KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

いってらっしゃい

2011-04-29 | 相方さん(米澤観児氏について)
今日からゴールデンウィークが始まりました。
この平和で豊かな日本でゴールデンウィークが話題にならないのは
自分が物ごころついてから初めての様な気がします。

自粛が続く中、震災から四十九日も過ぎて、
気持ちも新たに歩みはじめられた方も多いかもしれません。
そして今日はイギリスではロイヤルウェディング。
新たな幸せ、新しい日々が始まります。

昨日、私も引っ越し先が決まりました。
そして、相方さんと私をこれまで支えてくれた宝物たちが新しい道を歩み始めています。
先日は劇場を支えてくれた音響が、そして今日は照明たちが
新しいエンターテイメントの場へと旅立ちました。

そして今日、相方さんの愛車であり、私たちのかけがえのない家族だった
「ベロ号」も新しい人生に向かって旅立ちました。



いつまでもいつまでも目に入るところに置いておきたい気持ちもあって
最後の最後の最後まで、親しい方のところにお預けしたいと思いましたが
いろいろな事情もあり、新しい人生に送りだすことになりました。

今日はその旅立ちの日でした。
お昼、陽の一番明るい時にピーちゃん、ピピちゃんを連れてベロ君と一緒に遊びました。


 
 

運転席に助手席、後部座席、全部のって子どもたちは大暴れ。
本当に嬉しそうに笑って遊んでいました。
小一時間ほど遊んで、写真もいっぱい撮って、
最後に助手席に座り、ちびたちを抱いて
ベロ君と相方さんとおしゃべりをしました。
心からありがとうを伝えました。


夕方、業者の方が車を取りに来てくださいました。
「ご主人様の大事な形見ですから」と丁寧に作業してくれました。

ベロ君はまだ車検が残っているので、綺麗にしてメンテナンスしたら
東北の被災者の方に優先的に譲られていくそうです。
善かった、善かった。本当に善かった。
最後の日が来るまで、私たちの幸せな思い出を載せて、
これからもたくさんの人を幸せにしてほしいです。

これまで相方さんを、私たちを幸せにしてくれて本当にありがとう。
これからも頑張れ、ベロ君!



行ってらっしゃい!