日は日頃何んら気に留めることもなく使っている「大晦日」と「除夜」の言葉の由来について調べました。
「大晦日の由来」
大晦日の「みそか」は、本来「三十日(みそか)」と書き、「月の30番目の日」と言う意味だそうです。これが転じて晦日は31日など、実際の日付に関係なく「月の最終日」を意味するようになりました。
また、晦(つごもり)」とは、「ツキゴモリ(月隠)」からきた言葉で、「三十日(みそか)」に晦日の字が当てられるようになったのは、陰暦では15日が満月で、月はその後欠けていき、最後には月が隠れることに由来しているようです。
このようなことから、毎月の末日を「晦日(みそか・つごもり)」と言い、1年の末日を「大晦日(おおみそか・おおつごもり)」と言うようになりました。
なお、大晦日の「大」は一年の最後の月の最終日であることからつけられたもので、「大きい」という意味ではありません。
また、29日で終わる月は「九日晦日(くにちみそか)」とも呼ばれています。
「除夜の由来」
「除夜」とは大晦日の夜のことですが、何故、大晦日の夜を「除夜」と言うのかを調べてみると、元々、大晦日は「旧年」を除き去るという意味から「除日(じょじつ)」とも言われており、その夜なので「除夜」と言われるようになりました。
「旧年」を除くこの夜は、産土神(うぶすながみ:生まれた土地を領有・守護する神)を祀る神社に詣でて、ここで新しい年神様を迎えるために籠り、一晩中起きているということが本来でしたが、それが徐々に簡略化されて現在に至っています。
除夜の夜に神社に詣でるとか、元日の未明に神社に参拝すると言った行為は、夜通し神社に籠った行事の名残のようです。
「除夜の鐘」
除夜に撞く鐘を「除夜の鐘」と言い、その鐘は108の煩悩を除くという意味が込められていると言われています。
・108回の謂れ
次に「除夜の鐘」が108回撞かれる説については諸説あるようです。
(1)眼(げん)、耳(に)、舌(ぜつ)、身(しん)、意(い)の六根のそれぞれに、好(こう: 気持ちがいい)、悪(あく:気持ちが悪い)、平(へい:どうでもよい)、
があって18類、 この18類のそれぞれに、浄(じょう)、染(せん:きあない)の2類があって36類、この 36類を前世、今世、来世の三世に配当して108類となり、
人間の煩悩の数を表すという説。
(2)月の数の12、二十四節気の数の24、七十二候の数の72を足した数が108となり、1年間を表すという説。
(3)四苦八苦を取り払うということで、4×9(四苦)+8×9(八苦)=108をかけたと 言う説などがあります。
・「鐘の撞き方」
鐘を撞く前に、鐘に向かって合掌します。
108回のうち107回は旧年(12月31日)のうちに撞き、残りの1回を新年(1月1日)に撞くそうです。
さて、今年のブログは今日が最後となりました。
この1年、当ブログにアクセスしていただきました読者の皆さん誠にありがとうございました。
来たる年が皆様に良い年でありますよう心からお祈り申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎えください。
「お詫び」
なお、誠に勝手ながら、明日1日から3日まで休ませていただきます。
4日から再度書き出す予定にしていますので、引き続き宜しくお願い致します。
証券業界には「寅(とら)千里を走る」という格言があって、寅年の今年は景気の回復を期待して新年のスタートを切りましたが、昨日の大納会では1万228円と前年末に比べて3%下落して引けました。
今年もまた世界経済が激動している中、日本の政治・経済はともに停滞した1年だったと思いますが、読者の皆様にはどのような年だったでしょうか?
さて、今日は日頃何んら気に留めることもなく使っている「大晦日」と「除夜」の言葉の由来について調べました。
「大晦日の由来」
大晦日の「みそか」は、本来「三十日(みそか)」と書き、「月の30番目の日」と言う意味だそうです。これが転じて晦日は31日など、実際の日付に関係なく「月の最終日」を意味するようになりました。
また、晦(つごもり)」とは、「ツキゴモリ(月隠)」からきた言葉で、「三十日(みそか)」に晦日の字が当てられるようになったのは、陰暦では15日が満月で、月はその後欠けていき、最後には月が隠れることに由来しているようです。
このようなことから、毎月の末日を「晦日(みそか・つごもり)」と言い、1年の末日を「大晦日(おおみそか・おおつごもり)」と言うようになりました。
なお、大晦日の「大」は一年の最後の月の最終日であることからつけられたもので、「大きい」という意味ではありません。
また、29日で終わる月は「九日晦日(くにちみそか)」とも呼ばれています。
「除夜の由来」
「除夜」とは大晦日の夜のことですが、何故、大晦日の夜を「除夜」と言うのかを調べてみると、元々、大晦日は「旧年」を除き去るという意味から「除日(じょじつ)」とも言われており、その夜なので「除夜」と言われるようになりました。
「旧年」を除くこの夜は、産土神(うぶすながみ:生まれた土地を領有・守護する神)を祀る神社に詣でて、ここで新しい年神様を迎えるために籠り、一晩中起きているということが本来でしたが、それが徐々に簡略化されて現在に至っています。
除夜の夜に神社に詣でるとか、元日の未明に神社に参拝すると言った行為は、夜通し神社に籠った行事の名残のようです。
「除夜の鐘」
除夜に撞く鐘を「除夜の鐘」と言い、その鐘は108の煩悩を除くという意味が込められていると言われています。
・108回の謂れ
次に「除夜の鐘」が108回撞かれる説については諸説あるようです。
(1)眼(げん)、耳(に)、舌(ぜつ)、身(しん)、意(い)の六根のそれぞれに、好(こう: 気持ちがいい)、悪(あく:気持ちが悪い)、平(へい:どうでもよい)、
があって18類、 この18類のそれぞれに、浄(じょう)、染(せん:きあない)の2類があって36類、この 36類を前世、今世、来世の三世に配当して108類となり、
人間の煩悩の数を表すという説。
(2)月の数の12、二十四節気の数の24、七十二候の数の72を足した数が108となり、1年間を表すという説。
(3)四苦八苦を取り払うということで、4×9(四苦)+8×9(八苦)=108をかけたと 言う説などがあります。
・「鐘の撞き方」
鐘を撞く前に、鐘に向かって合掌します。
108回のうち107回は旧年(12月31日)のうちに撞き、残りの1回を新年(1月1日)に撞くそうです。
さて、今年のブログは今日が最後となりました。
この1年、当ブログにアクセスしていただきました読者の皆さん誠にありがとうございました。
来たる年が皆様に良い年でありますよう心からお祈り申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎えください。
「お詫び」
なお、誠に勝手ながら、明日1日から3日まで休ませていただきます。
4日から再度書き出す予定にしていますので、引き続き宜しくお願い致します。