冬になると、家庭菜園も一段落し、秋に植えた白菜やキャベツ、大根などの収獲時期となります。
収獲以外に寒くなってよいことは、畑に出かけても蛇に出くわす心配がないことです。
春先から初秋までは蔓性野菜の畝の中からヘビが出てくることが時々ありました。
その殆どは毒ヘビではありませんが、たまにマムシが出てくることがあります。
今年の9月初旬に、菜園仲間のT氏が畑でマムシを仕留めたのを見せてくれましたが、その時、毒ヘビには注意しなければと再認識したものです。
マムシは日本に生息する唯一の毒ヘビと言われています。
強い出血毒を持っていますが、毒の絶対量が少ないため、噛まれても致命傷になることは少ないようです。
それでも死亡例が報告されているので、注意するに越したことはありません。
ところで、そのような猛毒を持ったマムシ同士が喧嘩して、相手に噛みついた場合、噛みつかれたマムシはどうなるのでしょうね。
死亡するのでしょうか?
そうではないようです。
噛みつかれたマムシは一時的にかなり弱るそうですが、他の小動物のように死に至ることはないと言うことです。
マムシの体内にはマムシ毒に対する免疫があるため、暫くすると回復するとそうです。
但し、他の毒ヘビにかまれた場合はその免疫は効かないので、他の小動物と同じように絶命してしまいます。
毒ヘビが毒ヘビに噛まれても大丈夫なのは同種の毒ヘビだけということです。
ところが、同種の毒ヘビにかまれても死んでしまう毒ヘビもいます。
それはコブラだそうです。
勿論、コブラも体内に免疫は持っていますが、余りにもコブラ毒の毒性が強いため、免疫だけでは太刀打ちできないそうです。
ところで、俳優でタレントの毒蝮三太夫さんも毒がありそうですが、テレビをご覧の皆さんは免疫ができていますか。