皆さんも一度や二度はご経験があると思います。
「こむらがえり」です。
痛いですよね。
私もたまに「こむら返り」になることがありますが、激痛が走ってとても辛いです。
私がこむら返りになる時は、ベッドで仰向けになって背伸びをしたときが殆どです。
その時は、アキレス腱を伸ばすようにして暫く我慢しているのですが、その間とても辛いです。
でも、こむら返りはなぜ起きるのでしょうか?
「こむら返り」
こむら返りをネットを調べると、主にふくらはぎの筋肉が異常に収縮して、痙攣(けいれん)を起こすことで起こります。
ちなみに、「こむらがえり」の「こむら(腓)」とはふくらはぎを指す言葉で、その名の通り、ふくらはぎに多く起こりますが、実は、足の裏や指、太もも、胸など、体のどこにでも発生するようです。
運動中や就寝中に発症することが多く、妊娠中や加齢によっても起きやすくなるということです。
こむらがえりを起こすと、強い痛みを伴いますが、ほとんどの場合は数分間でおさまります。
「原因」
ある病院のHPによれば、「こむら返り」を起こす原因は次のように書かれていました。
ふくらはぎなどの筋肉は過剰に伸びたり、収縮したりすると、無理な動きによって傷めてしまいます。
それを防ぐために、2つのセンサーが備わっており、伸びすぎを防ぐのが筋紡錘(きんぼうすい)、縮みすぎを防ぐのが腱紡錘(けんぼうすい)です。
そのうちの腱紡錘の働きが低下すると、筋肉が異常に収縮して痙攣を起こしてしまいますが、それが、「こむらがえり」ということでした。
「対処法」
くすりのスギ薬局によれば、こむら返りが発生したときの応急処置として、痙攣を起こしている筋肉を伸ばす方法が効果的と記されていました。
・足を前に投げ出すように座り、つま先を手でつかみ、手前側にゆっくりと引き寄せて伸ばします。
・つま先に手が届かない場合、タオルをつま先にかけて引っ張る方法を試してみてください。
・対処する際に大切なのが、ゆっくりと慎重に行うことです。
・急に伸ばすと筋肉を傷めてしまうため、伸ばした状態で姿勢を保持し、ゆっくりと戻すよう意識して下さい。
「予防法」
①十分な水分補給を心掛ける
②筋肉のはたらきに関係するミネラルを摂取する
③ふくらはぎを温めて冷えを防ぐ
④適度な運動とストレッチを行う。
詳しくは「スギ薬局」の「こむら返りはなぜ起きる」にリンクしておきますのでご参照ください。
「呼び名」
ところで皆さんは「こむらがえり」を「こむらがえり?」それとも「こぶらかえり?」のどちらで呼んでいますか?
私は最近では「こむらがえり」と呼んでいますが、昔は「こぶらがえり」と言っていました。
というのは、「こむら返り」の激痛は、猛毒の蛇「こぶら」から命名されたのかと思っていたからなのですが、調べてみると蛇とは全く関係はありませんでした。
実は大阪では昔はふくらはぎのことを「こぶら」と言っていたようであり、今でも多くの人が「こぶら返り」というそうです。
「注意」
なお、たまに筋肉がつるという場合はあまり心配しなくても大丈夫ですが、週に1回以上つるという方は、病気が隠れている可能性があるそうです。
すねの筋肉がつりやすい方は、腰部椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症など、腰や背中の神経が悪くなっているケースが多いそうです。
また首や大胸筋など上半身を含めて全身の筋肉がつりやすい方は、糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞など、整形外科領域以外の病気が隠れている場合もあります。
頻繁に筋肉がつる方は、早めにかかりつけの医師に相談し、かかりつけの医師がいない場合は、まずは整形外科を受診して欲しいとのことです。
いずれにしても「ちょっとつりやすいだけ」などと思わずに、専門医にご相談くださいとのことです。