「まだ きらめきの花が 咲いてないから 起きれない」
朝、布団にもぐる次女エリーを起こしに行った時
そのエリーが 言い放った言葉
「きらめきの花って どこに咲いてるの?」
私は 聞いた
言うことが いちいち かわいくって
そうしたら 彼女は 小さな胸をさして
「ここ」
と答えた
心臓の少し上を 小さなこぶしで トトンと
やさしくたたいて
「そっかぁ ここに そのきらめきの花が咲くんだぁ」
私はそう言うと
「じゃあ、咲くようにお水をあげましょう」
と言いながら 見えないジョーロで 水をあげた
うっすらと 笑みを浮かべて エリーは
目に少し力をこめて
より一層開けないようにしている
その仕草も 愛らしく
私は きらめきの花が 自然と咲くのを 待っていた
なかなか 咲かないその花は
ちらりと 辺りを見ようと 目をうっすらと開けた
「あ、ちょっと咲いてきたかな?」
笑う私と 笑いをこらえるエリー
ぱっと 開いたエリーの目
咲いたようです
無事に 起床
ふと時計を見ると
幼稚園バスがやってくる 約40分前
朝、布団にもぐる次女エリーを起こしに行った時
そのエリーが 言い放った言葉
「きらめきの花って どこに咲いてるの?」
私は 聞いた
言うことが いちいち かわいくって
そうしたら 彼女は 小さな胸をさして
「ここ」
と答えた
心臓の少し上を 小さなこぶしで トトンと
やさしくたたいて
「そっかぁ ここに そのきらめきの花が咲くんだぁ」
私はそう言うと
「じゃあ、咲くようにお水をあげましょう」
と言いながら 見えないジョーロで 水をあげた
うっすらと 笑みを浮かべて エリーは
目に少し力をこめて
より一層開けないようにしている
その仕草も 愛らしく
私は きらめきの花が 自然と咲くのを 待っていた
なかなか 咲かないその花は
ちらりと 辺りを見ようと 目をうっすらと開けた
「あ、ちょっと咲いてきたかな?」
笑う私と 笑いをこらえるエリー
ぱっと 開いたエリーの目
咲いたようです
無事に 起床
ふと時計を見ると
幼稚園バスがやってくる 約40分前