今日は、次女の通う幼稚園の「親子ふれあいデー」でした。
写真は、私と次女とで作った工作作品。
バザーのような、親子で楽しむイベントのような、そんなイベントです。
ここで一つ、幼稚園の環境を整えるために!!という、
経済的支援は、まったく考慮されていなくて、
ほんとうに、心から親と子、子どもたちが楽しく過ごす時間を
目的としています。
なので、とてもゆる~~やかな時間が流れ、
おだやか~~~にプログラムが進み、
心がとてもリラックスして、子どもと接することができるイベント。。。
私が、なぜここの幼稚園を選んだかが、
よくわかるのです。
イベントの時に、気づかされます。
競争、順位、経済的支援、ねばならぬ、こうすべき・・・
これらは、生きていく上ではとても大切なこと。
私たちは、そういう社会で生き抜いていかねばなりません。
でもそれは、
今の就学前の子どもたちに受け継がねばならぬこと?
今なの?
今からなの?
そう考えた時、モンテッソーリ教育やシュタイナー教育では、
考察が違うようなのです。
子どもには、その時!というタイミングがある。
しつけにも、自分でできることにも、その子なりのタイミングがある。
年齢で区切るのでも、兄弟関係で決まるのでもなく、
その子ひとりひとりのペースは違う。
その子個人の受け入れるタイミングというものがある。
だから、その子の成長に合わせた手仕事や、作業を、
自分で選ばせていくことで、大切にその子らしさを育んでいく。
とても、子どもを個人として尊重してくれる教育なのです。
集団生活の中では、ある一定のくくりをして、活動をしなければならないときもあります。
歌や、直線歩きなど、みんなですることもあります。
そういう集団での活動は、大まかにこの年齢時には、このような活動。。。という目安があって、それに伴って活動します。
でも、無理強いはしません。
できない子ども、やりたくない子どもには、
上から叱るのではなく、こちらに関心が向くように、
先生たちのやさしく穏やかな声色と、なんとも不思議な歌のような声かけで、
仲間に誘います。
天使か、妖精のようなささやき方で。。。
すると、子どもは、自然と向き合うことができるのです。
これは、とっても不思議なことです。
子どもは、鏡のように行動します。
だから、上から叱って何かをさせると、叱ることで人は動くと思い込みます。
反面、優しく寄り添って、その子の内なる探究心に目を向けると、
自然と優しく、寄り添うことを学びます。
ここの幼稚園では、そのように、個々の気持ちや成長を見守り、
一緒にはぐくんでくれるので、その空気が園内全体を包み込んで、
やわらかく、そして伸び伸びと、私たち親も包んでくれるのです。
さて、ここの幼稚園の素晴らしさを解いていますが、
今年度で卒園です。
ここで、じっくりとゆったりと、自分のことを受け入れてもらえ、
内面をしっかりと熟成していただいたおかげで、
彼女はとっても集中力がある子に育ちました。
それを、今度は小学校という義務教育・一貫教育の中で、
力を発揮できるように、親はサポート・サイド支援していこうと思います。
とっても、やさしい気持ちになれる、「親子ふれあいデー」でした。