ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

お料理教室~ローストチキン~

2009年12月01日 | 観劇・読書・感想記
PTAの友人からの誘いで、お料理教室へ参加した。

きっと私一人では参加しないであろう、公民館主催の講座だ。


どきどきしながらの参加であったが、

知らぬ人と話したり、一緒に調理したりするのは楽しかった。


日常の自分を取り戻すために、

「今、ここ」を生きるために、必要なプロセスだ。

料理は、日常だから。

命をささげ、 多くの人々が関わってくれたおかげで

私たちの元へ運ばれてきた食材と調味料たち。

人間の命そのものに変換される 大切な者たち。


ローストチキンは、1キロサイズのニワトリさん。

まな板に置いて、思わず合掌したのは

どの調理台でも、私だけだったみたい。

ありがたく調理させていただきました。


メニューは
 ローストチキン
 クラムチャウダー
 スモークサーモンと帆立のマリネ
 フルーツグラタン
    


講師の方は、プラザホテルの洋食担当の方
とても気さくで、親切で、お人柄がよくて、楽しかった。

どれもこれも おいしかった。

命たち

私を生かしてくれて

ありがとう




スローベースの森~手づくり市

2009年12月01日 | 観劇・読書・感想記
11月29日は、市川にあるスローベースの森で開催の

「てづくり市」というイベントがあった。

コートを着て、森の中を漂ういい匂いに連れられて、

階段を下りると、そこは別世界だった。


南米のケーナという笛や、チャランゴというギターの原型の楽器を

操る「AYANA」さんによる演奏会は、

寒い中なのに、ほんとうによく動く指先と音色に感動した。


CDを発売したらしく、早速購入した。

とても感傷的な音色は、毎日のドライブソングとなっている。


子ども達は、そんな音色を肌で聴きながら、

ツリーハウスと森の中を駆け回っている。

たのしそう~~~~




森の空気は 澄んでいる

何もかもを包み込み

どんな人でも受け容れる

演奏を聴きながら

空の方から声がしたような気がして

ふっと空を仰ぐ

光が 光が 光が

木々の間から こぼれて

美しく 私たち 森の住人に降り注いでいた



次回のスローベースの日「スローデー」は、12月20日だそうな。

再会~34年ぶりに会う母(草稿まとめ)

2009年12月01日 | 手放す~しがみつくのをやめる時
手放すために 会いに行ったのだった

自分をがんじがらめに 縛り付けていた過去と さよならして

新たな自分へ ステップアップするために 覚悟したのだった


手放す 

それは 

私一人だけの問題ではなかったことに

手放しに行って 気がついた


手放したつもりになっていたが

新たな形の始まりでもあった


あの後 母からの連絡は 一度もない

「本当に忙しいから、電話には出られないことの方が多いから。」と

一言伝えたから、かもしれない

母の優しさかもしれない

一人娘に 迷惑はかけられないから

お金をもらってしまった手前 電話しづらいということもあるかもしれない


本を読むことが好きだと言っていた

その言葉に ふと

この本を読んだら送ってあげようか・・・なんて思いを

新潟へと飛ばしてしまう自分がいた


何十年も離れていても

どんなに傷つけられても

こんなに悲しくても

母と過ごした たったの5年間は 

私へ 「かけがえのない愛」として 伝わっていたのだろう

母の優しさは 今も覚えている しっかりと

そして

新潟でご馳走になった おいしかった料理の味も

きっと一生忘れることはないだろう


あなたに生んでもらって よかったと

ありがとうと

きっといつか 伝えることがあるだろうと思う


そのときまで

私の作った「母への21の手紙」はとっておこうと思う


手放すはずが

違う表情を見せる 思い出となっていた

私の心の中は 意外とすっきりとして

晴れ渡る青空 というよりは

きらびやかな 夕日という感じがする

ありがとうございます


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