KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

いきているんだもの

2011-04-01 | KOFUKU日記


 ぐ ち        


ぐちをこぼしたっていいがな

弱音を吐いたっていいがな

人間だもの


たまには涙をみせたっていいがな

生きているんだもの


途中にいるかぎり中ぶらりん

底まで落ちて足が地につけば

本当に落ち着く



うちのニューフェイス、ピピちゃんは先天性の疾患を
ちいさな身体いっぱいに抱っこして生まれてきた天使ちゃんです
でも元気いっぱいに毎日を生きています

本当に人の人生というものは解りません
人だけでなく、全てのものの日々がそうでしょう

生きているものたちは生をこなしていかねばなりません
それが楽しい人もいれば、哀しいひともいます

でもそれでいい そうおもう

誰の歩みでもなく 自分の歩みで
誰に言われるでもなく 自分で感じて
歩いていけばよい 

わたしはそう思っています


我が家のチビさん達が一緒に暮らすようになって一カ月半がすぎました
まだまだ、仲良しさんにはなれないけれど
今では居なくてはならない存在になりました
意識していないけどかけがえのない相手になっています

生きて行くと言うことは
よいことも わるいこともあるけれど
きっと何か意味があるのでしょう

でなければ わたしが あの人が 生きているわけがない
でなければ あのひとに わたしに 死が訪れるわけがない

なにもかもが いつか かけがえのない存在とわかるのでしょう

そんな風に世の中と生きていければ善いと思っています


《最近のピーちゃんとピピちゃん》



《一緒の椅子に寝られるようになりました》




《ピーちゃんは置きぬけのピピちゃんに必ずキスしてあげます》




《ぽんぽんもなめてあげますよ
早く、くっついて寝られるようになると良いね》




つまずいたおかげで


つまずいたり ころんだりしたおかげで

物事を深く考えるようになりました



あやまちや失敬をくりかえしたおかげで

少しずつだが 人のやることを 暖かい眼で

見られるようになりました



何回も追いつめられたおかげで

人間としての自分の弱さとだらしなさを

いやというほど知りました



だまされたり 裏切られたりしたおかげです

馬鹿正直で親切な人間の暖かさを知りました



そして・・・・・・・


身近な人の死に逢うたびに

人のいのちのはかなさと

いま ここに生きていることの尊さを

骨身しみて味わいました



人のいのちの尊さを

骨身にしみて 味わったおかげで

人のいのちを ほんとうに大切にする

ほんものの人間に裸で逢うことができました



一人の ほんものの人間に

めぐり逢えたおかげで

それが縁となり次々にたくさんのよい人たちに

めぐり逢うことができました

                      
あいだみつを