普段、指南本はあまり読まないのですが、
イノッチと有働アナを崇め、
今やあさイチ教の信者と言ってもいい母が、
番組で紹介されているのを見て読んだ、
というので、
借りて読んでみました。
内容は、一語一句シスターらしい愛情あふれるお言葉で
心洗われるものでそれなりに読み応えがあるのですが、
文中で引用されていた、
坂村真氏の「冬がきたら」という詩が、
季節柄なのか、特に心に沁みたので控えておこうかと。
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冬がきたら
冬のことだけ思おう
冬を遠ざけようとしたりしないで
むしろすすんで
冬のたましいにふれ
冬のいのちにふれよう
冬がきたら
冬だけが持つ
深さときびしさと
静けさを知ろう・・・
*****
この詩への自分の感想は、
著者の意図(冬を人生と読み替えて理解するというような)とはちょっと違い、
苦手な「冬」をこんな感じで乗り切りたい、
というまさしく詞の言葉通りの思いで、
全部、毎年冬が来るたびに感じることなんだけど、
今回この詩の言葉は、なぜか心を打ち、心に残ったなぁ。
こんな言葉がわかるお年頃になったということかな。
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渡辺和子 | |
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