ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

ハグ はぐ Hug

2011年10月29日 | これも自分あれも自分
被災地産品の買取に、ソラさんでMiki先生と待ち合わせました。

自らも被災しているのに、

被災地の方々に出向いて、手作りのものを購入し集めてくださっている、

石巻のA子さんとも、今回お会いすることができました。


初めてお会いしたのかと思いきや、

震災前の昨年の11月に、企画した「親と子の癒しのセミナー&抱っこセラピー講座」に、

わざわざ遠くから参加してくださった方と同一人物でした。


ああ、一度お会いしていますね!

あの時は、遠くから2歳になるかならないくらいの子を連れてきて、

講座の会場近くの託児所をご紹介して、午前のセミナーの時には、

そちらに預けてご参加くださった方です。


なんだか、ご縁を感じました。


被災地の方々、集会所での製作現場に行って、

買い付けてくださるA子さんと Miki先生には、

ほんとうに頭が下がります。


大きなNPO団体や、ボランティア団体などが、同じように

被災地のものを販売して、支援している中、

私たち個人が、くるくると動きながら販売をすることに、

異議をおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。

他の大きなとこでやってるんだから、わざわざ個人でやらなくても。。。と

現に言われた私は、そうですねぇ。としか答えられませんでしたが、

でも、

このように、現地の人たちと交流しながら、

なんとか支援していきたい、応援したいという人の気持ちを

少人数でも汲み取ることができるのなら、

それでいいのではないだろうか?と思うのです。

自己満足の世界かもしれませんが、

私はそれでいいと思っています。



手から手へ

少人数から少人数へ

手と手を取り合って

生きていくんです わたしたち


2歳半の子を連れての、長旅でした。

A子さんが、なんだかとてもエネルギーが不足しているように

勝手に感じたので、

別れ際に思わず、ハグしました。


「ありがとう。ありがとう。ありがとう」

ありがとうの言葉が、3回出てきました。

「自分だって、辛いのに、

こうやって集めてくれて、ありがとう。」


A子さんから、

「末永く、よろしくお願いします<(_ _)>」と

お辞儀をされました。


ばいばーい!と手を振って、お別れしました。

車の中には、被災地から届いたばかりの手作りの品々も一緒です。


そうしたら、

とめどなく涙が溢れてきて、

どんどん流れてきて、

視界が結露状態。


ありがとうという気持ちと、

溢れてくる愛 愛 愛・・・

どうしようもない、愛のエネルギーが

体中に充満して

車の中じゅう、充満して、

ものすごく熱くなった体を鎮め様としながら運転していました。


A子さんをハグした余韻も残り、

その余韻は、そのままずっと、夜中まで続きました。

何をするにも、何を話すのも、何を食べるのも、

なんて幸せなことだなんだろう・・・と

思わずにいられませんでした。


私はすんごく幸せだと思ったら、

涙がとめどなく、また溢れてきてしまいました。


あああ、明日の朝、目がはれぼったいに違いない。。。


泣き上戸になったわけではないと思います。


これからも、

被災地の方が、もう支援はいいです、大丈夫です、と

おっしゃる時まで、

一緒に歩いていこうと、思っています。


吹上公民館まつりでの、被災地産品の販売ブースを

設けていただいて、ありがとうございました。

おかげさまで、また、多くの方々に知っていただく

よい時間となりました。


購入してくださった方々、立ち寄って、立ち止まってくださった方々、

公民館のスタッフの方々、

感謝いたします。


明日は、三沢の興雲寺さんでの

「興雲寺まつり」で午後から、販売させていただきます。

どうぞよろしくお願いします!







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