らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

松・竹・梅

2014-09-30 | 雑学

吉祥の象徴とされるものに「松・竹・梅」があります。
今日はこの由来について調べました。

松・竹・梅の由来は中国の「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」が日本に伝わったものと言われていますが、中国では日本のように目出度いものの象徴と言った意味はないそうです。
歳寒三友とは、宋代より始まった、中国の文人画で好まれる画題のひとつであり、具体的には松・竹・梅の三つを指します。
三つ一緒に描かれることも多いようですが、単体でも好んで描かれるということです。

・歳寒三友図です(ウィキペディアより)


日本で「松・竹・梅」が目出度い者の象徴とされるようになったのは、
「松」が冬も青々としていることから不老長寿の象徴として平安時代から、
「竹」は冬でも緑を保ち、雪にも折れることがないので無事を表わすとして室町時代から、
そして「梅」は雪の中でも美しい花をつけることから、勢いと美しさを表すものとされて江戸時代からと言われています。

「松・竹・梅」が、料理などで「特上、上、並」を表すようになったのは江戸時代以降のようです。
これは、江戸っ子は見栄っ張りだったことから、お金がなくても「並」とは言いたくなかったようであり、「並」と言わなくても安い料理が選べるように、「特上」「上」「並」に「松」「竹」「梅」を割り振ったといわれています。
また、「松」が特上の理由は時代順からという説や、単に「松・竹・梅」と呼ぶ順番からと言う説などがあるようです。