家を建てるかもしれない
家を買うかもしれない
どうしたらいいのか
まだ不明なんだけど
そうしたら急に、
ほんとに急に、ふーっと降りてきた感情があった。
運転中だった。
何気ない、何もそんなことをふと考えたわけではないタイミングだった。
「家を建てたら、お母さんがちゃんと家のことをしたり、
ちゃんと生活できるようになるかと思って、家を建てたんだ・・。」
「子どもを生んだら、お母さんが、普通に生活できるように、
なってくれるんじゃないかと、3人頑張って作ったんだ。」
父は、時々そんな風に言う。
家、建てたし、
子どもも3人生んだけど、
母は、ちゃんとした主婦や母親にはなれなかったのだ。
彼女は、方々に借金を重ね、ギャンブルに明け暮れていたのだ。
家を建てたのは、私が2歳から3歳の時だった。
木の骨組みを、嬉しくなりながら、短い足でよいしょ、よいしょと
移動していたことを思い出す。
ここがお風呂のあたりだとか、
建設していた方に聞いたのか、一緒に行った父に聞いたのかは
覚えていないが、嬉しかったのを思い出す。
家を建てる、基礎工事から、
子どもに見せることができたら、きっと愛着が沸き、
ここで暮らすことの喜びを、一緒に感じることができるかもしれない。
これは、中古住宅ではできない貴重な体験だと思う。
家を建てたのは、父の両親の住む隣の土地だった。
父は、ここで実家と妻とがうまくお付き合いでき、
そして彼女の生活ぶりにも、いくらか歯止めが利くかも知れないと、
思ったのかもしれない。
それが、彼女の歯止めとなるはずもなく、
彼女は、わが道を行くのだが。。。しかも、ますます、荒れて、
ますます外れて行ってしまうのだが。。。
結局、離婚後に初めて分かる、借金の膨大な金額。4桁。。。
今日は、父の目線がふっと降りてきたのである。
運転の車中、
ふっと父の頑張ってきた感情と、
諦めと、悲しみの感情が沸き上がってきたのである。
よく、耐えてきたんだと思う。
よく、我慢してきたんだと思う。
妻を、ずっと信じて、ずっと見守って、
そして、ずっと愛して、きたんだと思う。
自分のためでもあるが、
私たち子どものためでもあったと思う。
彼女ためもあったと思う。
みんなのためだったと、思う。
みんなをつなぎとめるため、
みんなをまとめるため、
とっても耐えて、方々に謝って、頑張って生きてきたんだと思う。
あの、狭い町で。
あの、中傷と嫌味の中で。
必死に、頑張って、なにくそと思いながら、生きてきたんだと思う。
お父さん、
ありがとう。。。
私たちを
生んで育ててくれて、ありがとう。。。
面と向かって、いえないのだけどさ、いつも。。。
自分が、家を建てるか、買うかと迷っている中、
そんなことがふっと降ってきて、
私は、いろんなことを重ねて、
泣くしかなかったのです。。。
ありがとう。。。
私、お父さん、大好きです。
深い深い愛情。いつも感じています。
家を買うかもしれない
どうしたらいいのか
まだ不明なんだけど
そうしたら急に、
ほんとに急に、ふーっと降りてきた感情があった。
運転中だった。
何気ない、何もそんなことをふと考えたわけではないタイミングだった。
「家を建てたら、お母さんがちゃんと家のことをしたり、
ちゃんと生活できるようになるかと思って、家を建てたんだ・・。」
「子どもを生んだら、お母さんが、普通に生活できるように、
なってくれるんじゃないかと、3人頑張って作ったんだ。」
父は、時々そんな風に言う。
家、建てたし、
子どもも3人生んだけど、
母は、ちゃんとした主婦や母親にはなれなかったのだ。
彼女は、方々に借金を重ね、ギャンブルに明け暮れていたのだ。
家を建てたのは、私が2歳から3歳の時だった。
木の骨組みを、嬉しくなりながら、短い足でよいしょ、よいしょと
移動していたことを思い出す。
ここがお風呂のあたりだとか、
建設していた方に聞いたのか、一緒に行った父に聞いたのかは
覚えていないが、嬉しかったのを思い出す。
家を建てる、基礎工事から、
子どもに見せることができたら、きっと愛着が沸き、
ここで暮らすことの喜びを、一緒に感じることができるかもしれない。
これは、中古住宅ではできない貴重な体験だと思う。
家を建てたのは、父の両親の住む隣の土地だった。
父は、ここで実家と妻とがうまくお付き合いでき、
そして彼女の生活ぶりにも、いくらか歯止めが利くかも知れないと、
思ったのかもしれない。
それが、彼女の歯止めとなるはずもなく、
彼女は、わが道を行くのだが。。。しかも、ますます、荒れて、
ますます外れて行ってしまうのだが。。。
結局、離婚後に初めて分かる、借金の膨大な金額。4桁。。。
今日は、父の目線がふっと降りてきたのである。
運転の車中、
ふっと父の頑張ってきた感情と、
諦めと、悲しみの感情が沸き上がってきたのである。
よく、耐えてきたんだと思う。
よく、我慢してきたんだと思う。
妻を、ずっと信じて、ずっと見守って、
そして、ずっと愛して、きたんだと思う。
自分のためでもあるが、
私たち子どものためでもあったと思う。
彼女ためもあったと思う。
みんなのためだったと、思う。
みんなをつなぎとめるため、
みんなをまとめるため、
とっても耐えて、方々に謝って、頑張って生きてきたんだと思う。
あの、狭い町で。
あの、中傷と嫌味の中で。
必死に、頑張って、なにくそと思いながら、生きてきたんだと思う。
お父さん、
ありがとう。。。
私たちを
生んで育ててくれて、ありがとう。。。
面と向かって、いえないのだけどさ、いつも。。。
自分が、家を建てるか、買うかと迷っている中、
そんなことがふっと降ってきて、
私は、いろんなことを重ねて、
泣くしかなかったのです。。。
ありがとう。。。
私、お父さん、大好きです。
深い深い愛情。いつも感じています。