イチジクの木を畑に植えていますが、植えっ放しにしておいたところ、主枝に虫が入って枯れてしまいました。
しかし根元から伸びた枝が数本残っていたので、昨年はその枝に数個のイチジクが実りました。
冬の剪定では、今回初めて長く伸びた枝を切り、小さく育てることにしました。
剪定方法についてYouTubeを観ていた時、剪定した枝を挿し木にする動画や、挿し木を掘り上げて出根している穂木を見せている動画を目にしました。
これなら、小生にもできるのではないかと思い、イチジクの挿し木に挑戦することにしました。
下の画像が剪定した枝を挿し木したものです。
・3月10日に挿し木した5本の穂木です。
YouTubeでは、穂木はある程度太い枝を使い、芽を2個~3個残して20㎝ほどの長さにカットするように説明していました。
私も同じように作った穂木を6号鉢を使用して、赤玉土と鹿沼土の混合土に5本挿しました。
3月10日に挿し木にしたのですが、その時は未だ気温が低かったことから、鉢に買い物袋を被せて保温することにしました。
保温は出芽するまでの約1か月行いました。
・挿し木の後、保温用の買い物袋を被せた鉢です。
その後の経過は次の通りです。
3月中は発芽は見られませんでしたが、4月になって緑の芽が膨らみ始めました。
しかし、まだ保温用の袋をとるのは早いと思い、新梢が見え始めるまで保温することにしました。
・4月1日の挿し木の状態です。
それから2週間経った4月14日には各芽から4~5枚の葉っぱ出てきました。
この時点では出根しているかどうか分からないので、4月いっぱいは更なる生長を見守ることにしました。
・4月14日になると全ての挿し木に新梢が現れました。
5月の大型連休時には下の画像のように新梢が伸びてきたことから、出根しているかどうか掘り上げることにしました。
・5月6日に鉢植えに植え替えることにしました。
挿し木を掘り上げて見ると、5本のうち3本はたくさんの根が出ていましたが、2本は出根しておらず処分しました。
そして、出根している穂木を鉢に植え替えることにしました。
出根していた3本を、8号鉢、7号鉢、6号鉢に植え替えました。
この後、順調に育ってくれれば、来年には収穫ができるのではないかと思っています。
・植え替えたイチジクの苗木です。右から8号鉢、7号鉢、6号鉢です。
庭に植えると大木になりやすいイチジクも、鉢植えにすればコンパクトに仕立てることができ、その上、病気が発生しにくく、摘果や袋かけなどの作業が不要で、比較的、手間がかからずに栽培が楽しめるようです。
来年の収穫を楽しみに育てていきたいと思います。