今日の名フィル、コバケンスペシャル。
(ケンコバじゃないよ)
テーマは、ロシアンフェスティバル。
ロシアンといっても、チャイコフスキー3曲、つまり、チャイコフスキーナイトでした。
弦楽セレナードハ長調作品48、
ロココ風の主題による変奏曲 作品33と、幻想序曲『ロメオとジュリエット』。
コバケンさん、特に弦楽セレナードには思い入れがあるようで、
この曲の前には、各楽章の何小節かの演奏とともにその主題の意味を、
熱い感じで、でもとても謙虚に解説されていました。
この、梅雨のジメジメしたタイミングで、チャイコフスキー?
しかも、弦楽セレナード!?
と、始まるまではちょっとたじたじでしたが、
いざ梅雨の真っ只中に聞いてみると、秋に聞くのとはまた違った味わいがありました。
ヴィオラもいいけど、バイオリンもいいよね、って思わせてくれる1曲。
では、第1楽章をどうぞ。
Tchaikovsky, Serenade for Strings, Pezzo in forma di sonatina: Andante non troppo; Allegro moderato
CMの影響からか、悲劇的なイメージを連想される方も多いかもしれませんが、
曲が後半に近づくにつれ、救いの主題がぞくぞくと出現します。
ここで、私の大好きな第2楽章をどうぞ。
Ormandy Conducts Tchaikovsky Serenade for Strings in C major, Op. 48 - Part 2/4
美しいですよね。
今日のコンサートは、弦楽セレナードに集約されてるといっても過言ではないかも。
コバケンさんは、熱くて腰の低い方ですね。
すばらしいコンサートでした。
コバケン・スペシャルVol.19「ロシアン・フェスティヴァル1」
小林研一郎(指揮)
遠藤真理(チェロ)*
愛知県芸術劇場コンサートホール
チャイコフスキー:交響曲第5番&弦楽セレナード
/カラヤン指揮ウィーンフィル