らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

イチゴの摘蕾・摘果

2020-03-28 | 家庭菜園

先月28日にイチゴのトンネルハウスを設置してから1か月が経ちました。
トンネル内は温かいため生長が早く、たくさんの出蕾、開花、そして早いものは青い果実が付いてきました。
イチゴ栽培で最初に出てくる蕾は、株元から細い花柄がひと塊となって伸びてきますが、これらは大きな果実にはなりません。そこで、これらを摘蕾する必要があります。
これまでにも、気が付いた時に取り除いてきましたが、先日、6畝すべてについて摘蕾や摘花、葉かきなどの作業をしました。

・大まかに摘蕾した畝です。


「摘蕾・摘果・摘花・葉かき」
摘蕾とは、まだ蕾の状態のものを取り除くことです。
いちごは1株にたくさんの花が咲きます。特に脇から伸びてくる蕾は変形になったり、小さな実のままで美味しいイチゴになりません。
虫なども付きやすいことから、蕾や花の時に取り除きます。
そして、摘花・摘果は、花や大きくなる前の実を間引く作業で、いずれもイチゴの生育に大きな影響を及ぼす重要な作業となります。

・株元に蕾が密生していたり、小さな葉が蕾を覆ったりしている株です。


「葉かき」
葉かきとは、いちごの古くなった葉を整理することです。
葉かきの効果としては、
① 古い葉をかいて、次に出てくる葉を促進すること。そうすることで太くしっかりした株になります。
② 葉がたくさんあると日当たりや風通しが悪くなり、イチゴが病気にかかりやすくなること。
等です。
古い葉をとることで生育が良くなって、病気も減り、結果的に収穫量が増えることになります。

・摘花する前の株です。


「摘果・摘花」
摘果・摘花の効果としては、
① 小さい果実や生育の悪い果実を摘み取ることにより、残した果実に栄養を十分に与え、株への負担を減らします。
② 摘花・摘果することで実が大きくなり、品質が安定します。
摘果せずにそのままにしておくと株に負担がかかるので、2番花が小さくなったり、株が弱くなったりします。

・摘果した株です。


摘花・摘果して取り除いたイチゴの一部です。
株の脇から伸びたイチゴはこの様に変形したり小さな果実しかできません。
もったいないですが早めに取り除きます。

イチゴ栽培は手間がかかりますが、いちご狩りに来る孫の笑顔を見るのを楽しみに、毎日の手入れに勤しんでいるところです。

・小さい果実や変形した果実を摘果したイチゴの花柄です。