ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

高速道路情報

2011年04月04日 | これも自分あれも自分
今日、久しぶりに遠出しました。

帰り道、高速道路の情報が看板に出ていました。

「陸前高田まで通行可(災害車両優先)」という文字でした。


子どもたちと、新学期の準備品を購入しに行った帰り道でしたので、

その文字に、はっと我に返りました。


そうなんです。

今、こうしている間も、避難生活でストレスを抱えていらっしゃる方々がいます。


運転しながら、祈ります。

希望の光を送ります。


大丈夫なんだと、強く強く、思います。


私は、私のできることを していこう。

届けよう。思いを。

避難所訪問プロジェクト「ソラの手」始動! 

2011年04月04日 | 子ども
4月3日(日)の午後。

「ソラの贈り物」のソラママさんからの提案により、

ようやく実現しました、避難所訪問プロジェクト。

活動名は、「ソラの手」に決定。


海上自衛隊体育館を目指し、参加者6名は自衛隊の門をくぐりました。


ソラママさんが一番乗りで到着した時、

「ボランティアできました。」とおっしゃった際、

「マッサージの方ですね。どうぞ」とすんなり通されたとか。


あとで、体育館の職員さんにうかがうと、突然来て、すんなり入れることはないとのことでした。

不思議なこともあるんだねぇ。。。

動いていくと、不思議と門は開けられるんですねぇ・・・なんて

話していました。


夕方になって帰宅してから、そういえば1週間前に市役所の市民課の担当の方に、海上自衛隊の避難所に直接行ってみますと、お話してあったことを思い出しました。

でも、担当の方は、それを先方に伝えます、とはおっしゃっていませんでしたが・・・??


とにかく、すんなり入れたことがとてもよかったですよね。
ここで、せっかく集まったのに、入場許可がもらえなかったら、挫折したかもしれませんから。
(いや、別の方法を考えるかもしれませんね・・・)


体育館の中には、20名ほどの被災者の方々がおられました。

広い体育館に、数箇所に島ができています。

家族、親戚などの単位で、固まって過ごしているようでした。


はじめ、マッサージの技術を教えてくださった癒美庵さんと、

みんなで技術の確認をしました。

お互いの手を温めあった後、眠っている方、本を読む方、

おしゃべりをしている方、お子さんと遊ぶ方々のところへ行き、

マッサージを薦めてみました。


私は、3名の方のハンドマッサージをさせていただき、

いろいろと被災したこと、地震当日のことを聞かせていただきました。


ゆっくりと話す、その瞬間のこと、

そして、その後避難されてきたこと、

最初行った避難所が満員で、こちらに移されたこと、

家が全壊して、住むところを探していること、

なんにもなくなってしまったことなど・・・


皆さんの思いを、聞かせていただきました。

そして、口々に、早く元のような生活に戻りたい。と。。。


昭和初期生まれの方は、生まれてこのかた、

避難所で生活することなんて初めてのことだと、嘆いていました。


皆さんの思いを、受け止めつつ、

私は凛として、お話を聞かせていただきましたこと、

そして、マッサージで手に触れさせていただけたことに、

とても感謝をしました。


手には、片付けの際にできたのか、切り傷のある方が多いようでした。


みなさん、頑張って生きています。

そして、こんな悲惨な状態の中でも、

ご自分を見失わず、現状に我慢をして、耐えていらっしゃることを、

手を通じて感じました。


みなさんの本質は失われることなく、輝いていました。


来週から、毎週活動することになりました。

続けていくことで、もっと皆さんのお心が解放され、

癒しが起こってくれたら。。。と思います。


受け入れてくださった、自衛隊の方々、市の職員の方々、

そして、マッサージを受けてくださった皆様、

感謝しています。 

ありがとうございます。

また、お会いするのを楽しみにしています。

広告