ゆずりは ~子想~

幼い葉が成長するのを待って、古い葉が譲って落ちることから名付けられた「ゆずり葉の樹」。語りつがれる想いとは・・・

チャーリーとチョコレート工場

2005年11月23日 | 観劇・読書・感想記
今日は水曜日。
朝目覚めて、すぐに「映画が観たい!」と思ってしまった私。
パソコンを開き、今なら何が観られるのかをチェックした。
「チャーリーとチョコレート工場」ティム・バートン監督!これしかないでしょう!
と思い、サーヤに提案。
サーヤもすかざず、他の作品をチェックしたが、私と同意見。よし、決まり!

「パパー、今日映画観に行くねー!いい?」
サーヤと私のるんるんな声が、朝食前の居間にこだまする。
パパも、疲れたような顔つきで、だけど優しいいつものパパで、
「ああ、いいよ。」
やっさしいぃ~!そう、だから私はこの人といるのだ。一緒に。

今日、夢を見たのだ。夫の!びつくり!!!
今月は、お抱え運転手生活で、なんだか不満が溜まる一方の私だった。夫のことが嫌だ月間になりそうな感じだった。なのに、夫が夢に出てきて、私もなんだか優しく接しているではないか!!!驚き!!!自分の心の中の真実は、もしかしてこれ?と思った朝だった。そんな夢のことなど知りもしない夫だのに、夫も今朝はなんだか柔らかい感じがする。昨日は、「いい夫婦の日」だったからか?

そして、いざ防府のマイカルへ!
今日は水曜日。レディースデーだから、1000円と安い!もう、なんてラッキーな休日なのでしょう!
ティム・バートンといえば、「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」とか桃の出てくる映画、なんだったっけ?ああ、そうそう「ジャイアント・ピーチ」とかの監督さん。私は結構、あんな感じの、やっぱりどことなくシュールで、暗いんだか不気味なんだか可愛いんだかわかんないような映画や絵が好きで、観てました。
主演の「ジョニーデップ」も、私は「シザーハンズ」が好きだったなぁ、一番。
この映画「チャーリーと・・・」は、その「シザーハンズ」を彷彿とさせるようなジョニーデップのメイクといい、映画のトーンといい、完璧に私の心を捉えるだろう!と踏んで出かけました。

面白かった!いやぁ、どこが?って思う人が何万人もいるかもしれないけれど、あの訳の分からなさがいい!壊れた感じが好き!サーヤも、字幕での鑑賞であったにもかかわらず、面白かったと言ってくれて、母も一安心さ。

ジョニーデップって、綺麗だねぇ。思わずチューしたくなるような、いや彼は私なんかにチューされたくもないし、絶対に近寄ってもほしくないだろうけどさ、でも、ホント、隣にいたらきっとホッペにチューしてしまいたくなるほど、綺麗だった。海賊の役とかじゃなくて、お化粧の役がはまっているんじゃないかなぁ~?ステキ!

約2年ぶりの映画館。やっぱり、映画館で観る映画はいいですわ。
DVDやビデオよりも、役者さんの表情や声色が、効果的に視覚と聴覚に響きます。
また、行きたい!
次は、ハリーポッターか?

シュールな11月

2005年11月22日 | これも自分あれも自分
夫のおかかえ運転手生活も あと少しとなった今日
秋色に輝く町並みを走りながら
行過ぎる景色に目をやる

教会への坂を上る旅行者の曲がった背中
ハンドルを間違えて自転車から落ちそうになるおばあさん
それを心配して手を差し伸べる夫らしきおじいさん
おじいさんの手をもろともせず たったと姿勢を整え走ろうとするおばあさん
(うちの老後?と、錯覚した。)
先日買いに行ったケーキ屋さん
ショーケースに並べられたケーキは かつての豪華さがなく 数も少なくなっていた
脇の棚に所狭しと並べられていた焼き菓子は ひとつもなかった
売れたのではなく 明らかに作っていないのだった
以前いたパートの人はおらず ケーキを作るご主人が一人 カウンター越しに立っていた
その風貌は 以前の難しい職人顔ではなく
無精ひげの 目の血走った 余裕のない顔つきだった
そんなことのあったケーキ屋の横を通った時には 心の中でいろんなお話を想像する
ーきっと離婚でもしたんだ 店内に飾られた子どもの写真がなんだかむなしく感じたし
 今年のサーヤのバースデーケーキを頼んだ時 取りに行った時に出てきたのは
 ご主人でもパートの人でもなく ご主人の父親らしき老父で 無精ひげの薄汚れた感じ の人だったし 商売がうまくいかないのが先か 夫婦仲がうまくいかないのが先かはわ からないが とにかく離婚したんじゃないか?だからあんな覇気のない もう楽しくな んかない!って感じになってしまったんじゃないか・・・なんて 大層迷惑な話を作っ てみる・・・-
ほんと 余計なお世話だけどね

そんなことに気を取られていると
いつもの曲がり角では 若い女性が 会社の裏口の外で歯磨きをしながら 足元に流れる川を眺めていた
交差点ですれ違う対向車の中では 大きな口を開けて歌っている男性が見えた

今日はなにもかもが シュールに見えた
シュールな11月 シュールな街山口 
道を彩る 赤 黄 こげ茶の色たちが シュールに見せているのかもしれない
いい感じ

シュールといえば 私の実家のある函館も
かなりシュールな街並みで
シュール好きな私の心をつないで離しません


コンクリート大国 山口

2005年11月21日 | 愛ある辛口
コンクリートばっかしやなぁ・・・。
山口の街を車で走っていたり、散歩したりすると、本当にそう思う。
今日も、そう考える場面に遭遇した。

バイパスの小郡あたりで、中央分離帯の植木たちが、コンクリートに囲まれる工事が行われていたのだ。まぁ、まさかここまでっ!と思って、苦笑してしまった。

「山口は舗装道路が、全国で第3位です!どうです、すごいでしょう!!」というコマーシャルが、ケーブルテレビで流れていたこともある。県のCMだった。農道も、家々を結ぶ狭い道路も、人しか歩けないような小路まで、どこもかしこもコンクリートで覆われている。こんなんで、スギ花粉が今年は多いとかなんとか言って騒いでいるんだから、どうしようもない。コンクリートをはがしてさ、地面を見せてあげたらさ、きっと地面が花粉を吸い込んで、空中にむやみやたらと舞うことは、少しは防げるんではないのかぁ。違うのかなぁ。いや、ちゃちな知識だけで物事を批判するものでないよね。うんうん。でもなぁ、しっくりいかないんだよねぇ。

中央分離帯に植えた植木には、雑草がはびこり、年に何度もその雑草を刈らなければならない。その人件費や時間の浪費は、計り知れずに何年も続く大出費なのだろう。だから、仕方が無いから、植木の周囲に円筒を置いて、その円筒の外側すべてをコンクリートで覆ってしまうという対処は、やむをえない処置だったのだろう。だって、1度埋めてしまえば、雑草がはびこることはなく、少し出てきた草だけを取り除くか、そのままにしておくかで済むのだから。でも、植木の周りのまん丸は、とっても不自然な感じがして、どことなく気持ちの悪さを感じてしまった。

そのうち、杉の花粉防止対策として、山ごとコンクリートで覆ってたりして???ま、それはないか。土砂災害のほうが心配だもんね。でも、そんな「臭いものにはふたをしろ」対策が、県政・市制を映し出しているようで、なんだか、大丈夫か?と心配になったりしてみたのだ。
長州力、いや今なら長州小力かな?長州小力ならぬ、長州誤力にならぬように、お願いしますよ。

ハッピーバースデー 青木和雄・吉富多美

2005年11月20日 | 子ども
青木和雄・吉富多美著の「ハッピーバースデー」を完読した。
サーヤとエリーを寝かしつけてから読んだらいいのだろうけど、なかなかそうはいかずに、いつも一緒に眠ってしまう。そんな中、今日の昼過ぎのこと。二人とも昼寝をしていたことを理由に、おもむろに
「ちょっと出かけてくる・・。」
そう言い残し、私は家を出た。
もちろん、サーヤもエリーも置いて。夫に暗黙の子守を押し付けて。

どこへ向かったかというと、家の近くにあるケーキ屋さん。カフェも併設しているそのお店には、家の近くにありながらあまり行かない。子どもを連れて行ってもとても愛想のいいお店ではあるが、なかなか、ね。
今日は、初めて一人で入った。そして、コーヒーを注文し、読みふけった。
もちろん、日曜日の昼下がりには人が多く、席を待つ人が何人か現れたり、店を出る人も何人かいたりしながら、コンスタントに出入りしている中、私は2杯目のコーヒーを注文して居座った。2時間も!!

そして、完読したのだ。あんな明るくて人の多いところで読むんじゃなかった・・、と少しばかり後悔したが、かえってその方が感情を出し切らずに良かったのかもしれない。涙なくしては読めなかった。自分の子育てと自分の生い立ちとを重ね合わせながら、“あすか”という小学生の主人公の気持ちや関わる人たちの気持ちを汲み取る内に、大人になっての読書はいいものだなぁと、しみじみ思った。深く深く、行間や心の裏や言葉の意味を考えられるようになるからだ。

本の中で、衝撃的な言葉がいくつか登場する。
母親から虐待を受けていたあすかが、そのつらさを克服し強く生まれ変わった後に、またアイロンを押し付けられた時に発する言葉。
「ママだと思うから甘えたくなるんだよね。どんなに傷ついても、愛してほしいって思うんだよね。」中略「もうママとは呼びません。今日から静代さん(母の名前)と名前で呼ぶことにします。わたしを自分の一部のようにはもう思わないで下さい。」
それから、感動する言葉もいくつも登場する。
「空はね、元気をくれるんだってじいちゃんが言っていたよ。だからね、心が空っぽになったと思ったら、空を見上げて何度も深呼吸しなさいって。」
「人は変わるために学ぶんだよね。」

心に深く留まる一冊になった。
この児童書版を、サーヤはすでに読みきっていた。(読めない漢字については、感で読んでいたらしいので、本当の意味はわからなかっただろうけど。)泣きながら読んでいた。読後感想は、聞いていない。彼女の心の中にも、きっと残る一冊になっているに違いないと思っている。子どもも、大人も、そして1度読んだことのある人もぜひもう一度、読んでみてください。深いです。

弟の誕生日

2005年11月19日 | これも自分あれも自分
福岡にいる弟の誕生日が、もう少し。
30年。
その弟は、昨年某ダイ○ーホークス球団から脱サラして起業した。
相当凄腕の営業力だったと聞いた。だから、大丈夫。心配もあるけど、やれるヤツだと自負してる。
心から応援している。

HPの日記が、筆不精な感じで、素直な感じで、ぶっきらぼうな感じで、あったかい感じで好きだ。(ブックマーク参照)

ヤツが30ということは
今の母が私の家に嫁いで 29年ということになるのかな?
とにかく、おめでとう。
生んでくれた母にも、感謝を・・・。

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