らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

龍と「海千山千」

2024-01-24 | 雑学

今年は辰年という事で先日、辰と風雲について取り上げました。
今日も龍に関わりのある言葉を取り上げたいと思います。

「海千山千」
その言葉とは「海千山千」です。
海千山千とは、広辞苑によれば、海に千年、山に千年住んだ蛇は龍になるという言い伝えから、世知辛い世の中の裏も表も知っていて老獪(ろうかい)な人。
と説明しています。

「蛇と竜」
なお、「竜」の体は大蛇、蛇に似ているとされ、蛇と竜はつながりがあり、中国の書物には『蛟(みずち)千年化して竜になる』という言い伝えもあるそうです。
この蛟(みずち)は蛇に似た伝説の生き物で、その蛟も千年生きると「竜」に生まれ変わるという言い伝えです。

「言葉の由来」
「海千山千」の言葉は、『海に千年、山に千年』が略されてできた言葉です。
そしてその意味は、ご存知のように、世知辛い世の中の裏も表も知っていて老獪(ろうかい)な人、経験を積み、物事に通じて抜け目がない人、悪賢い人を意味し、古狸や腹黒に通じる言葉です。

このように「海千山千」は褒め言葉ではありません。
ところが、中には『海に千年、山に千年』という部分だけをとって『あの人は海千山千の苦労人』といった使い方をする人もいるようです。
実は「海千山千」は、単に経験豊富で知見のある人を意味するのではなく、「深い知識を使ってずる賢く行動する」というネガティブなニュアンスを含んでいます。
間違って相手を褒めるタイミングで使ってしまうと、大変失礼になってしまうので気を付けたいですね。