出会い と 別れ

小学校のPTA役員で集まって、いろんなお話をします。

今後のこと、現在の改善点、問題点、

世間話、他愛のない話、思い出話・・・


ふと、一番最初の出会いを思い出します。

5年半前、小学校の児童玄関前に、わが子を迎えに行っていた時。

下の子が、まだとぼとぼ歩く2歳の頃。

担任の先生にお声をかけていただいたことが、

PTAに関わるきっかけになったこと。


転勤して1ヶ月も経たないような頃でした。

八戸の右も左も分からず、一歩通行の多い道路事情に戸惑いと

腹立ちとを覚え始めた頃でした。

どんな街なのか、どんな人がいるのか、

不安な毎日を過ごしている頃でした。

もちろん、知人も友人もいるわけもありませんでした。

どうしたらいいのかわからず、幼子を連れて、

児童館へ遊びに行かせていただき、

そこでN館長先生に愚痴愚痴したり、子育て支援について、

もっとこうしたらいいのに、こうした場所がほしい、など

要望を厚く語っていた頃でした。

N館長先生も、ここを使って育児サークル始めてもいいのよ、と

言ってくれたり、コーヒーを出してお話をじっくりと聴いてくれたり、

何かと心をかけていただいた頃でした。


いろんな出会いが、今、繋がっています。

PTAに入ったことで、友人ができ、仲間ができ、

地域で顔見知りができ、とても助かってきたなぁ・・・。と

再確認しました。


いろんな思い出話をしながら、

このPTAの方々とのお付き合いも、5年半になるんだ。

もっと、一緒にいるような気がするけれど、

たったの5年半なんだ、、、という思いと

3月で卒業となると、一緒にお仕事しなくなるんだという、

寂しい気持ちとがこみ上げてきました。


もう少しで、お別れなんだなぁ・・・と。

子どもたちは同じ中学校に通うと思うので、まったくご縁がなくなるわけでないけれど、

ここ小学校での仕事は、このメンバーではできなくなる。

大事にしたいなぁ・・・と思いました。


いろんな人がいて、

いろんな考えがあって、

それを大きな一つにまとめたり、

方向性を定めたりすることは、

困難そうで、とても建設的で楽しい作業です。

仲間の結束が、固くなり、よい方向へと向かう作業、

これが好きです。

こんな考えがあるんだ、と発見して、

また前に進むことが好きです。


逆に、人の足元を見たり、できないところに注目して歩を停めたり、

思考をよくない方向へ逆転させることは、苦手です。

できることなら、貴重な意見や疑問を、よい方向へ導き、団体として

その方向へ向いた、もしくは結論が出たのなら、

その問題はいったん忘れて、前向きに進んでいきたいと思います。


課題はたくさんあります。

私自身の人間性にも、課題ばかり。

皆さんに支えていただきながら、

皆さんに問題を見せていただきながら、

一緒に超えていきたいなぁ。と思った夜でした。


出会いがあれば、別れがあります。

体の別れはあっても、

心の別れはないことを、望んでやみません。

できることなら、そうなりたくはないから。