4月3日(日)の午後。
「ソラの贈り物」のソラママさんからの提案により、
ようやく実現しました、避難所訪問プロジェクト。
活動名は、「ソラの手」に決定。
海上自衛隊体育館を目指し、参加者6名は自衛隊の門をくぐりました。
ソラママさんが一番乗りで到着した時、
「ボランティアできました。」とおっしゃった際、
「マッサージの方ですね。どうぞ」とすんなり通されたとか。
あとで、体育館の職員さんにうかがうと、突然来て、すんなり入れることはないとのことでした。
不思議なこともあるんだねぇ。。。
動いていくと、不思議と門は開けられるんですねぇ・・・なんて
話していました。
夕方になって帰宅してから、そういえば1週間前に市役所の市民課の担当の方に、海上自衛隊の避難所に直接行ってみますと、お話してあったことを思い出しました。
でも、担当の方は、それを先方に伝えます、とはおっしゃっていませんでしたが・・・??
とにかく、すんなり入れたことがとてもよかったですよね。
ここで、せっかく集まったのに、入場許可がもらえなかったら、挫折したかもしれませんから。
(いや、別の方法を考えるかもしれませんね・・・)
体育館の中には、20名ほどの被災者の方々がおられました。
広い体育館に、数箇所に島ができています。
家族、親戚などの単位で、固まって過ごしているようでした。
はじめ、マッサージの技術を教えてくださった癒美庵さんと、
みんなで技術の確認をしました。
お互いの手を温めあった後、眠っている方、本を読む方、
おしゃべりをしている方、お子さんと遊ぶ方々のところへ行き、
マッサージを薦めてみました。
私は、3名の方のハンドマッサージをさせていただき、
いろいろと被災したこと、地震当日のことを聞かせていただきました。
ゆっくりと話す、その瞬間のこと、
そして、その後避難されてきたこと、
最初行った避難所が満員で、こちらに移されたこと、
家が全壊して、住むところを探していること、
なんにもなくなってしまったことなど・・・
皆さんの思いを、聞かせていただきました。
そして、口々に、早く元のような生活に戻りたい。と。。。
昭和初期生まれの方は、生まれてこのかた、
避難所で生活することなんて初めてのことだと、嘆いていました。
皆さんの思いを、受け止めつつ、
私は凛として、お話を聞かせていただきましたこと、
そして、マッサージで手に触れさせていただけたことに、
とても感謝をしました。
手には、片付けの際にできたのか、切り傷のある方が多いようでした。
みなさん、頑張って生きています。
そして、こんな悲惨な状態の中でも、
ご自分を見失わず、現状に我慢をして、耐えていらっしゃることを、
手を通じて感じました。
みなさんの本質は失われることなく、輝いていました。
来週から、毎週活動することになりました。
続けていくことで、もっと皆さんのお心が解放され、
癒しが起こってくれたら。。。と思います。
受け入れてくださった、自衛隊の方々、市の職員の方々、
そして、マッサージを受けてくださった皆様、
感謝しています。
ありがとうございます。
また、お会いするのを楽しみにしています。