ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

トリノオリンピック

2006年02月05日 | これも自分あれも自分
トリノオリンピックまであと5日!
なんだか、わくわくします。テレビや新聞、雑誌には、日ごろのニュースの後に、選手の話題で華を添えています。掻き立てられる愛国心!こんな時だけ!?ってな感じだけれど、こんな時こそ愛国心。こんな時だから愛国心。
こんな特別な時に思い出すんです。自分が日本人であり、この国とこの国の人を愛しているということを。この国で育てられた血潮のことを。この国の社会という水で生かされているということを。ありがたく、胸に。。

そんなんで、愛国心が高まったところで、日本の旗を振るという域までは達しないわたくしでありますが、実は、短大時代にレーシングスキーをしておりましたの、ご存知で?
とはいっても、体育会系ではなく、同じ敷地内にある四大のサークル(同好会)に所属していたのですが・・。
おちゃらけサークル?飲み会ばっかり、合コンばっかりの?
いえいえ、大会入賞者を育て、よりランクの上の大会出場を目指している、れっきとしたサークルでした。歴史もあり、すでに25周年をすぎているはず・・。ま、バリバリ!とまではいかない、ちょうど中途半端な(?)、いやいや、中間的な感じ。

スキーのオフシーズンは、毎週水曜に陸上練習。代々木公園までジャージを着て、時にはタオルを首にかけて走ります。おしゃれな格好をしたキレイなお姉さんや、デートに花咲くカップルを横目に、ひたすら走る。掛け声を叫びながらね。んん、なんとも恥ずかしい。しかし、軽い快感もあったりして。
代々木公園では、体操したり、走ったり、ポールを立ててのイメージトレーニング等々、暗くなるまで練習してました。帰りももちろん、校舎まで走って帰るんよ。汗だくですから・・。
そんな中、初々しい同級生たちを横目に、真剣な眼差しで練習する私は、完璧に浮いていました。
ある先輩には、「歩は、なんでそんなに真面目な顔で練習するん?」と言われたことも。「お、おまえは、練習を何だと思っているんだぁぁぁ!?」と言いたくなったけど、ま、そこは中途半端な、いやいや中間的な同好会の位置を考えて、ノーコメントで事なきを得ましたが、私の中の疑問詞は消えませんでした。短大の体育会系に入ればよかったかな、なんて頭をかすめたりしました。

シーズンになると、山での合宿があります。最短4日、最長2週間をシーズン中に3回。その中で、大きな大会が1つ。実力者は、さらに上の大会に出場するために、さらに合宿を続けるというハードスケジュール。ハードなのは、心身だけでなく、経済的な面もハード。みんな、夏場にアルバイトをして、合宿費用を稼ぎます。頑張ってたなぁ、バイト。
グータラな私は、両親からお金を送ってもらって参加していたものです。なんで、娘の遊びのために、自分の稼いだお金を送らなくちゃいけないんだ!??と、かなり頭にきていたようです。ほんと、ごめんなさい。今思えば、むちゃくちゃでしたね。自分の趣味の域をでないことは、遊びなんであります、はい。お世話になりました。頭があがりません・・。でも、本当にありがとう。

そして、そんな私の心の中や、両親のはらわた(?)をよそに、大会の日はやってきます。オリンピックのニュースを見ると、思い出すんです。とっても!
大会は。興奮します。It's very exciting!!
つづく

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