春から初夏にかけて旬を迎えるアスパラガスは古代ギリシャ時代から栽培された野菜です。
私も少し植えていますが、市販されているような太くて立派なものができません。
そこで今日はその栽培方法について調べてみました。
「アスパラガス」
アスパラガスはキジカクシ科の植物で、毎年春〜夏にかけて出てくる若芽を食べる野菜です。
原産地は南ヨーロッパからウクライナと言われており、日本には、江戸時代にオランダ人によって主に葉を楽しむ鑑賞用として渡来しました。
食用となったのは明治初期の1871年で、本格的に栽培が始まったのは大正時代後期の1920年代前半です。
北海道の下田喜久三と言う肥料商が寒冷地で栽培できることに着目して栽培が始まったそうです。
「グリーンとホワイト」
グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスはどちらも同じ品種です。
・グリーンアスパラガスは、日当たりのよい場所で日に当てて栽培します。
・一方、ホワイトアスパラガスは、日に当てないように遮光シートをかけるなど、日光を遮断して栽培します。
家庭菜園でも遮光を工夫することでホワイトアスパラガスを栽培することができますが、我が家ではグリーンだけを栽培しています。
・我が家のアスパラガスの畝です。アスパラの誕生です。4~5㎝顔を出しました。
「栽培方法」
我が家では毎年、細い茎が数本しか出芽しないので、栽培方法をネットで調べてみると、概ね次のように書かれていました。
植え付け後1年目、2年目は収穫をせずに株を生長させ、3年目の春に出た芽から収穫を始めます。その後、10年ほど収穫が可能になるようです。
「土作り」
畝に30〜40cmの深さの溝を掘り、堆肥と元肥を施して、戻した土と混ざるようにしっかりと耕します。
また、水はけが悪いと根腐れを起こしやすいので、排水性を良くするように畝を立てておきます。
植え付けの株間は50cmほどです。
「肥料」
根を養成するアスパラガスは、肥えた土作りが欠かせず、堆肥と元肥をたっぷり入れて、深く耕すことが大切になります。
肥料にはバランスのとれた配合肥料がよいようです。
「追肥・土寄せ」
茎が盛んに伸びる5月から夏にかけて計3〜4回、月に1回のペースで追肥します。
「乾燥防止」
アスパラガスは夏場の乾燥に弱く、土が乾くと根が弱って極端に生育が悪くなります。
そこで、梅雨が明けたら畝全体にワラを敷いて、乾燥を防ぐようにします。
「反省」
私は市販の苗を購入して植えてから6~7年経ちますが、殆ど手入れをしていません。
元肥は勿論、追肥もせず、乾燥防止もできていません。
今年の冬には掘り起こして植え替えをし、この栽培方法に従ってやり直ししてみます。
・誕生から3日後のアスパラです。20㎝くらいになって収穫可能となりました。
(参考)
「新鮮なアスパラガスの選びかた」
(1)穂先から傷みやすいので穂先が硬く締まりピンとしていること。
(2)根元の切り口がみずみずしいこと。
(3)緑色が鮮やかなこと。
(4)茎がまっすぐに伸び全体に張りがあること。
等が新鮮なグリーンアスパラガスを選ぶポイントです。